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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

12日「牧瀬茜の泪橋劇場」なのだ...南千住と

2021年11月28日 | 詠む
また、いくよん。
12月12日 泪橋ホール「牧瀬茜の泪橋劇場 第六夜」
ゲスト ドン・ティーチャー
16時半開場 17時はじまり
木戸銭
年金・福祉の受給者、福祉従事者、車椅子のお客様と付き添いの方500 円
その他の方1000円 (皆さま +ワンオーダーでお願いします)
 
住所 東京都台東区日本堤2-28-10
日比谷線、TX「南千住」から徒歩 5 分 日比谷線「三ノ輪」から徒歩 10 分
要ご予約 makiseakane@gmail.com または泪橋ホール迄。

 

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「ナリ検」は次席検事の挑戦さ市川寛...日本評論

2021年11月23日 | 詠む

「ナリ検  ある次席検事の挑戦」 市川寛 日本評論社

おー、おおお帯に木谷さん推薦文がついてる。

多くの無罪判決を下し“伝説の刑事裁判官”として知られる元東京高裁裁判長の木谷明氏は「経験者でなければ絶対に描けない世界」と。激褒じゃん。

このまえの本は「検事失格」だった。今度は「ナリ検」? なにそれ?? 著者の造語???なのだった。

微妙な冤罪、無罪判決に対して「控訴審議」。

検事正、次席、三席、四席。パズルを解いていくような面白さがある。

主人公次席検事の強敵が、三席の女。BMWをぶっ飛ばす(微笑)。

 

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補聴器の電池つかえぬ拘置所じゃ 接見しても意思疎通難

2021年11月22日 | 詠む

なによ、補聴器あっても電池が無ければ意味ないじゃん。いじわる拘置所。

政治犯て、ほとんど接見禁止。せっかく山本志都弁護士が接見に行ったのに、意思疎通できないじゃないか。ぷんぷん。

黒ちゃん、4人も弁護士がついてるんだ。人気ものだなあ。

ああでも、それって金がいるってことでもある。ーーーー 以下 転載

【11/26武蔵野五輪弾圧裁判・第1回公判】
日時:11月26日(金)東京地裁立川支部101法廷(大法廷)午後3時半開廷
※傍聴を!午後2時までに東京地裁立川支部前に集合してください

●当該黒岩さん・弁護団の冒頭意見陳述があります!大力作です!
●大法廷です!傍聴席を埋める結集を!

【公判支援カンパを!】
★逮捕からこれまで200万円に迫るカンパを頂いています!ありがとうございます!
4人の弁護団の奮闘に、意見書などの充実のために、長引く本人の入獄中の生活資金援助の
ために、今後ともカンパをぜひお願いします。

【公判支援カンパ振込先】→郵便振替00150-8-66752(口座名:三多摩労働者法律センター)
※「7・16弾圧救援カンパ」と通信欄に必ず明記ください。

【武蔵野五輪弾圧救援会】
〒185-0021東京都国分寺市南町2-6-7丸山会館2F5号 三多摩労法センター気付
(メール)noolympicgames@gmail.com  (ブログ)https://kyuenmusasino.hatenablog.com/

 

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林眞須美さんなど様々に 恒例の「死刑囚の表現展」

2021年11月21日 | 

救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより

林眞須美さんなど様々に   恒例の「死刑囚の表現展」

いつもは休日に行ってた死刑囚絵画展。相模原やまゆり園のひとの作品が報道されたせいか、めっぽう混むようになってきてる。今回は一日休みを取って金曜日に見参。

なにしろ心妹の林眞須美死刑囚は、娘孫ら三人死亡。この数年は支援通信にも言葉がない。再審請求も取下げたというなかで、ひさびさに出品なのだ。

独特の赤と白と黒の色使い「日本国」、青がアクセントの「青空」、そして「窓」、「ロープと足音」の四作品。

展示はなかったけど短信と句。文字部分に関しては、フォーラムニュースに載ってるので転載してしまおう。

    ★   ★

「友 ショウちゃんへ」

令和三年七月二二日 大阪拘置所 林眞須美 還暦日 大暑にて

何となくお互いどこか変わり者であり、気が合い母とも、妻へにも、施設の我が子どもともお互いやりとりもした。大道寺幸子基金に応募するように強く私からショウちゃんなら賞は必ずとれるからと勧めた。

