千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「バンクシー」壊れかけた世界に愛 吉荒夕記・美術出版

2019年09月30日 | 詠む

「バンクシー 壊れかけた世界に愛を」 吉荒夕記  美術出版社

ブレイディみかこ「ヨーロッパ・コーリング」の本の表紙の絵のひと。覆面壁書き屋さんアクションは、日本にも出没か?

2016年に「Banksy's Bristol : HOME SWEET HOME 」 作品社「BANKSY IN NEW YORK」落書きは 街あちこちに描かれるのだ を拙ブログで紹介した。今回は、日本語初のバンクシー論。現地取材を基にというのが特色。

第1章で、基本3つの事件を解題してくれて嬉しい。ロンドンの有名美術館に勝手に作品展示。

動物園の檻に侵入。

ゆううつ遊園地。そうだ。テーマパークは、1980年代から蔓延りだしたんだ。ロン・ヤス・マギーの時代。当事者だったので気づかなかったけど、その後に増殖したのを振り返る。なるほど。

第5章のパレスチナのホテル、世界最大の青空監獄に建てたんだ。ひらりん同志が、わくわく語っていたなあ。一生いけないようなとこにホテルが建っても関心ないモードで対応しちまった過去を思い出しながら、詠む。

-------- 目次 ------------

プロローグ
第一章  バンクシー、三つの事件簿
第二章 覆面の謎
第三章 ストリートアートと場の密接な関係
第四章 アートに風穴を
第五章 分断の壁に描く
エピローグ
バンクシーの経歴

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「オレオレの巣窟」あはは詐欺師とな 志賀晃かくコンゲーム也

2019年09月29日 | 詠む

 「オレオレの巣窟」  志駕晃  幻冬舎文庫

表紙。左から、奨学金を抱えた貧乏女子大生は卒業しても借金かえせない。金髪にいちゃん、奮闘す。中央の、オレオレ詐欺社長の演説。貧乏人が金持ちから盗る、革命だとさ。略屋みたいな理屈に微笑。

そして結婚詐欺師。ひっかかった風俗店の電話さくら嬢。

作者は本業がラジオディレクターのせいか、よく世情を見ている。おもしろい。

こわいねえ「スマホを落としただけなのに」映画原作 志賀晃と 2作とも映画になったのは、以前に紹介した。

ちなみに「あなたもスマホに殺される」は、主人公が教員のせいか詰まらなかった。「ちょっと一杯のはずだったのに」密室殺人は、主人公のアルコール依存症に現実感がなかったので落第作。

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救援連絡センター50周年記念シンポジウム 10月6日(日)

2019年09月28日 | 企画

あららん、半世紀になるのね。

40年前は、同居人ひらりんが有り金ぜんぶを使い果たして(ミニコミ類を購入)、こいつら詐欺師かと憤慨。

30年前からは、月刊「救援」紙2面のコラム連載ちゅうと。

千恵子@QC運営委員   ------- 以下 転載

救援連絡センター50周年記念シンポジウム

改憲攻撃下の弾圧といかに闘うか

ー天皇代替わり・オリンピック情勢の中でー

10月6日(日)午後1時~
曳舟文化センター レクホール

京成線「京成曳舟」下車  半蔵門線・都営浅草線「曳舟」下車

・シンポジウム

内田博文さん(九大名誉教授、神戸学院大教授、ハンセン病市民学会共同代表)
鵜飼哲さん(一橋大名誉教授)
笹沼弘志さん(静岡大教授)
三角忠さん(救援連絡センター運営委員)

・コーディネーター
山本志都さん(弁護士・救援連絡センター運営委員)

・資料代・参加費  800円

主催 救援連絡センター  03-3591-1301

電話番号 03-3591-1301 さあ獄入り 意味おーい

 

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「相互扶助をぶっぱなせ! アナキズムってなんですか」栗原康

2019年09月27日 | 企画

野枝も相互扶助って、書いてたな。

--- 以下 転載

トークライブ 「相互扶助をぶっぱなせ! アナキズムってなんですか」

講師:栗原 康 氏

主催:東京大学外村大研究室内「水平講座」実行委員会

参加費¥800(ドリンク付)

