暗 黒 で 根 腐 れ の 秋 霜 烈 日 と 司 法
6月23日、前号で紹介した市川寛弁護士の爆弾発言で盛り上がったシンポジウムに引き続く第二弾『検察、世論、冤罪2』も非常にエキサイティングな展開となった。郷原信郎弁護士を筆頭に、本紙おなじみの山下幸夫弁護士、足利事件の佐藤博史弁護士、村木事件の弘中惇一郎弁護士など錚々たるパネリスト。
暗 黒 で 根 腐 れ の 秋 霜 烈 日 と 司 法
6月23日、前号で紹介した市川寛弁護士の爆弾発言で盛り上がったシンポジウムに引き続く第二弾『検察、世論、冤罪2』も非常にエキサイティングな展開となった。郷原信郎弁護士を筆頭に、本紙おなじみの山下幸夫弁護士、足利事件の佐藤博史弁護士、村木事件の弘中惇一郎弁護士など錚々たるパネリスト。
強姦で挫けぬ彼女「プライド」を 石田衣良かく IWPG
「プライド 池袋ウエストゲートパーク10」 石田衣良 文藝春秋
暴行魔グループと対決する美女。勝つのだけれど、やはり描写に痛みを感じる。
IWPG、池袋西口公園ものがたり。すべて読んできた10冊め。今回も時宜に適った若者群像、短編4作。
わがほうの労組書記長ディスカッション 女と労働 in弁護士会
じゃーん。パネリストの中島由美子さんは、労働組合の私の担当さんなんだ。行かなきゃっ。
---------------------チラシより転載。
2011年6月29日(水)18:00~20:00
弁護士会館2階講堂「クレオ」BC (会場地図)
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
・浅倉むつ子氏(早稲田大学大学院法務研究科教授)
・中村 和雄氏(京都弁護士会)
・中島由美子氏(全国一般労働組合東京南部書記長)
・長岡佳代子氏(全労連パート臨時労組連絡会代表・大阪労連パート非常勤部会事務局長)
主催:日本弁護士連合会
生かしては出させないとの国家意志 そういうことか無期懲役刑
丸岡修さん追悼の会に行った。
丸岡修さんの「刑の執行停止」申立代理人の弁護士は、3人とも発言。大谷恭子さん、上本忠雄さん、荒木昭彦さん。それぞれが、自らの言葉で経緯を語っていた。
今日の歌は、鍵の掛かった独房など恭子さんの報告からの一首。彼女の話を聞いて、涙が溢れた。鍵の掛かった独房で、どれだけ辛く不安であったか心中察するに余りある。
また配布資料にあった八王子医療刑務所で癌に罹っている重信房子さんの日誌によると、病房にナースコールはない。
獄中「放置」医療。喫緊の課題だ。
仙台から、丸岡修さんが生前に顧問弁護士と慕っていた舟木友比古弁護士も駆けつけていた。
異色なところでは鈴木邦男さんが発言していた。
羽賀研二無実の証人もぎとられ 二審で逆転6年の刑
テレビ無い歴30年なので、芸能人を殆ど知らなかった。マスコミ報道と全然ちがう。
証人を偽証罪で捕まえて、有罪にさせるなんて。そもそも、詐欺になってない。恐喝未遂も、こじつけ感おおあり。
お巡りが送迎なんて怖いよね わたしやりそう虚偽証言を
埼玉県警:虚偽証言強要疑惑 「警官送迎に重圧」 検察聴取時、会合出席者が証言 毎日新聞5月27日
>取材に応じた男性の1人は、5日間にわたって県警の聴取を受けた後、検察官の取り調べを受けた。検察官には「警察の調べでは『会費を払ってない』とうそを 言った」と話したが、帰りの車の中で警察官から「(警察の聴取と)違うことを言った」と責められたという。再度行われた検察官の聴取では、これが心理的な 重圧となった上、聴取の長期化も心配になり、「払っていない」という調書に署名、押印してしまったと証言した。
行きも怖いが、帰りに...ぐちぐち責められるのも怖い。
>女性は「検察官に(会費を払ったという)本当のことを言いたかった。でも、その後に警察官の車に乗って帰ると思うと怖くて言えなかった」と話す。1人で検察庁に行くことを警察官に申し出たこともあったが、聴取時間が閉庁後だったため実現しなかったという。
ひとりで行くと言っても、聞き入れられなかったということか。あー、こわこわ。
参考:落合洋司弁護士のブログ
さすが元検事、お言葉に重みが...。
検察の在り方検討してみての 提言なりを分析せねば
市民集会「検察の在り方検討会議の提言を受けて-刑事司法改革とえん罪の根絶をめざして-」
