映画を創るひとたちの夢というか大言壮語というか、詐欺師まがいの大騒動。
じっさい映画となった「月はどっちに出ている」あったよね。その原作の「タクシー狂躁曲」の韻を踏んで、この題名になったようだ。
事実と少し変えた物語なのだが、事情を知るひとには大笑いだろう。知らなくても、雰囲気が楽しい。やってる本人たちは大真面目の真剣印なんだろうが。
在日ゆえの辛さを、前向きの姿勢で乗り切っていく。
「闇の子供たち」、柳美里原作の「家族シネマ」、「夜を賭けて」あたりを知っていると更に楽しいかもね。
しかし梁石日。ビールばっかり飲んでる姿にも呆れたが、借金やまほどなんだ。
さすが無頼派(って意味ちがうか)。