千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

ぱぎやんの歌うキネマは「ホタル」とな 7日土曜日泪橋ホール

2020年02月29日 | 詠む

もう1年になるんだねえ。泪橋ホール

★ 歌うキネマ『ホタル』  

3月7日(土) 15:00~

パギやん  趙博

泪橋ホール
台東区日本堤2-28-10 
TEL 03-6320-4510
●35名様限定の投げ銭!
問合せ info☆fanto.org

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「スキャンダル」セクハラ爺い気持ち悪うぅ きれい姉ちゃん餌食はんぎゃく!

2020年02月28日 | 詠む

映画「スキャンダル」

告発から数年で、ハリウッド映画にするのは流石というのが売り? らしい。商売お盛ん、金儲け映画業界か。

2016年、全米のニュース放送局で視聴率ナンバー1を誇るFOXニュースで起きた衝撃のスキャンダルを映画化した実話なのだそうだ。元の番組を知らないから特殊メイク!?の成果が分からない。

美脚を出して、にっこり。これが気持ち悪い。元ミス米国のキャスターが発端とかも、事情しらないしぃ。

リベラルでも、フェミニストでもない女たちが声をあげたというのが...特色。

プロデューサーもやってる、シャーリーズ・セロンが格好いい。

#MeToo が気になって見たのだけれど、あまり反応がない。やはり夢物語ハリウッドだからかな。

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「ヒトラーのむすめ」だったらどうなるか 痣と跛と秘密の暮らし

2020年02月27日 | 詠む

「ヒトラーのむすめ」  ジャッキー・フレンチ 鈴木出版

木村京子さんに教えてもらった児童書、おとなが読んでも良いよ。

きれいな(高級な)人形を持っている顔の部分に痣がある少女。びっこをひいている、ハイジ。

ヒトラーの娘というのは秘密。普通の家の子だったら、収容所送りか殺されてるかの少女。

スクールバスを待つ間の、アンナが語る空想話。少しずつ進んでいく間にマーク少年は考える。お父さんに、先生に質問する。じぶんだったらどうかなと。出版されたのが90年代だからか、その頃の戦争に思いを馳せる展開もあり。

オーストリアでの戦争は、どんどん厳しくなってくる負け戦さ。少女はユダヤ人を匿おうとするけど、うまく進まない。家庭教師は隠したパンを持って逃げていく。

(最後のころ、ソ連兵が子供を殺し女を強姦するのを示唆するのは嫌なかんじ。米国兵だったら良いかって、いわゆる自由主義圏オーストラリア作家だからか。軍隊は人を殺す、民を守らないぞ。)

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文聖姫「麦酒とテポドン」どんなだろ 29日は浦和の土瑠茶

2020年02月27日 | 詠む

新書が面白かったので、いくにゃん。

経済から読み解く北朝鮮。すっぴんの北朝鮮とは?

 
2月29日(土)13時半~
 
カフェ土瑠茶(JR「浦和駅」または「中浦和駅」15分)。参加費は1000円。
 
今回は『麦酒とテポドン』(平凡社新書)の著者にして本誌の副編集長である文聖姫さんをお招きして「文聖姫さんが語る、すっぴんの北朝鮮」(YouTubeで紹介動画公開中。[すっぴんの北朝鮮]で検索)を開催。
 
問合せ(048・834・1232市民じゃ~なる)
 
 

 

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「プリズン・サークル」 坂上香 刑務所を撮る

2020年02月26日 | 

クリエイティブ・コモンズにて、転載。

救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより

「プリズン・サークル」  坂上香 刑務所を撮る

取材許可まで六年、撮影二年。日本の刑務所を、初めて撮影したというのが特色のドキュメンタリー。官民協働の新しい刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」。名前からして監獄みたいじゃないね。

会話禁止の刑務所で、訓練生は語り始める。最初は言葉が出ない。しだいに言葉を回復していく過程。

TC(セラピティック・コミュニテイ、回復共同体)の実践。坂上香監督の「ライファーズ 終身刑を超えて」そして「トークバック 沈黙を破る女たち」を観てきたものとしては、とても気になる。

長尺のドキュメンタリーだが、途中で入るアニメーションと音楽が道案内をしてくれる。

ブレイディみかこの、コメントは「人の苦しみがすべて他者との関わりから生まれるのなら、それを癒すのもまた他者との関わりでしかあり得ない」、そうなのだ。

そして、みかこは続けて指摘する。他者と関わる手段は「会話」であること、暴力へのカウンターは「言葉」であることに改めて思いを巡らせたと。うん。わたしも、そう思った。もし、それができるなら他の監獄でもありえるだろう。ヘイトが進む獄外でも。信じたい。

映画を見ていて、受刑者が過去に受けた暴力の連鎖に圧倒される。事件の加害者というより、人生の被害者じゃないかとすら思える。

親から抱きしめられたことがない青年。どうやら、これに反応するひとが多いようだ。進歩的文化人ね。でもでも、封建的な栃木ど田舎で育った私も抱きしめられた記憶がない。親も教師も体罰あったりまえの世界で、抱擁文化は皆無。テレビの中で外国人のすることだと思ってた。女性差別おびただしい地域で女々しいことは、価値が低い。なんせ毎朝毎晩、おどろおどろしい「君が代」が大音量で流れるなか「日の丸」に直立不動させられる小学校だもの。私がハグを初めて体験したのは、田舎から逃亡して大学を卒業した後だった。

