千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

ケンチャナヨこういうことか梁石日 「シネマ狂躁曲」ゆかいなり

2015年01月02日 | 詠む

シネマ狂躁曲」 梁石日 光文社文庫

映画を創るひとたちの夢というか大言壮語というか、詐欺師まがいの大騒動。

じっさい映画となった「月はどっちに出ている」あったよね。その原作の「タクシー狂躁曲」の韻を踏んで、この題名になったようだ。

事実と少し変えた物語なのだが、事情を知るひとには大笑いだろう。知らなくても、雰囲気が楽しい。やってる本人たちは大真面目の真剣印なんだろうが。

在日ゆえの辛さを、前向きの姿勢で乗り切っていく。

「闇の子供たち」、柳美里原作の「家族シネマ」、「夜を賭けて」あたりを知っていると更に楽しいかもね。

しかし梁石日。ビールばっかり飲んでる姿にも呆れたが、借金やまほどなんだ。

さすが無頼派(って意味ちがうか)。

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする