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千恵子@詠む...................

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映画「桐島です」   好青年の青春物語

2025年07月26日 | 

映画「桐島です」好青年の青春物語

ずばり書名「爆弾犯の娘」、図書館待ち状態ながびく。今回の映画の脚本家の書なの。ぜひとも紹介せねばと、二千円を握りしめて書店に出向くも、二週間後と冷たい対応。残念。
   ★   ★

東アジア反日武装戦線、七十年代の連続企業爆破事件。「狼」大道寺くん、「牙」斎藤くん、「さそり」黒川くんの言葉が分からない。背広姿だからなのかなあ。でも、やはり気になるので見入る高橋伴明監督の映画。

三菱重工ビル爆破の映像のあと、犯行声明うんぬん相談してる。そう言うか?正義の鉄槌だろうが。せめて、ニュートラルに爆破声明と言えよ。
 桐島くんは好青年、演ずるは毎熊克哉。二十代から七十歳まで熱演している。

「時代おくれ」作詞は阿久悠、作曲は森田公一の歌を聴いて動揺。河島英五「昭和」の歌を若い姉ちゃんが歌う姿。後にギターを爪弾き習い、淡い恋。シャイなのは逃亡ゆえか。

後でパンフレットを読んだら、監督自身が内ゲバでの逮捕が遠因で婚約者と別れたときに言われた言葉が「時代おくれ」なんだとさ。

なんとも恥ずかしい歌詞なのだが、何回も聴いてるうちに涙がでてくる。涙腺とても弱いの、わし。

藤沢の工務店に、内田洋の名前で長年働く。うーやん。現場でのクルド人青年への対応、在日男への偏見。彼なら、こう反応するだろうなあと好感。

ぼろい寮の階段が不安定になっていると、黙って修理をする彼。梶原阿貴の脚本、グッジョブ。

本作のテーマは、「やさしさを組織せよ」。なんと救援紙に載った「さそり」宇賀神寿一の追悼文より。わぁお。

最後に大道寺あや子が銃を持つ場面は、幻滅。かくあらまほしき想定なのかい?ため息。この役の高橋惠子は、プロデューサー筆頭を努めている。なんじゃらほい。

そういえば二昔まえの立松和平の名作「光の雨」の伴明映画のときも、なんだかなあ感があったなあ。

いずれによせ貴重な映画は、現在上映ちゅう。

★「爆弾犯の娘」 梶原阿貴 ブックマン社 千八百円+税

★映画「桐島です」パンフレット 

眼鏡の笑顔青年の手配書の隣に父親の写真が貼られていた梶原阿貴ノート 太田昌国コラムが珠玉 千円

★月刊「シナリオ」表紙!

脚本や作品紹介など シナリオ作家協会 千二百十円

★雑誌「映画芸術」表紙!

「逃走」「桐島です」をめぐって 編集プロダクション映芸 千四六八円


   ガサ子ちゃん倶楽部
千恵子@前期高齢者四年生
       大山千恵子

 

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