今も躾と思って虐待する親はいるだろうし、万引きを始める七歳児は増えていくだろうし、行政も冷たくなるばかり、保護された施設も地獄。あああ、日本。恐ろしい国。

映画の最後に、日本全国の受刑者四万人のうち、このプログラムが受けられるのは四十人との報告。ナイアガラ瀑布のまえで玩具の柄杓で水をすくってるような、圧倒的な数の差。くらくらするぞ。

でも、一歩は始まったんだ。拍手。よく見ておこう、新たな試み。


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日の丸が五輪選手を殺したか!? 「円谷幸吉 命の手紙」

2020年02月25日 | 詠む

「円谷幸吉 命の手紙」   松下茂典 文藝春秋

チーム「つぶらや」の教官は、64東京五輪後に独裁者によって北海道左遷される。

極悪の自衛隊の学校の校長は、結婚にも因縁つけてくる。なんだいこの、プレッシャー。

まともな教官もないなかで、従来の腰痛持病。アキレス炸裂、非業の英雄。

「日の丸」掲げた自衛隊員でなければ、68メキシコ五輪でも活躍できたろうに。

遺書を読みつつ涙なみだ涙。図書館で隣席のひとが異変を感じるくらいの滂沱。

「日の丸」は国民との約束と何度も言う彼。129頁

「美しい見事な死」と褒める三島由紀夫の××野郎。おめえらが殺したんたぞ。

寺山修司が他殺とコメントしたのは、わしも同感。178頁。

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カレー事件「四人はなぜ死んだのか」 三好万季かく分析ふうむ

2020年02月24日 | 詠む

四人はなぜ死んだのか インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」  三好万季 文春文庫

>中学の夏休みの理科の宿題で、和歌山の「毒入りカレー事件」を取り上げた15歳の少女は、インターネットを駆使した調査と綿密な分析によって、やがて驚くべき結論に辿り着く「犯人は他にもいる」。文藝春秋読者賞を史上最年少で受賞

なに?「犯人は他にもいる」というので、読む詠む。

食中毒おかしいでしょ、から始まって青酸も変。報道だけで、この分析は凄い。それだけマスコミは垂れ流し報道してたってことか。

和歌山県立医大附属病院に娘さんが運び込まれたときに「こんなん,食中毒やあらへん。毒物や! ちゃんと毒物の処置をしてもらわんと」と医師に強く要望して,胃洗浄とチオ硫酸ナトリウムを勝ち取ったKさん。これは稀有な一例。殆どのひとは間違った治療、というより逆治療!?を受けていた。

しかしながら、残念。林眞須美さんは、殺人犯じゃなかったかもしれない。なあんてことは、中学生は思いもしない。毒婦と呼びながら、保険金詐欺事件についてギラン・バレー症候群を見抜けなかった医師をも批判している、80頁。

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辞書のごと...ん「 500冊の死刑」とは再入門だ前田朗と

2020年02月23日 | 詠む

「500冊の死刑  死刑廃止再入門」 前田朗 インパクト出版会

んー、またもや無理苦理57577。

われらが救援連絡センター運営委員でもある前田朗 東京造形大学教授前田朗の3000円の本。

辞書みたいなので、図書館リクエストしようね。

わしは門前の仔猫だから、出版記念3回講座に行くの巻。

------ 目次 ----------------

第1章 再燃する死刑論議 9
一 からまりあった糸――死刑という問題圏  10
二 死刑に向き合う  11
 1 年報・死刑廃止 11
 2 さまざまな語り 13
  ①死刑に向き合うために 13
  ②死刑をめぐる旅――森達也 16
  ③妥協なき精神を――辺見庸 20
  ④死刑囚の母となって――向井武子 22
  ⑤傷だらけの記録――日方ヒロコ 24
  ⑥時代を引き受ける知性――鈴木道彦 26
  ⑦死刑事件弁護人――安田好弘 28
  ⑧映画に見る死刑――京都にんじんの会 29

第2章 死刑の現場へ   33
一 秘密主義と現場の苦悩 34
二 処遇と執行のはざまで 34
 1 死刑執行 34
 2 残虐性をめぐる新研究 40
 3 死刑囚処遇 43
 4 執行官と教誨師 49

第3章 死刑囚からのメッセージ 59
一 本当の自分を生きたい――木村修治 60
二 死してなお闘う――永山則夫 62
三 虹を追いかけた狼――大道寺将司 72
四 暗黒世紀を見据えて――坂口弘 77
五 こんな僕でも生きてていいの――河村啓三 79
六 死刑囚の表現 81

第4章 死刑存廃論   89
一 主要論点の再認 90
 1 尽きない論点 90
 2 古典的論点 91
 3 現代的論点 94
 4 死刑のない社会をイメージするために 95
二 文献に見る存廃論 96
 1 存置論 96
 2 廃止論 103
 3 弁護士会 110
 4 刑事法学 115
  ① 刑事法学者による存廃論 115
  ② 団藤重光 118
  ③ 菊田幸一 120
  ④ 三原憲三 123
  ⑤ 福田雅章 124
  ⑥ 石塚伸一 125
  ⑦ 刑事法学の展開 126

第5章 凶悪犯罪と被害者 133
一 主な論点 134
二 凶悪犯罪と厳罰要求 136
 1 被害者の傷 136
 2 オウム真理教事件 140
 3 光市事件 144
 4 池田小学校事件 149
 5 秋葉原事件 151
 6 首都圏連続不審死事件 153
 7 相模原障害者殺傷事件 154
 8 凶悪犯罪の諸相 156
三 加害者家族 159