2011年6月22日(水)18:00~20:00
弁護士会館17階1701会議室
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
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23日シンポジウムの予習も兼ねて、行ってみよう。無料だし。
何度でも言う此の放置「獄殺だ」 医療刑での丸岡修
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抗 議 声 明
東京高等検察庁 宛 2011年5月30日
丸岡修氏の刑の執行停止申立代理人
弁護士 大谷恭子/弁護士 上本忠雄/弁護士 荒木昭彦
我々弁護団は、昨日死亡された丸岡修氏の貴庁宛て刑の執行停止の申し立て(第6次)に対し、貴庁が速やかに刑の執行停止をしなかったことに対し、厳重に抗議する。
同氏に対する刑の執行停止の申し立ては、既に2007年から6次にわたってなされたものであるが、内5次までは全て却下され、それ自体違法であるが、と くに本年4月22日申し立ての第6次申し立てに対する、貴庁の冷静さを欠いた報復的とも言える不作為(事実上の不許可)は、特段に違法性が強く、刑の執行 として到底容認できないものである。
すなわち、貴庁担当検事は第6次申し立てに対し、4月27日の東京地裁の打ち合わせの席上で、以下のごとく発言した。
1 執行停止は瀕死の重症にのみ認める。
2 丸岡は、刑務作業をしており、1月に民事の証人(これは本人尋問のことである)になっていることから瀕死の状態ではない。
3 このような犯罪に刑の執行停止をすることは世論が納得しない。
以上の発言はことごとく事実誤認もしくは予断と偏見に満ちている。本人尋問は、第5次までの申し立てに対し執行停止しなかったことに対する国賠訴訟におい て、生命の危機に瀕している同人の証拠保全としてなされたものであり、八王子医療刑務所内において限られた時間の尋問であった。更に刑務作業をしていると の発言は、前任者であった椿検察官の2011年3月24日意見書において八王子医療刑務所からの照会回答書(平成23年1月23日付)に「労作時及び安静 時の呼吸困難」の記載上「労作」を刑務作業と誤解したものである。労作とは食事、排泄等の日常動作をいうものであって決して刑務作業を意味しない。このこ とは上記記載の数行後に「作業及び指導といった受刑者としての矯正処遇に復帰できる可能性はない」と断言されていることから明らかである。丸岡氏は刑務作 業どころか歩くこともできず、常時酸素吸入をしていたのであり、かようなことをよく読みもせず、また調べもせずに勘違いしたまま、執行停止などありないと 断言したのである。
くわえて刑の執行に関与するものとして、当該執行が法の要件にかなっているかどうか、本件でいえば「刑を執行することが生命を保つことができない恐れが あるとき」かどうかを冷静に判断するべきであるにもかかわらず、保安・治安上の理由を優先させたのであり、あまりに無定見であり、理性を欠いている。これ は丸岡氏が1970年代日本赤軍としてハイジャックをして刑事犯の釈放を得たことを指していると思われるが、この事実と現に「生命を保つことができない恐 れ」の存否とはなんら関係しない。
当職らは、その後も貴庁の誤解を解くために、5月2日、12日、16日と申し立て補充書面を提出し、まさに丸岡氏が、貴庁が執行停止するべきと認めた瀕死の状態にあることを明らかにした。なお、丸岡氏に対しては2008年から病態をみていた外部医師が指名医を承諾し、同医師の承諾書が5月9日には八王子 医療刑務所に送付されているものであるが、同人は、丸岡氏の病態が重篤な状態にあり、5月末までもつかどうかを危慎していた。更に5月9日には八王子医療 刑務所も「重症指定」し、これの家族への告知が13日に八王子医療刑務所でなされたのであるが、その際八王子医療刑務所医療部長でさえも、指名医を受諾し ていた外部医師の予後判断を否定することはできなかった。
にもかかわらず、貴庁は執行停止の判断をすることなく、丸岡氏を獄死に至らせたのである。