確定前には「死刑と人権」にも投稿を勧めた。句三昧の日々を送るしかないぞ!本でも出したるぞ!といきごんでいた。私からは「長生きをするように」と記した。私の確定前には、シスターより、私の大好きな花の本を届けてくれた。大道寺幸子基金にて、繋がりを感じてすごしてきた。

最後は病状より日々がつらいのか自らもう死を望んでいるようでもあった。最後にスペイン語で、世界に一人わかる私にと、お元気で!!と言って届けてもらえた。刑死より病死であってほしかった友ショウちゃんへ 念願だった本出版に、

庄ちゃんよかったね、おめでとう
   ★    ★
 そうか、熱い交流があったんだね。短歌の筆名の響野湾子さんて、最初は女のひとだと思ってた。その後は、どうやら男らしいと知り「今日のワンコ」と名乗る位だから犬好きなのかなあと想像してた。

世界で一人わかる眞須美さんか。

参考文献

「極限芸術「死刑囚は描く」櫛野展正:編 クシノテラス:刊 
 作品と事件の説明が簡潔に記載してある。最初の頁に風間博子さん、事件ファイルの一番に林眞須美さん、冤罪シスターズ。巻末の椹木野衣の論考が秀逸。

「深海魚 響野湾子短歌集」池田浩士:編 インパクト出版会:刊 
 何度も出品していたのは庄子幸一さんとは知っていたけど、強姦殺人強姦強盗を繰り返した末の死刑囚と知り激しく動揺した。

Comments (2)
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「代理母はじめました」と16歳   近未来だわ垣谷美雨と

2021年11月20日 | 詠む

「代理母はじめました」    垣谷美雨    中央公論新社

近未来、2040年かあ。富士山が噴火し、金持ちは地方に逃げてゴーストタウン東京。貧困のなか、16歳のユキは義父に騙されて代理母となる。

そう、20年後は格差社会の極み、病院で主人公ユキは「絶対にのし上がってやる」と決意。それが冒頭の一行。ううう、だけど心意気だけではうまくいかないんだよねえ。

なのに小説では、とんとん拍子にうまく行く。騙されてやるんじゃなくて、主体的に代理母を選択するシステムを構築する。そのかん、いろんな女が悩みながらも助け合っていく。それもワールドワイドヴァージョン。最後が安直なんだけど、こういうエンターテイメントがあってもいいのかな。

ちなみに作者は、現在上映中の絶対に見ない「老後の資金がありません」の原作者。表紙絵ださすぎで、図書館経由でなければ読まなかった本。

 

 

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デフ・ヴォイス「わたしのいないテーブルで」 4冊目だよ丸山正樹

2021年11月18日 | 詠む

「わたしのいないテーブルで」 丸山正樹 東京創元社

ろう者との通訳士シリーズ、4冊め。何森スピンオフも含めて、最高の出来。うれしい。

でもでも、コロナ禍の二〇二〇年の春からなので辛いねえ。今回は元が新聞連載小説なので時系列で進む。ううう。弱者は、そして女は、厳しい状況に追い込まれていく。

(とはいえ通訳士の一家は、ひとつひとつ具体的に難関を乗り越えようとする。そこが光明なの。)

ところで職を失い実家に戻るしかなくなった、ろう者の彼女。母親を包丁で刺してしまう。

黙秘する、弁護士にも。閉じたこころ。

ディナーテーブル症候群って、なんだ? 知ってみたら症候群というより、疎外されて当然に起こる反応じゃないか。病気みたいに名付けるなよ。いわゆる健常者思考が、どれだけ傲慢なんだと憤慨した。ともあれ、それを見つけてくれた人びとに拍手。家族の裏側が見えてしまったわんわん、ありがとう。

感謝で言えば、ろう者の高校生の蹶起にも。

 

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「ママたちの下剋上」かあ凄まじい受験小説...深沢潮

2021年11月16日 | 詠む

「ママたちの下剋上」 深沢潮 小学館

お受験殺人があったのは20年以上も前だったか。少子高齢化ゆえ、もっと進んでるんだ。

恐怖と戦慄のママカースト、知らなかった世界だ。

一流企業で広報をしていた香織は、妊活のために会社を退社する。そんなおり、母校「聖アンジェラ学園初等部」の受験者を増やすべく広報を引き受けて欲しいと大好きな校長から頼まれた。