第6章 死刑と冤罪 163
一 誤判の危険性と不可避性 164
二 再審研究 174
三 雪冤の叫び 179
 1 大逆事件 179
 2 帝銀事件 181
 3 免田事件 186
 4 財田川事件 187
 5 松山事件 188
 6 三鷹事件 190
 7 松川事件 192
 8 福岡事件 195
 9 波崎事件 196
 10 名張毒ぶどう酒事件 196
 11 袴田事件 197
 12 鶴見事件 202
 13 飯塚事件 203
 14 和歌山カレー事件 205
 15 秋好事件 207
 16 本庄事件 207

第7章 死刑の基準  209
一 死刑の基準210
二 終身刑 217
三 少年と死刑 221

第8章 裁判員制度と死刑  225
一 裁判員制度へ向けて 226
二 裁判員裁判の現在 233

第9章 世界の死刑――比較法と国際法  237
一 孤立する日本の死刑――国際法の動向238
二 東アジア 246
三 アメリカ 253

第10章 歴史と現代  263
一 日本における死刑 264
二 世界における死刑 267

第11章 死刑と文学  275
一 死刑文学を読む 276
二 死刑を素材とした作品 277

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「救援」の名刺広告5000円 「さあ獄入り」は「意味おーい」のだ

2020年02月22日 | 詠む

いつも名刺広告は五千円✕2マスだったけど、今回は乾坤一擲の一本。

ははは、お金がないからだけど。

心優しいかたは、貧乏な救援連絡センターにカンパ広告を!!

----------------------------------

心妹 林眞須美さん  ふぁいと! あおぞら通信
魂に響く絵をありがとう 風間博子さん ふうりん通信

 大山  千恵子

「ガサ子ちゃん倶楽部」 平井克彦は鬼界に出張ちゅう

ブログ「千恵子@詠む」 毎日更新ちゅう

 


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水田ふう向井孝らの戦記とは 「エェジャナイカ」と花のゲリラよ

2020年02月21日 | 詠む

「エェジャナイカ、花のゲリラ戦記 水田ふう 向井孝 径書房

水田ふうさん、数日前に逝去。向井孝さんは、2003年に鬼界に入る。

このふたり、わたしらと同じで連名のときは「女が先」なのさ。こういうのって本邦わしらだけかもしれない。いま計算したら向井さんが身罷ってから17年も一人で暮らしてたの? 逢ってないから知らなかったけど。

90年5月5日、大阪長居公園内特設テント 劇団どくんご公演『サクラ ガ サイタ』 。A-MUSIKが演奏をしたさいに、お二人の家に音楽家たちを泊めてもらった。わたしは行けなかったけど。

その後だったっけか、おふたりが浦和の私らの家に来たさいは劇団どくんごメンバーを呼んで談論風発大会やったなあ。

30年ぶりに再読。

22 表白文 ん ここまで凝るとこが凄い

53 座り込み 力の場でなく表現の場にするとこが素晴らしい

75 大の男 はは こんなの40年前には山ほどあった 今もか

98 パロデイ札ビラ このセンスが良いなあ

107 税務署作戦 ふうさん面目躍如

137 おきなわ朕道中 ゆきゆきて私服の群れ 部屋の中まで無断で見られる

161 非暴力直接行動だい

178 Xデー 天皇がらみの家宅捜索が、十年間に3度も

そうそう「ガサ子ちゃん倶楽部」の発端は彼らの作った冊子からだった

--------- 目次など ----------

はじめに

電気ジャンジャンつこうてるからこそ、反原発!/「新しい反原発の波」と私ら/

「なむあみだぶデモ」で何を見つけたか(79年1月<非暴力直接行動>77号/85年2月パンフ<ハウツー念仏デモ>)

デモのはじまり、あるいはきっかけ/<かたち>から入ること/準備の意味/<思い入れ>のこと/<ハプニング>の意味/ウソのようなホントの話/<仮装>について1/<仮装>について2/助っ人たちのひと口感想抄/「ぼくらをしばっている何か」とは/付記
補遺/<やる者>と<やらない者>の連合/<仮装>について3/仮装デモ・その変化と応用

座り込み非暴力直接行動記(79年6月<非暴力直接行動>86号)

ゲリラ的連合プレー/大飯原発・座り込みショー/付記

なんで「女と反原発」!?79年8月<非暴力直接行動>89号>

子どもが<力>になったデモ/原発は男社会の終着駅/

漫才台本 「不払い連」てなんやねん(79年10月パンフ<不払い連・その戦略と戦術>/83年8月<おさきまっくら>47号)

原発と電気料金/宣伝作戦あの手この手/<指定日払い>作戦とは/付記/宣伝戦争の意味

「大の男」「小の女」これでエエんか(81年3月<非暴力直接行動>111号

巨大な問題というけれど/世の中を変えるカギ

大変だアー敦賀原発事故かくし(81年5月<非暴力直接行動>113号

タイミングの問題/地下街デモ・掛け声シュプレヒコール/付記

「日高」バスツァー・趣旨と結末(81年6月<非暴力直接行動>114号)

バスツァー企画の前提/「現地」で何ができるのか

「どんな戦争にも反対」という問題(81年10月<非暴力直接行動>114号)

「戦争いやや」からの出発/<女と>反戦/まず、自分の問題からはじまる闘い

「パロディ札ビラ」事件・風聞録(81年11月<非暴力直接行動>121号/82年1月<おさきまっくら>34号)

