千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「百円の恋」かなしすぎ題名に 安藤サクラ...パンチ一発

2014年12月31日 | 詠む

「百円の恋」

金なし、男なし、仕事なしの32歳の女に安藤サクラ

夜中に自転車を盗んで百円ショップにジャンクフード買いに行く自堕落な女。

家を飛び出して百円ショップで働き始める。

深夜労働の日々に絡まる最底辺の人々。

残飯漁りの還暦根岸季衣の怪演に、大笑い。

なぜか、決心。ボクサーめざすんだ。

 

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「半落ち」は刑事検事と判事らの 思惑めぐる横山秀夫

2014年12月30日 | 詠む

「半落ち」 横山秀夫 講談社文庫

妻殺しの警官。澄んだ目をしている警部って彼、警察幹部じゃん。

半落ちとは、はんぶん自白。なぜ自白しないのか。

各担当者の視点から、辿っていく。進んでいく。

ベテラン取り調べ刑事、特捜出身の志たかい検事、記者クラブ10日出入り禁止になる新聞記者、都落ちした弁護士、悩みつきない裁判官、定年間近の看守。

関係性を活写していて、けっこうおもしろかったが...最後が納得いかないものがあった。

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ソニーが受けたサイバー攻撃?

2014年12月29日 | 芸術

クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより

ソニーが受けたサイバー攻撃?

普及するインターネットを舞台に犯罪が行われる時代となった。

遠隔操作ウイルスを使って他人のパソコンを乗っ取って脅迫する事件もあった。
 
だが、最新の事件はオバマ大統領や、北朝鮮の最高指導者である金正恩、そして中国政府も乗り出す大掛かりなもの。
 
発端はソニーの米国子会社であるソニー・ピクチャーズ(以下ソニー映画と省略)が製作したコメディ(お笑い)映画だ。その映画の登場人物に金正恩が実名で登場し、暗殺されるという、ちょっと笑えないストーリー。これに対し、北朝鮮は強く抗議し上映しないよう警告。
 
それに絡んで謎の団体からも上映するなというメッセージをソニー映画は受け取ったが予定通り上映に向けて動いていた。上映中止を求める団体は、ソニー映画のインターネット・サイトに侵入(ハッキング)し、中にあったデータを盗み出す。慌てたソニー映画は事態を重く見て上映中止を発表。これに反発したのがオバマ大統領だった。映画の公開を中止したことは、悪しき前例になり、映画業界の自己規制を助長するから、ソニー映画の対応は過ちだとして強く批判し、北朝鮮の仕業だと断定し強く非難して物議を醸す。
 
この件は全世界から注目を集め、大手外紙は連日トップで取り上げるサイバー攻撃大事件となった。この一連の過熱報道の結果、ソニー映画は上映を決定し12月25日から全米300館で上映され、同時にインターネットでも有償で見られるようになる。また、中国政府もハッカー探しに乗り出した。
 
だが、ハッキングしたのは本当に北朝鮮だったのだろうか。根拠とされたのは、メッセージの発信地が北朝鮮近くの中国領土であることを示すIPアドレスだったことと、これまでの北朝鮮によるハッキングの手口と酷似しているとFBIが主張しているだけにすぎない。主張の根拠は示さないし、裏付けとなる根拠も検証されていない。しかもIPアドレスなんてものは遠隔操作事件でわかったように、いかようにもでっち上げることは可能。
 
謎の団体の名はガーディアン・オブ・ピース。頭文字をつなぐとGOP。この頭文字は米国共和党のニックネームになるふざけた団体名だ。本稿の執筆段階では上映館は警備されている。
 
この大事件が宣伝を盛り上げ、ソニー映画はがっぽり大儲け。一方北朝鮮は怒り心頭。米朝関係の改善を目指していたオバマ大統領はさぞ困惑しているだろう。
 
本稿が紙面に掲載された時に事件の真相は明らかになる?多分ならないだろう。
 
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版: ソニー・ピクチャーズは過ち犯した=上映中止でオバマ大統領

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版: ソニー「金正恩氏暗殺」映画の波紋 特集

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言の葉は斯様にありて悩ましき 性器なんとや表したるか

2014年12月28日 | 詠む

性器は、性器。陰毛は、陰毛。えっ警官の呼び方と同じ? なのかな。

わたしは、このように58年間のあいだ呼んでいた。

「まんこ」なんて言葉は、使ったことがなかったもの。野卑なかんじ。

女の生殖器と性交が同じ言葉で表されるのも不愉快だから。まんこする、とか。

ところがこの7月の逮捕ろくでなし子さん事件で、なんかい「まんこ」を連発しただろう。

なんか慣れてしまった。

でもブログや同居人との間だな。親の前で言ったら卒倒されそう。

そういえば数年前に北原みのりは「まんこ」と言ってると同居人から言われたっけ。

そのときは前衛的アダルトグッズ店「ラブピースクラブ」を主宰してるから業務上、使い慣れてるんだろうぐらいの印象だった。

師走の再逮捕、クリスマス起訴を経て保釈されたろくでなし子さんを応援するのに、これから何回も「まんこ」を言うことになりそう。

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CIA虚仮にされてる愉快なり 「大統領特赦」グリシャム本さ 