9月28日(土)ライブの開始時間は16:45ですが、16:00より開場しております。

水平書館所在   03-5577-6399

 JR水道橋駅(または地下鉄:神保町駅)より徒歩5、6分

白山通り沿い「カフェ:グロ-ブ」(日大経済学部3号館校舎近く)横道入り30m

「タカ」(イタリア国旗はためく)隣建物3Fです。*1Fは「みはる書房」

ライブ終了後、隣のイタリア料理店にて懇親会もあります。ぜひご参加下さい。

ビ-ル飲み放題とピザやパスタなどが出ます。

懇親会参加費¥3.500  19:00~21:00

画像は、伊藤野枝伝

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埼玉の朝鮮学校いじめ変 27日(金)中村一成

2019年09月26日 | 詠む

埼玉県の朝鮮学校ほじょきん凍結、いじわる過酷。

ゆるせないぞと思ってたところ。いくぜっ! ---- 以下 転載

学習会「京都朝鮮学校襲撃事件とは何であったか〜

埼玉県朝鮮学校補助金停止問題を考えるもう一つの視点」

2009 年 12 月、京都市南区にあった京都朝鮮第一初級学校(当時)の校門前で、「在 日特権を許さない市民の会(在特会)」を名乗るメンバーら 10 数名が「スパイ養成 機関」「叩き出せ」「ゴキブリ」などの差別的な罵詈雑言を1時間以上にわたって拡声 器等で叫び続けるという、いわゆる「京都朝鮮学校襲撃事件」が起こりました。子どもたちと教師が怒号にさらされ続けましたが、通報を受けて駆けつけた警察は暴言を 止めさせようともしませんでした。教職員や保護者は日本の法制度下で闘うことを決 意し、裁判では刑事、民事で勝利を勝ち取り、その後のヘイト規制論議に繋がりました。

人を「何をしてもいい存在」に貶めることは許されることではありません。このよ うな言動を「おかしい」と感じることは、ごく当たり前の人としての感覚です。「ヘ イトスピーチ解消法」のような差別的言動の解消を目指す法整備が、日本社会で進む ことは歓迎すべきことです。しかしながら、ヘイトスピーチに違和感を覚えたり、反 対の声を上げたりする市民や政治家の中にも、朝鮮学校に対する制度上の差別に無関 心、あるいは是認するような風潮があるのも事実です。

今回の学習会では『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件―〈ヘイトクライム〉に抗して』 の著者、中村一成さんをお呼びし、「襲撃事件」への眼差しを、埼玉県でも 10 年が経とうとしてい る「朝鮮学校補助金停止問題」に向けることで、ヘイト規制から抜け落ちた「視点」 を考える機会にしたいと思います。

第4回学習会

  • 日時 2019年9月27日(金)18:30〜20:30(18:15受付開始)
  • 会場 埼玉会館7階7A会議室(さいたま市浦和区高砂3-1-4) 会場アクセス
  • 参加費 無料
  • お問い合わせ tomoni.saitama@gmail.com
  • 参考画像
 
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原発さえなければ 自死なかりしを…

2019年09月25日 | 

クリエイティブ・コモンズにて、転載。

救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムより

原発さえなければ   自死なかりしを…

原発事故の自殺者の精神鑑定書を読んで、彼らが環境の激変に潰されていくさまを思い、激しく動揺した。雑誌『NO NUKES voice vol.21』鹿砦社 最新号は、「創刊5周年記念特集 死者たちの福島第一原発事故訴訟」

精神科医の野田正彰さんの原文を是非読んでほしいが、とりあえず短く紹介する。この国の怖さ、壊れようが痛い。

重清さん。享年五五。農家も大変だが、酪農家も辛い。人里離れた開拓農家。結婚も遅れ、フィリピンで見合いをして結婚。両親が死に、子ども二人が生まれ、家族四人の核家族。働き盛りで五百万の借金で堆肥小屋を建てたと。

地震から妻子はフィリピン政府のチャーター便で行ってしまう。暫くのちに彼も大金を持ってフィリピンに遁走するが、その後の対応のために一人、日本に帰る。相談所に行っても、解決策は見つからない。たったひとりで御飯を食べる気力もなく、カップ麺の日々。

「原発さえなければ」と「ごめんなさい」の言葉を残し、相馬市の酪農場で首にロープを巻いて自殺。合掌。

文雄さん、享年百二。一度も飯舘村をでたことがない、おじいさん。

外出の楽しみのデイサービスは無くなる。近隣の人々も去っていく。居間の炬燵に、ぼんやり座っている。食事も酒も半分になる。

四月には村が計画的避難地域になる。病院から貰った薬をいれるビニール袋を何枚も結び合わせた紐を作り首に巻きつけて自殺。朝、家族が呼びにいったとき、布団に寝た跡はなかった。合掌。