カメラマンの報告/毎日新聞夕刊記事/なめねこ記者会見/庶民の伝統・パロディ

もしもし税務署長さん(82年3月<非暴力直接行動>124号)

軍備にお金は出せません/税務署はまるでヤクザのたまり場/付記

花の応援団問答(82年5月<非暴力直接行動>125号)

びっくり市民講座・前座のあいさつ/応援団こそ運動の力

小さなパレード大きなデモ(83年9月<非暴力直接行動>135号)

自分らだけでもやれること/都市ならではの宣伝戦争

不払い連・井戸端談義(83年9月<おさきまっくら>43号)

いまはまだ少数派でも/

反原発は女を変える革命やった(82年6月<なにがなんでも原発に反対する女たちのグループ>パンフ)

「女グループ」のきっかけ/「弱さ」を“力”として/私らが変わり、闘いが変わり、そして

おきなわ朕道中(ちんどうちゅう)-ゆきゆきて私服のむれ(87年10月<非暴力直接行動>150号

四国高松で何が起こったか(88年3月<非暴力直接行動>154号)

原発さらば記念日/ダイ・インについて/非暴力「直接行動」とは/終わりのはじまり

Xデー華の乱(89年1月<非暴力直接行動>162号)

『君子(マスコミ)ハ豹変ス』/昭和の臨終・1月7日/元号まっ・平成(ひらなり)八日/歴史はデモからはじまった/三日目の酒盛り/天皇制みんなでつぶせばコワクない

非暴力直接行動とは何か78年4月<WRIパンフ・現代暴力論ノート>

Ⅰ 暴力と非暴力=非暴力とは何か/暴力とは何か/
Ⅱ 疑似非暴力体制と人民の非暴力性=人民の非暴力性と暴力観
Ⅲ 闘争の質と方法の変化=人民と権力者/武装闘争と人民
Ⅳ 直接行動と生産労働=直接行動とは何か/直接行動と自治管理
Ⅴ 非暴力直接行動とは何か=<疑似>との闘い/非暴力直接行動・六つの意味
Ⅵ なぜ非暴力直接行動か=武装闘争か非暴力直接行動か/既成の闘争概念の放棄と新しい闘争形態の創出

おわりに

 ひとむかし前、私らがどんなふうに出発し、それから五年ほどたったとき、どんなことを考えたか-。83年8月の京都「反原発運動全国集会」を前に書いた「イオム通信」(向井孝の個人紙)270号から抄出すると、
▼久米三四郎さんからきた手紙に『……原発推進派が、このごろの様替りの情況でオタオタしているのに、反原発派まで、気の抜けたような現状で……』とあった。ほんまにそうや。
▼ぼくの周辺だけを見まわしてみても、たとえば「女グループ」も「不払い連」もエライ沈滞ぶりで、グループ維持の最低線「定例会」もやっとこさのありさま。そしてぼく自身も。
▼五~六年前発足した当時は、エライ意気込みやったし、元気があった。
 行動をつくることが面白くてたまらん、というふうやった。その行動の中で、まず自分が解放されるのがうれしかった。
 私らがやりだした仮装デモや、ゲリラシアター、大阪弁のシュプレヒコールに一分間アピール、掛け合い漫才ふうの司会など、大阪のその他のいくつかの運動へも、多少はひろがっている。
▼ところが二年、三年たつと、こっちはもうそんなやりとりも出つくして、だんだんマンネリの二番、三番センジで、面白くもおかしくもない。遅れて加わった新人が、はじめての経験にキャーとばかりはしゃぐのをみて、なるべく新人をたてて、自分はその新人が喜ぶのを見てよろこんだり、アホらしなって白けたり……。
つまりはしだいにくたびれて、そんなことからいつのまにか新人もこなくなると、いよいよじり貧気分で、あーしんどいナァ。
▼ベトナム反戦の終熄とともに、七〇年代運動の下降沈滞がずうっと続いていたそのころ、八〇年代闘争をいうのは、だいぶ先走りやった。
まして、八〇年代運動のあるべき新しい質と結びつけて、まだほとんど姿を現わさない-都市の反原発を、八〇年代闘争の最大の焦点におくというのは、早合点の先物買いといわれかねへんかった。
▼七九年三月、スリーマイル島事故が起こったとき、ぼくは「あっ、早すぎる!」、とあわてた。
「原発の大事故がそのうちきっと起こる。それが破局的なものになるか、その一歩手前か、いずれにしても、それを推進派のやり方を変えさせる転機にしなくてはならない。
 残念ながらいまの、まだまだ弱く小さい反原発運動の力だけで、原発推進をストップさせるということは、望むべくもない。それゆえ、そのような事故のときにこそ、反原発運動存在の意味が試される」
 つまり大事故のとき、市民の世論を背後にして、どれだけの攻撃に立ち上がることができるか。その力をいままでの日常活動で、どれだけたくわえてきたかが試される。そのためにこそ、いまぼくらの「都市反原発運動」がある。
▼そして七九年のスリーマイルや、その後八一年に発覚した敦賀原発事故かくしなどで、当時マスコミが連日大さわぎし、市民の世論がどよめいたその数日間こそは、推進派に致命的打撃を与える可能性のチャンスやった。
 もしあのとき、都市反原発グループが各地にたくさん生まれており、そのネットワークがつくられていて、全国いっせいに立ち上がって騒ぎたてることができたなら、運動側だけの力ではなく、世論と合体することで、敵のよろめいている弱腰への一ケリが、決定的打撃となったかもしれない。
 それが今後の情勢の中でできるかどうかが、都市反原発運動の可能性の意味であり、それこそが私ら都市市民の担うものなのだ……。