2014年12月27日 | 詠む

大統領特赦」 ジョン・グリシャム 新潮文庫

原題: 「The Broker」

グリシャムの裁判ものは十数冊を制覇したつもりだったが、題名が似ていたせいか忘れてた。

元弁護士の受刑者が、大統領の特赦により釈放される。実は暗殺されるために、野に放たれたのだった。

6年の禁固刑で、ひもじく27キログラム体重減、寒さで体力が弱りきり毎日が眠るばかりだった彼。

潜伏先。がさつな米国人、人生を謳歌するイタリア人の対比が興味深い。

そして古都ボローニャで、彼は生まれ変わっていくかのよう。

孫までいる老人だが、成長譚なの。人間はいつまでも変わることができると。

このまえ詠んだThe Racketeerに続いて...CIAが虚仮にされてるのが愉快。

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ミラノ座も今年かぎりか...さようなら 58年幕とじる

2014年12月26日 | 詠む

最後の大きな映画館 さようなら新宿ミラノ座(v_v) 谷川賢作コラム

>新宿地区最後の「巨大艦」新宿ミラノ座も58年の歴史を大晦日で終わらせてしまう。

げっ、あたいと同い歳じゃん。

(カバー写真の右端は、魔よけ用?の安田好弘弁護士

>これで1000席を越える映画館は日本からなくなりました。

そうなんだ。

残るは、気取ったシネマコンプレックスばかりかあ。

晦日まで日替わり特別上映、見に行こう。

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聖夜なり今年もケーキ...スキップだ パワーハラスメントは巧妙進化

2014年12月25日 | 詠む

サイレント・ナイト、ホーリーナイト。またあの歌の季節になった。

今年も職場で、ケーキの配布。

フルーツのタルト、ラフランスのタルト、ベリーのタルト、フルーツのロールケーキ、かぼちゃのプリンアラモード、マンゴープリン、イチゴのムース、モンブランのカップケーキ、ショートケーキ。希望一覧表の30人ちゅう、ひとりだけ名前が外されると去年のブログに書いたら、パワーハラスメントが巧妙に進化した。

あーあ、新年会柏餅東京湾クルージングも、スキップもんね。

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まんこ駄目...意見陳述制限か ろくでなし子の公判模様

2014年12月24日 | 詠む

有給休暇をとって傍聴に向かう。10年くらい仕事で裁判所に通っているが、なにやら物々しき警備員。

さすが、悪名たかき警備法廷対応。

100人以上並んでいたが、一般用は24席しかない。

抽選に外れてしまったので、5時からの弁護士会館での説明会に参加する。

ろくでなし子さんの「まんこ」発言に裁判官「それ以上続けると意見陳述制限します!」 弁護士ドットコム

>意見陳述の中で、ろくでなし子さんが「体の一部にすぎない『まんこ』が・・・」と発言すると、裁判官が「呼び方を変えてください」と指示。山口貴士弁護士が意見陳述の制限に異議を述べたものの却下される、という一幕があった。

意見も自分の言葉で言えないのね。

>それでも、ろくでなし子さんは2回「まんこ」という言葉を使った。すると、裁判官が「それ以上続けると意見陳述を制限します!」と声を荒げた。結局、ろくでなし子さんが「では、性器と言い換えます」と折れて、陳述を最後まで続けたという。

最後通牒を突きつけられたんだ。

阿曽山大噴火 ツイート RT3015

>ろくでなし子の公判、意見陳述が面白過ぎ。被疑者「体の一部であるマンコが…」裁判官「公開の場ですので、名称は工夫を」弁護人「それは本件の本質で…」 裁判官「工夫して下さい」被疑者「TVでチンコと出演者が言うのはいいのに、マンコは…」裁判官「あ!制限します!」チンコはOKなのかよww

こんな裁判官たちに裁かれるのは到底承服しかねるが、気を取り直して応援しようぞ。

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高層のタワーマンション「ハピネス」は 何処にありや桐野夏生と

2014年12月23日 | 詠む

ハピネス」 桐野夏生 文藝春秋

下の句。何処は「いずく」と詠んでね。

90年代の村野ミロシリーズから刮目してた桐野夏生

傑作「OUT」では貧困のなかの主婦の日常を抉ったが、本作は超高層マンションに住む富裕層の主婦たち。

そこにある秘密って何だろう。わくわくどきどきして進む。

最後は、なあんだ。そうか、どうせこの程度か。

しょせん、高級志向の女とは肌があわないゆえかなあ。

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「Racketeer」監獄からの脱出だ 司法取引...グリシャム本

