子育て・介助・仕事と「記憶のキャッチボール」ね往復書簡
「記憶のキャッチボール―子育て・介助・仕事をめぐって」 青海恵子 大橋由香子 インパクト出版会
車椅子の恵子さん、20年以上前から何度か見かけていたが子どもがいるのは知らなかった。
往復書簡を交わすのは、いぜんに「ニンプ・サンプ・ハハハの日々」を書いた由香子さん。
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第1章 1997.11~1998.6
娘と私だけが取り残されてしまいそうな孤独感
「期待される生き方」が、障害者とそうでない者とで決定的に違う ほか
第2章 1999.1~2002.10
「みんなちがって、みんないい」という金子いすゞの言葉がぴったりの空間
性別役割分業のままでは、男たちは「世話する能力」を身につけられない ほか
◆インタビュー
「迷惑」をおそれていたら私は自分を生きられない―きびしいまなざしを受け続けたくらしのなかで
第3章 2003.1~2004.6
「乳がんですね」「やっぱり」。
インフォームド・コンセントには、患者側の気力が必要 ほか
◆エッセイ 「男の子育児はつらいよ」
第4章 2004.9~2005.5
アジア・アフリカの女性たちと、「障害を持つ女性の権利」についてセッションをしてきました
「恋愛」とは別物としてセックスを楽しむことを、どう考えたらいいんだろう? ほか
第5章 2005.9~2005.12
しっくりくる住まいを形づくるにはなかなか時間がかかります
これから重ねてゆく年月は、老いと死に向かう新たな段階に踏みこむ日々になるでしょう ほか