***
 運動は、運動だけの力では歴史に登場できない。いわば地の利、時の運-まあ毎日の活動の中のハプニングや、ことのはずみ、たまたまとらえた歴史のタイミングともいうべき偶然のチャンス、とくにそれらを力として即座に取り込むことができる運動の中の新しい質の誕生-それらが相乗的にいっぺんにぶつかり出会うことで、波を起こし、うねりとなり、歴史をつくる起爆力となる。
 たとえば、五四年にはじまった原水爆禁止運動。五八~六〇年の日米安保反対闘争。六七~七〇年のベトナム反戦と全共闘運動。そのいずれもが、戦後史上ではじめての、それぞれが新しい質を孕む「市民大衆運動」として現われることによって、世論の共感をよび、時代の波と重なって、大きく体制をもゆさぶる狂瀾怒濤となった。
 しかしまたそれらの運動は、そのときどきがつくりだした最も特徴的な運動の新しい質を、自覚的にとり出して発展させる、ということがなく、やがて「波」の退潮期とともにむしろいままでの旧態依然としたやり方を脱却することができずに、次のチャンスをも見失ない、ただ沈滞下降していく、という結末をいつもたどってきた。
 そしていささか遅れすぎて、八〇年代もあと一年で終ろうとするいま、とつぜんのように、「新しい波」の盛り上りがやってきた。「四国高松」から「東京行動-二万人」へと、一気に高揚して、この国中の若い主婦たちがいっせいに声をあげはじめた。新しい反原発運動の登場である。
 それは世論をひきつけ、マスコミを動かし、誰の予想をも超えた勢いで、この国中の思わぬすみずみまでひろがり、全国に千ちかい小グループを生みだして、いままでの運動のイメージを一変するものとなった。
 そして「高揚」のあとの、熱気にみちた余波は、何度か起伏しながらいまも続いている。
 だがまた、いまのままのような興奮は、私らがそうだったように、いつまでもは続かない。つまりいまこのごろの情況は-ここ一年あまりのうちに、次のチャンスを準備し、タイミングをつかんで、さらなる大高揚をつくりだすことができるか、それとも上下いくつもの波の起伏を続けながら、しだいに停滞していくか-の大きな「潮目」でもあるということだ。
 具体的にいえば、第一に、何よりもそれぞれのおもいからはじめだした都市の女たちの小グループの活動が、いっそう殖えひろがりながら定着したものになるか、いまの活き活きしたエネルギーが持続しているうちに、とくに「見学や交流」なんかで人間関係を通して原発現地と結びつき、「いざ」というときは、「ウワァー」とばかり現地をも押しつつんで、闘いをともに引き受ける「出動態勢」が気軽にとれるようになるか。-「さあ現地へ集まろう」というとき、主催を現地だけに任せるのではなしに、何千、何万という全国規模のひとりひとりの大集合にしてしまうことができるか(その可能性や進行度をはかる簡単なリトマス紙は-たとえばそのデモや集会が、いままでの形式ややり方から抜け出して、自由自在に自分のおもいをどれだけこだわりなく追及し表現しているか、である)。
 第二に、運動の新しい質を何よりも明らかにするのは、それぞれ独自の特色や個性をしっかり認識し、だいじにする「個の自立」である。
 その個の自立を確かにするのが「グループ」であり、さらにグループの自立を「連合」の中で保証するのが「ネットワーク」である。自立とネットワークは不可分というものだ。
 とすれば、「ネットワーク」がグループの活動目的にしっかり取り入れられていて、それが具体的に、そのときどきの大小の共同行動をつくるものとして、どう機能しているか、である。
 ネットワークは、たとえば電力会社などへの申し入れや抗議行動、その他の集会や行事の共催、相互支援を「宣伝戦争」としての、都市グループの共通課題として積極的に把握するところからはじまる。それは、もちろん反原発の中だけにとどまらず、いままで自分の視野に見えなかった分野の、他のグループのいろんな活動もまた、ひとしく自分と通底するものとして見出すことになるだろう。
 つまりは、日ごろ反原発に取組んでなくても、いざというときいっしょにやってくれるような相互関係のネットワークを、自分の側から進み出てどれだけつくれているか。
 いいかえると、都市の反原発グループが、そのネットワークが真に意味する「自由連合」を、どれだけ自覚したものにし、他の諸運動に先駆けてきりひらくか、である。
 五年ほど前、私たちがやりえなかったそれらのことの可能性として、いまこのごろの情況は、はるかに前進している。
 そして、いろんな分野のいろんなグループが個別の日常活動でつくり出すさまざまな「波」の上下や波長が、あるとき反原発を先頭としていっせいに重なりあいだしたとき、それこそ歴史をつくる大波濤となるにちがいない。
 そのときこそ、ひとりひとりでは小さな存在の市民が、はじめて時代を動かす主人公として現われるというものである。