定員割れしてる私立学校。宣伝のチラシを受験塾に持っていったり、母親同士の会話、秘められた葛藤。矛盾。

著者自身が「お受験」経験者らしく、なまなましい小説。

本題と関係ないけど、素敵な香織の夫がマザコン。さらに鬼姑に腹が立つ。なんでそんな奴と結婚してるんだ。

結婚しなくてよかったと、しみじみ思った。

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東金屋ハムゼリー寄せ「ジャンボン・ペルシエ」なりは...ベルク土産と

2021年11月15日 | 詠む

ベルク普及協会埼玉支部行動、お友達のとこへ「運び屋」してみた。

ジャンボン・ペルシエはフランス・ブルゴーニュ地方の定番の前菜。

ジャンボンとはフランス語でハム、ペルシエとはパセリ。

ハムと説明されてるけど、ピスタチオビアシンケン。塩漬けした豚赤身とピスタチオが入ったスライスソーセージなんだって。あ、マイスター東金屋はドイツ料理の専門工房。だから、シンケンはドイツ語? ハム??

オリーブオイルとビネガーベースのソースにパセリを加えたゼリー寄せ。

やたら凝ってるよねえ、初めて食べた。写真をみて改めて、へええと思った。

200グラム、890円なり。

そして、大好きなポークアスピック&パン 500円+税 2組にしてみた。

若鶏のテリーヌ 648円なり。

締めて、2689円。3人分のオードブルとしては贅沢きわまるものであった。

 

 

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「ハンサラン愛する人びと」さまざまに 在日もよう深沢潮

2021年11月14日 | 詠む

「ハンサラン愛する人びと」  深沢潮 新潮社

見合い業の婆さん。占い商売のひと。いろんな在日の女たち模様。

著者の本は3冊めだが、これも堪能した。朝鮮ものは2冊に1冊は挫折するので、これは異常。いま4冊目に突入ちゅう。

昔のキーセン観光を彷彿とさせる、日本女の「上から目線」の言葉に...どきり。

最後のブルー・ライト・ヨコハマは、老人と若者を結ぶとこが嬉しい展開。

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「オオカミ県」おおきな神の末裔か  多和田葉子と溝上幾久子

2021年11月12日 | 詠む

「オオカミ県」 多和田葉子(文)溝上幾久子(絵) 論創社

狼研究家としては、気になる絵本。

ふーむ。おとなの絵本だ。いや、ふりがながついてるから子どもも読めるか。

東北の狼、都会の兎、ほかにも動物がでてくる暗喩。バナナ爆弾工場って、あれかなあ。

銅版画なのかな。絵が、これまた独特奇妙不思議世界。

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拷問のグアンタナモは黒塗りさ 「モーリタニアン」青年映画

2021年11月10日 | 詠む

「モーリタニアン 黒塗りの記録」

実在のことなのだ。キューバの無法地帯、「グアンタナモ」米軍基地。

題名は、捕まった青年タハール・ラヒムモーリタニア出身。アラビア語、旧宗主国のフランス語、留学した先のドイツ語、拘束されて使った第四言語は英語。インテリ青年なんだ。

獄友の名前は、マルセイユ。出身地名で呼びあってたんだ。

格闘する弁護士ジョディ・フォスター、かっこいい。映画の最後に本人がでてくる。

かたや軍隊の検事ベネディクト・カンバーバッチは青年を死刑にしようとする、やな奴。でも拷問記録を見たあとで「合衆国憲法に背けない」と上司に宣言。よい奴なんだ。なんと!製作やってたら自ら出演する気になったんだって(微笑)。

(日本以外で)ベストセラーになった原作においても、黒塗りが多数。

 

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母性とは「乳房のくにで」こんなにも 搾取されるよ深沢潮

2021年11月09日 | 詠む

「乳房のくにで」 深沢潮  双葉社

貧困、母乳を売って生きるしかない福美。

裕福、豊かな才能、努力家。それなのに姑母に「おっぱいも出ないなんて母親失格」と虐められる奈江。

このふたりは対極なのだが、どちらも「乳房のくに」で痛めつけられる。

はらはらどきどきの末、悪法まで創られるのだが、最後に光明。

 