2014年12月22日 | 詠む

The Racketeer」 John Grisham

受刑中の元弁護士が証人保護プログラムにより、身分を変えて外にでる。

連邦判事が殺された事件の証人になるからだ。

名前を変え、経歴を変え、顔を変える。そうか整形手術は軍隊のなかでやるんだ保秘。

グリシャム本の原書。1頁に3個くらい知らない単語がでてくる。

有名なリンドバーグの子供の誘拐事件では、150人以上が自白したんだって。

はやく翻訳でないかなあ。

デンゼル・ワシントン主演の映画もできるらしいぞ。

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望年会さすが旨いな嬉しいな わが組合は文化度たかい

2014年12月21日 | 詠む

震災復興した三陸の牡蠣。純米酒の数々。

芝浦屠場の組合員の特製煮込み。

差入れの絶品ローストビーフ。

会費2千円に溢れる感動。

(写真を撮るのを忘れちゃったので、旗開きのときの。平賀委員長と)

さて来週は、パワーハラスメント・ケーキ配布だ。

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督促のOL 修行日記なり 榎本まみのドキュメント本

2014年12月20日 | 詠む

督促OL 修行日記」 榎本まみ 文藝春秋

新卒で入ったら、のっけから怒鳴られる。さらに長時間労働。

洗濯する間もなく、ユニクロパンツからコンビニパンツ、そして紙パンツの日々。

彼氏と別れる。10キロ痩せて、凄まじいことこのうえない。

肉体労働、頭脳労働とあるが、まみちゃん職場は感情労働。

20万円も払ってビジネスセミナーに通う、けなげな彼女。

成長譚でもある。

サバイバーの記。

 

 

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勾留の理由開示の裁判だ ろくでなし子を応援しよう

2014年12月19日 | 詠む

(敬称がついてないのは、短歌形式だから)

勾留理由開示公判について山口貴士弁護士のツイッター

>ろくでなし子さん御本人も出廷し、意見陳述をする予定です。傍聴席に支援者が大勢いると御本人も心強いと思います。

12月22日(月)午後4時 東京地方裁判所第429号法廷

429号法廷って、悪名たかき警備法廷じゃん。

経産省テント裁判とか、大法廷が空いてるのに小さな法廷。籤引きで当たったひとしか入れないし厳重な荷物検査するとこ。

辺見庸の言葉(神奈川新聞12.14)

>芸術家のろくでなし子さんと作家の北原みのりさんが警視庁にわいせつ物公然陳列などの疑いで逮捕された。特定秘密保護法を治安維持法とみなす辺見さんは強い危機感を抱く。「身柄逮捕に驚いた。逮捕しても大丈夫だと見くびっている。警察は芸術論争をするつもりなんか毛頭ない。2人は警察批判や政権批判をしていた。狙い撃ちの恫喝。そして周囲の萎縮だ。警察が特高的になっている」

>それ以上に驚いたのは、逮捕に関してメディアをはじめ世論に反発する声がほとんどなかったことだ。「政権に対する恐怖心がない。僕は怖い。はっきり言って今のやり方は怖いんだ」

>一層、不気味に思うことがある。「彼女たちの逮捕を軽視し、冷ややかに笑う世間の反応まで権力に見透かされている。社会全体が自警団のようになっている」。特高は外部ではなく、私たちの内部にいる。権力に瀬踏みされ、自由の幅はさらに縮んでゆく。

まさに「内なる特高」だ。


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殺すな!殺されるな! 福島菊次郎・全写真展 多摩

2014年12月18日 | 企画

殺すな!殺されるな! 福島菊次郎・全写真展

福島菊次郎全写真展
 2014年12月22日~27日
 パルテノン多摩 市民ギャラリー特別展示室
 京王多摩センター駅・小田急多摩センター駅
 多摩都市モノレール多摩センター駅 下車徒歩5分
 10:00~20:00(最終日は18:00まで)

福島菊次郎講演会 『93歳のラストメッセージ』

 講演: 福島菊次郎 ゲスト: アーサー・ビナード(詩人)
 2014年12月27日 13:00~16:00
 入場料1,000円(当日券のみ)

 

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「NOヘイト!出版の製造者責任を考える」ころから小冊子 

2014年12月17日 | 

「NOヘイト! 出版の製造者責任を考える」 ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会  ころから

本屋が汚れてしまったようで悲しい日々が、いつのまにやら続いてた。

そうだ。製造者責任か。

夕刊フジの見出しの8割!が韓国や中国をネガティブに扱ってるって、そんな時代になってたんだ。38頁

よくぞ出してくれた本。

--------- 目 次 --------------------------------------     

この本を手にされた方へ

ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会 趣旨文

第一章 現代の「八月三一日」に生きる私たち (加藤直樹

第二章 書店員は「ヘイト本」をどう見ているのか?

第三章 出版業界の製造者責任

第四章 ヘイトスピーチと法規制

    表現の自由と出版関係者の責任 神原元

    人種差別禁止法とヘイトスピーチ規制の関係を考える 明戸隆浩

あとがきにかえて

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