▼はじめ本書は、旧稿のうち「反原発」関係だけの文章を集めてまとめたが、とても一冊に収めきれないので、内容を約半分に割愛して、それ以外のもの数篇を加えることにした。そのため-「東京行動」以降の新しい反原発運動の情況と、抱えている問題については、本書の全体ですでに触れているものとして、読者の判断にゆだねるほかない編集となった。
 いま反原発運動は、東京行動以後、能登・島根・泊・六カ所などの闘いと推移のなかで、昨年来の高揚とひろがりの余勢をのこしながら、しかし一面ですでに沈静、停滞化の萌しをみせはじめているといわねばならない。
その意味でいま私たちは「運動」の帰趨が定まる岐路に立っている。というよりも、もっと切実に、何が運動の沈静と停滞をもたらしはじめたのかを、改めて「四国・高松行動」を原点として見通し、明らかにしなければならない、と痛感する。
そしてそのとき、ぼくらが八〇年代はじめに主張し実践しようとしたこの記録が、もしいささかでも運動の新しい質の後退を防ぎ、さらにその創出のために役立つものとなるならば、本書を出す意義もあるというものだろう。

▼終わりにこの刊行は何よりも径書房原田奈翁雄さんの強いすすめにほだされてのことだが、加えて、「非暴力直接行動」紙その他計三百余点を通読し、分類選択編集のもっとも手間な部分を引受けた国井由起子さんの助力がなければ、到底実現しなかった。お二人に心から感謝する。

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山谷にて「牧瀬茜の泪橋 劇場」やるよ弥生の朔と

2020年02月20日 | 詠む

下の句。朔は、はっさく八朔の親戚じゃないよ。「ついたち」のこと。

蛙も蟹も、踊りだすかな。

「牧瀬茜の泪橋劇場」

日時   3月 1日 (日)  18:00 ~ 19:30

説明「踊り子 牧瀬茜の、芝居とおどりのひとりショウ」

泪橋ホール

午後5時開場 6開演

〈木戸銭〉 年金・福祉の受給者、福祉従事者、車椅子のお客様と付き添いの方500円。 その他の方1000円。

(皆さま+ワンオーダーでお願いします)

予約はなしで、先着35名様になります。

*店の営業は午後3時にいったん閉めさせて頂きます。開場は午後5時からになります。

開演までご飲食ができますので、名物の餃子を是非召し上がって下さい!

 

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「無実」なる冤罪事件12章 後藤昌次郎するどい視点

2020年02月19日 | 詠む

「無実  冤罪事件に関する12章」 後藤昌次郎 三一書房

孤高の刑事弁護人は生活保護を受けながら事件をやっていた過去を聞いたことがあるが、野人弁護士が冤罪の分析を12人とやっている。

冤罪の特徴を鋭く見抜いている。写真は、草笛の名手が公園で吹いているところ。

1 まえがき 松川事件の最高責任者の福島県警本部長は、警察庁長官に、「転覆謝礼金」の自白をデッチあげた検事は現に最高検の検事長なのである。40年前の本だが、現在も同様だねえ。

99 無実を訴えていると、仮釈放なし。やってないんだから、反省しようがないのに。

141 千葉大チフス事件 医師を精神病院に入れるのを親が拒むと、強制入院させる大学 マスコミが嘘をひろめる

283 「無知なるが故に」自白を洗い直す

草笛は野づらをわたり どこからここに、どこへ

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中世のような日本の司法...斬る 死刑廃止の再入門と

2020年02月18日 | 詠む

わぁお、前田ウイークだあ。

3回とも、いくにゃん。

連続講座   中世のような日本司法を斬る

『500冊の死刑――死刑廃止再入門』(インパクト出版会)出版記念連続講座


第1回 ゴーンはいかに差別されたのか

       ――刑事司法における外国人の人権

         講師:寺中誠(東京経済大学教員)

日時:2020年2月25日(火)午後6時30分~

会場:渋谷勤労福祉会館・第1洋室(2階)



第2回 国民を殺す制度を持つ国

       ――死刑がないと安心できない社会を問う

         講師:石塚伸一(龍谷大学教授)

日時:2020年2月26日(水)午後6時30分~

会場:文京シビックセンター・区民会議室AB(5階)

第3回 自白依存症を治療するために

       ――警察・検察はなぜ拷問まがいの取調べに励むのか

         講師:宮本弘典(関東学院大学教授)

日時:2020年2月29日(土)午後6時30分

会場:渋谷勤労福祉会館・第2洋室(2階)

      *3回とも開場:午後6時、開会:午後6時30分~8時40分

*3回とも参加費(資料代含む):500円
 
刑事被告人カルロス・ゴーンの国外逃亡事件は近来まれに見るサスペンスであり、コメディでした。1月8日の記者会見は、日本の御用メディアを排除し、国際メディアを相手に、ゴーンの主張を初めて提示した点で聞き所が満載でした。


 ゴーンの日本刑事司法批判は基本的に正当であり、適切であり、国際常識に適っており、国際人権法にも合致します。

 日本の検察とマスコミは「ゴーンが一方的な主張をした」などと、恥の上塗りをしました。一方的にゴーンを非難してきたのは検察とマスコミです。

 しかし、日本の刑事司法には、基本的人権の観念が欠落しています。無罪の推定が認められていません。プライバシーも認められていません。公正な裁判という観念は日本の裁判官や検察官にはまったくありません。外国人に対してひどく差別的です。時代遅れであり、人権無視であり、「疑わしきは被告人の利益に」原則を拒否して、「疑わしきは有罪」原則を採用しています。現に森雅子法務大臣が「ゴーンは無罪を証明するべきだ」と述べました。有罪の証明が当たり前と思い込んでいるがゆえの暴言です。