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李哲かく獄中記なり死刑囚  「長東日誌」東方出版

2021年11月07日 | 詠む

「長東日誌 在日韓国人政治犯・李哲の獄中記」 李哲 東方出版

題名の長東。刑務所の書画班にいたときの雅号、チャントン(長いうんこ、時間のかかる大便)という渾名からきた。それに「長い東の国」からきたというので、チャンドンにしたことから名付けたと。

>1948年熊本県出生。1972年中央大学商学部卒業。1975年12月高麗大学大学院政治外交学科在学中に中央情報部に連行され、「在日留学生捏造スパイ事件」で投獄。

ちょっと気になって読みはじめたが、引き込まれる。スパイ冤罪で投獄されるって辛いだろうな。拷問が凄い、心理的なのも。

彼と一緒に捕まって、別々に収監された婚約者への思い。一般囚への思い、少年死刑囚への思い。みずみずしい心。

看守に分からないように手話、打電はモールス信号かな。すごい連絡網だ。

>1、2、3審で死刑判決。

げっ、しっかり死刑囚じゃないか。寝るときも手錠をかけたままなんだ。こっそり外すひとがいるから、さらに鍵をかけるって。

死刑囚じゃなくなったあとも、転向工作テロ。転向書かあ。弾圧も凄いけど、獄中闘争も凄い。

>1988年10月に13年間の獄中生活を経て出所、翌年帰日。2015年11月再審無罪確定。

表紙の写真は、獄中。そして13年後の結婚式後のデモ、韓国初だって。

ーーー 目次 ーーーー

序章 在日韓国人二世として生まれ

第1章 在日同胞スパイ団事件と死刑判決(一九七五年一二月~七九年八月)

第2章 西大門拘置所での生活(一九七六年五月~七九年八月)

第3章 忘れられない人々(一九七七年三月~七九年八月)

第4章 大田矯導所第六舎(一九七九年九月~八一年一一月)

第5章 書画班時代(一九八一年一一月~八五年七月)

第6章 波乱の時代1(一九八五年七月~八五年一二月)

第7章 波乱の時代2(一九八五年一二月~八八年一〇月)
終章

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極限の芸術なのさ死刑囚 そう絵画展二時間たんのう

2021年11月06日 | 詠む

極限芸術 死刑囚描く  櫛野展正 編 クシノテラス

いつもは土日に行ってた死刑囚絵画展。めっぽう混むので、今回は休みを取って金曜日の見参。万全の構えなり。

なにしろ心妹の林眞須美死刑囚が、娘孫ら三人死亡。この数年は支援通信にも言葉がない。再審請求も取下げたというなかで、ひさびさに出品したからだ。文章部分に関しては、フォーラムニュースに載ってる、嬉しい。

新人の前期高齢者(65歳と2日)は東京に出向くので、格好を付けてヒール靴を履いてでかけた。アドレナリン満開!

だけど2時間いじょう閲覧してると足が痛いぞ。そ、画廊じゃないからソファー無し。解放同盟の偉いひと松本なんとやら記念館の5階の会議室。しょうがないから、アンケート書くふりして机で休憩。

数日前からの過剰アドレナリン作用のせいで、次号の「救援」紙に書くと宣言した手前、メモを取りながら「えーと、あのひとは」とか「以前のと、どう違ってるか」追憶など難問クイズを解くような気持ち。どうしよう誰が何だか分からない。いや、それでも前より随分と親しくなった気持ち。そんななかでブックレット発見。

作品と事件の説明が簡潔に記載してある。最初の頁に風間博子ねえ、事件ファイルの1番に林眞須美ねえ、冤罪シスターズ。

椹木野衣の論考が秀逸。30年ぶりに一般本を購入(したらしい)の巻。

 

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韓国よ「海を抱いて月に眠る」深沢潮...文藝春秋

2021年11月05日 | 詠む

「海を抱いて月に眠る」   深沢潮  文藝春秋

90歳で亡くなった在日一世。通夜の夜に、遺体に涙する美女。慟哭そして号泣する老人。

その謎が、しだいに溶けてゆく。不器用で身勝手な男。家族に隠した秘密があった。年齢も名前も違う密航者。娘、妻からの視点が鋭い。こども、孫の言葉も愛しい。在日の作品のなかで最高得点をつけたい、女が書いたからかな。

しっかし、KCIA悪どいなあ。

郷里の「穴子の白焼きに薬味つけて葉物で巻く」料理、食べてみたい。

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