重篤な拡張型心筋症であった丸岡氏は日夜呼吸困難にあえぎ、特に医療従事者が手薄になる夜間、鍵のかかった独房で、どれだけ辛く不安であったか心中察す るに余りある。余命いくばくもないことは誰もが認めざるを得ない状態であったにもかかわらず、貴庁はそれでも執行停止せずに放置したのである。これは十全 の医療が保障されないことによる肉体的苦痛に加え、独房で一人死の恐怖と戦わざるを得ないという精神的苦痛を無用に与えていたということであり、拷問的刑罰であったといわざるを得ない。
よって当職らは、4月22日申し立ての第6次刑の執行停止の申し立てに対し、速やかに執行停止の決定をしなかったことに、満身の怒りをもって抗議するものである。 以上
-------------------------------------以上、転載
6月25日(土)
17:00~19:30
於:日本キリスト教会館4F
(新宿区西早稲田2-3-18、東京メトロ早稲田駅3b口から徒歩約6分)
参加費:献花代500円+カンパ
連絡先:救援連絡センター
わたしも行きます。
平林たい子の伝聞によると秋水は腰を抜かしたが、須賀子は「刑に臨むや顔色平日に異ならず、寧ろ欣然として微笑を湛え、自若として死に就いた」のだ。
瀬戸内晴美の「遠い声」を読んだのは、ずいぶんと昔。いらい彼女のことは忘れられない。
--------以下、チラシより抜粋------
「管野須賀子(1881~1911)の生き方死に方」
原発事故にざわつく現在。先端技術の恩恵と弊害、富と貧困、排外 主義と国際化、戦争と平和、さまざまな矛盾にゆれる現代。この現 代を形づくった近代の過程でその社会に挑み、生き死んでいった 「女」たちがいた。沢山の言葉や生き様を残したその反逆の「女」 たちに、その延長に生きる私たちは、時代を遡り、残された彼女た ちの言葉と記録をよりどころに、私たちの自身の感性で、再度、出 逢いなおしたいと思う。気が遠くなるほど長いようで短い時空を超 えて、私たちに届けられる言葉たちを求めて。現在を生きるために。
コメンテーター 近藤和子
女性と天皇制研究会、シネマとフェミニズム研究会、下町の女たちの会
訳書『グリーナムの女たちの闘い』、共編『女・天皇制・戦争』
日時:2011年6月24日(金)午後7時より
場所:琉球センター・どぅたっち
(山手線駒込駅東口改札左へ1分、居酒屋「駒路地」 左折)
共催:女性と天皇制研究会・琉球センターどぅたっち
問い合わせ:jotenken@yohoo.co.jp
参加費:800円
交流会:1500円(泡盛飲み放題とお料理! お土産歓迎! 21:00~)
「検察と世論・冤罪」問い直す シンポジウムの第二弾なり
テーマ:「検察、世論、冤罪 2」
日程: 6月23日(木)18時30分
会場: 明治大学リバティタワー 2F 1022教室 入場無料 駿河台(最寄り駅:お茶の水・神保町)
主催: 明治大学大学院情報コミュニケーション研究科
総合司会: 江下雅之(明治大学情報コミュニケーション学部教授)
司 会: 岩上安身(フリージャーナリスト)
パネリスト:
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フロッピー前田を告発したグループのひとりである私は、とうぜん行きます。みんな、きてね。
あ、ユーストリーム中継もありそう。
アイ・ウイル・サバイブなりは応援歌 わたしのための皆んなのための
1978年、「I Will Survive 」グロリア・ゲイナーの歌。なんとなくしか覚えていなかったが、数年前にNHKラジオの英語講座で歌詞と共に聴き、気に入った曲。たまにラジオで流れるたびに、どんどん好きになってきた。図書館にコンピレーション・アルバムをリクエストして、再び聴き直したりもする。
彼女が「アイ・ウイル・サバイブ」を何度も繰り返していく迫力に、しだいに力が満ち溢れてくる。ずたぼろになっても、へこたれない。愚直と笑われても、筋を通す。その勇気が湧いてくるのだ。
わたしの応援歌。おんなたちの応援歌。
邦題になっている「恋のサバイバル」は、ぜんぜん意味が違う。換骨奪胎。ホモソーシャルを利する文脈で使われている(怒)。ま、坂本九の「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」になったり変化するから...いいのかな。