 国連拷問禁止委員会では、「日本の刑事司法はまるで中世のようだ」と特徴付けられました。長いこと国連人権機関に通って傍聴してきましたが、「中世のようだ」と特徴付けられた国は他にはありません。日本だけです。

 それでは具体的にどのような点が問題とされてきたのでしょうか。代用監獄、死刑、刑事施設における処遇、外国人収容センターにおける差別と人権侵害、ジェンダー差別など多くの問題があります。ゴーン事件との関連では、未決段階での取調べと自白の問題や、刑事裁判における外国人の人権無視が直接関係します。

 この講座では、日本の刑事司法の問題点を洗い出して、「先進国」と自称する日本の「中世のような司法」について検証します。

 毎回、ゲスト講師をお招きし、前田がインタヴューします。

         *

なお、私たちはカルロス・ゴーンに興味はありません。労働者大量解雇によって日産の業績を「回復」して自分の成果と誇っているゴーンを擁護しません。この間の日産ゴーン事件は腐敗した権力内部の紛争にすぎません。




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第1回 ゴーンは差別されたのか

       ――刑事司法における外国人の人権

       講師:寺中誠(東京経済大学教員)

日時:2020年2月25日(火)


会場:渋谷勤労福祉会館・第1洋室(2階)

       東京都渋谷区神南1−19−8

JR線渋谷駅(中央口)から徒歩8分

 

 東京メトロ半蔵門線/銀座線/副都心線渋谷駅(7出口)から徒歩8分

 

*講師プロフィル:寺中誠さん:東京経済大学教員。共著に『Q&A ヘイトスピーチ解消法』(現代人文社)、『ぼくのお母さんを殺した大統領をつかまえて―人権を守る新しいしくみ・国際刑事裁判所』(合同出版)、『裁判員と死刑制度』(新泉社)。論文に「国際的孤立に進む日本の人権政策」『世界』2013年10月号




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第2回 国民を殺す制度を持つ国

       ――死刑がないと安心できない社会を問う

       講師:石塚伸一(龍谷大学教授)

日時:2020年2月26日(水)

開場:午後6時、開会:午後6時30分~8時40分


会場:文京シビックセンター・区民会議室AB(5階)

       東京都文京区春日1‐16‐21

東京メトロ後楽園駅丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分

 

都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(シビックセンター連絡口)徒歩1分


*講師プロフィル:石塚伸一さん:龍谷大学教授:共著に『現代「市民法」論と新しい市民運動』(現代人文社)、『薬物政策への新たなる挑戦』(日本評論社)、『弁護士業務と刑事責任――安田弁護士事件にみる企業再編と強制執行妨害』(日本評論社)、『デリダと死刑を考える』(白水社)など多数。



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第3回 司法の自白依存症は治療できないのか

       ――警察・検察はなぜ拷問まがいの取調べに励む

       講師:宮本弘典(関東学院大学教授)

日時:2020年2月29日(土)

開場:午後6時、開会:午後6時30分~8時40分


会場:渋谷勤労福祉会館・第2洋室

       東京都渋谷区神南1−19−8

JR線渋谷駅(中央口)から徒歩8分


       東京メトロ半蔵門線/銀座線/副都心線渋谷駅(7出口)から徒歩8分

*講師プロフィル:宮本弘典さん:関東学院大学教授:著書に『国家刑罰権正統化戦略の歴史と地平』(編集工房朔)『近代刑法の現代的論点』(共著、社会評論社)『国家の論理といのちの倫理』(共著、新教出版社)『歴史に学ぶ刑事訴訟法』(共著、法律文化社)等多数。


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8周年「福岡市民救援会」 祝辞かくなり2・23

2020年02月17日 | 詠む

祝辞を頼まれたのだけど、演説みたいなのが苦手なので言葉の組み合わせにしてみた。

やってみたら分かったけど、文章にするより疲れた3時間。

参加する方に喜んでもらえれば嬉しいな。

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             しん警察もしもの時に携帯連絡できるんよ

   覚えよう! にいさん ろう いみなし 090-2396-1374 

         2020りんぴっく 表無しとは裏ありあり 福島の民くるしんでるに何処が聖火だ復興だ

   ごーんが ごーん あらさま人質司法ゴーン逃亡  つぎはハリウッド映画なのかしらん

             ん自由主義さんじ便乗型資本主義 しんがた肺炎どしどし利用あまりに狡くて目眩がするぞ

                 田とも憲法14条をクオータ制? あれこれと不可思議きわまる改憲さくどう 

     黒川東京高検けじ長 おやや定年延長 そこまでやるかい暴走内閣

                  きようぼう罪みんなの力でNO! 関西生コン応援しなくっちゃ 西山ちゃんLOVE 

 軍隊は市民を守らない ちうとうに自衛隊派兵 沖縄の拠点化するや許すまじ

                    うるうるる絵も素敵「デモってラブレター!?福岡サウンドデモ本人訴訟顛末記

        筒井修にいにい(唐突に沖縄語) んえんと「うみの会」から尊敬なのさ 逝去を乗り越えて進まんと

                                 てのうせい異常弾圧あのときいたよ  Aさんは私かもしれない10・22

                                なんいも何十回も死刑さつりく安倍内閣 日本史上さいこうだぜや最悪最凶

                          いのうえしんぢ暦みて...明日の勇気ふみだす日々らららん

 ---------------------------------- 以下 転載

福岡市民救援会 第8回 総会
  2月23日(日)14:00開始 ふくふくプラザ視聴覚室
   ・記念講演 10.22天皇即位式 被弾圧者Aさん
     天皇弾圧とは? 16ページのレジュメには写真も一杯。
   ・緊急アピール 西山直洋さん(連帯ユニオン関西生コン支部)
     ご一緒に。労働組合つぶしの弾圧は許さない!
    ・いのうえしんぢのお楽しみコーナー(物販もあるよ)

   ・総会議事も会員でなくても参加できます。

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西のほう「筒井修」の追悼文 救援2月8面記事より

2020年02月16日 | 詠む

先月まえだヒソカ追悼文を読んで、シャイなひとだったんだなあと思った。

今度は救援2月号の追悼文を、以下に転載。

筒井修さんへ

東京・中部地域労働者組合 佐々木通武

かけがえがない」という言葉が世の中にあるとすれば、私たちにとってあなたほどこの言葉に見合った存在はなかったと思う。争議団闘争、地域共闘・地域合同労組運動、そして、反弾圧・反治安法・死刑廃止・反保安処分・反差別・反戦・反原発など、あなたが取り組み、けん引してきた運動領域は、本当に多岐にわたっていた。私たちは「地域は課題のるつぼだ」として地域運動を担ってきたが、あなたはまさに『運動のるつぼ』として存在していた。それだけに今後の私たちの運動にとって、この事実がどれだけの打撃となるのか、今は考えが及ばない。

 

 筒井さんを知ったのは、1980年頭、私が某弁護士事務所の解雇争議に入ってしばらくのころだ。そのころ、産業再編合理化の嵐の中で、職場で合理化、人減らし、組合つぶしが吹き荒れ、それと一体となって、大手の組合が雪崩をうって右傾化し、逆に現場からの決起を押し潰すようになっていた。警察権力、司法権力が執拗に弾圧を仕掛け、争議団連絡会議の定例会議でも、八割がたの争議団が弾圧され、絶えず、仲間が捕らわれている状態が続いていた。その中でどういうわけか、争団連機関紙に、はるか彼方の「福岡合同労組講談社闘争」という記事が毎回載っていた。争団連を凌駕するようなすさまじい弾圧攻防を闘っている姿が、生々しく報告されていて、西の方ではすごいことをやっているぞと、みんなが思っていた。そのうちに東京にまで攻めのぼってきて、講談社の構内に突入し、元気よく気勢を挙げていた。あの姿は忘れられない。その交流会かなにかの折に、「弁護士事務所で労働者の権利を主張するのは大変ですね。僕はわかりますよ」と私に囁いてくれた、おとなしそうな青年が筒井さんだった。

筒井さんに感謝すべきことは数えきれない。いま、東京各地で地域合同労組が活動しているが、これらは、職場、産別を超え、労働者一点での団結を基軸にした力で資本と向き合うことで労働者の未来を切り開こうという、福岡合同労組の先駆的な団結のありように刺激を受けて結成され、発展してきたものだ。その後、東北、東京、関西、九州を軸に、全国争議団交流会が発足し、筒井さんはその要としてこの運動を推進してきた。

筒井さん自身が解雇当該として新光タクシー争議に勝利したころだ。中洲で、見知らぬタクシーが私に横づけし、運転席で筒井さんが手を振っていた。そのときのはちきれんばかりの笑顔は素晴らしかった。労働者が闘って職場復帰することの意味も意義も、この笑顔にあるんだと思い知った。また筒井さんは、何度も逮捕され長期勾留を幾重にも重ねながら闘ってきたが、その姿は、弾圧を粉砕して勝利へ向かうという運動構造を提示してくれた。私もその後、逮捕・長期勾留を何度も食らったが、いつも、筒井さんのように闘い切るんだという気持ちで、がんばり抜くことができたのだ。また、東京の争議の九州現地闘争も全力で支えてくれた。古くは、微生研闘争の大分や宮崎の闘い、機械工業新聞闘争の大分安心院での執拗な闘い、現在的には明大生協闘争の全国入試情宣や、福岡地裁での仮処分攻防などを、中心で担ってくれた。心から感謝している。

三十数年前、中央公論社闘争当該の吉田さんが突然亡くなった時のことを思い出す。駆けつけてくれた筒井さんと語り合う中で、「吉田さんは、人間は、争議団闘争を闘う中でも、死ぬことができるんだ、ということを身をもって教えてくれたんだ」ということを、共感し合った。その筒井さんは去年の、虹ヶ丘争議の行動でも、全力でシュプレをし、マイクを握り続け、現場を仕切っていた。合間に、気を失ったような状態になっていたこともあった。文字通り命がけで現場を担い、生涯現役を貫いた。

 

西の方で、筒井が踏ん張っている、強くて、優しくて、鋭くて、深くて、それでいて限りなく広い、そんな筒井のたたずまいが、西から支えていてくれるんだ・・、そうした確信が、ずっと私たちの運動の支えとなっていた。個人的にも私の人格・存在のかなりな部分が筒井さんのありかたによってかたどられていたと言える。だからいま、私の体の五分の一くらいが削り取られたような気がし、耐えられないくらい筒井さんの不在を感じる。同時に、この不在の実態とその意味をどのように、まるごと受け止めて行くのかが、これからの私の人生の、ひとつの務めなんだとも実感している。筒井さんの不在による運動上の打撃は覆うべくもないが、この時代、なんとかじわじわと進んでゆくしかない。筒井さん。長い間本当にありがとう、それと、今後ともよろしく。

 

狼の思ふは月の荒野かな 筒井修は星になりけり


 

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