A子さん、享年八四。結婚後は夫の前妻の子どもを育て、田畑と牛の世話、娘も生まれる。漢字は読めない、視力障害のせいかもしれない。

晩年。朝五時に起き家族の食事を作り、家族が出ていった後は飼い犬モコと寝っ転がって過ごす。テレビはつけていたが目が見えないので、好きな「水戸黄門」は耳で聴いていた。帰宅した家族と夕食を取り、一番風呂に入り、夜九時になると自分の部屋で休む。不眠はない。平和な日々だ。

肺炎で入院したが、原発事故のため退院させられた。しかし事態を把握していない状態。なぜ飯舘村から避難しなければならないか、理解していない。

マンションに避難するが、家族に付き添われなければエレベーターに乗れない。赤十字社から支給された家電は、老いて目が悪いA子には使えない。簡単な料理を家族のために作ることもできない。

視力障害のために階段も使えない。孫が帰るときに激しく泣く。老人ホームの夫の死亡、みずからの縊死。合掌。



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不思議なる芝居「どくんご」今回は2B見るのに...もっかい行くか

2019年09月24日 | 詠む

劇団どくんご 「誓いはスカーレット」

いつもは五月うか狙い! だったんだけど。

昨日みたら、2B。もっかい見たくなった。大宮、またいく。

まえからやってる、おじいさん。ぽぽぽーん。おばあさんの話なんだけどね。不思議だなあ。

(たぶん、わし人生に疲れてるんだと思う。素朴な青年の所作に、ものすごく過剰に感動するのは死期が近いせいかもしれない)

あ、業務連絡。飯能公演は、土曜日いくにゃん。そして来年は無いんだよね。

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「囚われの殺人鬼」とな志駕晃 ネットの怖さ続編でたよ

2019年09月23日 | 詠む

「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」 志駕晃 宝島社文庫

シリーズ第二弾。前作で囚われたシリアルキラー。サイバー刑事とバディを組むという、ありえない展開。

Wi-Fiスポットで、情報だだもれってあるんだろうなあ。巨額の仮想通貨流出事件が今風なので、なるほどなあ。

悪事の手先を闇サイトで依頼すると、アラブ人が実行するって2回もでてくる。通俗的感覚やだねえ。イスラエル人ってことは、ないんだ。

神奈川県警のホームページが襲われる。警視庁や大阪もというところで快哉を叫んでしまった。そして、ランサムウェアがばら撒かれる。わお。

またも映画化決定、2月。見ないけどさ。さらに小説は第三も、続きそう。

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「絞死刑」映画めるし~おふらんす大島渚 平野啓一郎

2019年09月22日 | 詠む

 おふらんす、死刑廃止先進国。めるしー。

アンスティチュフランセ東京 エスパスイマージュ  だよん。無料。   --- 以下 転載

映画『絞死刑(監督:大島渚)』

& 作家・平野啓一郎とのディスカッション

世界死刑廃止デーにあたり、大島渚監督の傑作『絞死刑』を上映いたします。その後、作家の平野啓一郎が登壇し、皆さまと司法制度について意見を交わします。

映画『絞死刑』 18時~20時

1968年/117分/35mm/モノクロ/原語:日本語、仏語字幕
監督:大島渚/出演:尹隆道、佐藤慶、渡辺文雄ほか

死刑囚の在日朝鮮人少年Rの絞死刑が執行されるが、Rは死ななかった。ロープにぶら下がったまま、Rは心神喪失状態に陥ってしまう。この状態での刑の再執行は法的に許されないため、Rの記憶を取り戻そうと、死刑執行人たちはRの彼の犯罪や家庭環境を芝居で再現して見せる。そのやりとりから、死刑制度の原理的な問題から在日朝鮮人差別の問題、さらには貧困を背景とした犯罪心理がみえてくる。

ディスカッション 20時~21時

平野啓一郎

1999年京都大学在学中に『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2008年フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
著書に、小説『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)、『ある男』を刊行(読売文学賞受賞)。
映画上映に続いて、世界死刑廃止デーにあたり、作家平野啓一郎が朝日新聞の井田香奈子と対話する。

  • 2019年10月9日(水)
    映画上映:18時~20時  ディスカッション:20時~21時
  • アンスティチュ・フランセ東京エスパス・イマージュ
    〒162-8415東京都 新宿区市谷船河原町15
  • 入場無料、要オンライン申込み
  • 主催:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
    後援:駐日欧州連合代表部、日本弁護士連合会、NPO法人CrimeInfo、朝日新聞社、死刑をなくそう市民会議、アムネスティ・インターナショナル日本、監獄人権センター
  • この国は、じつは暗黒の中世だ

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「火怨 」とは北の耀星アテルイと  みちのく反天...高橋克彦

2019年09月21日 | 詠む

「火怨  北の耀星アテルイ  高橋克彦 講談社文庫

半年も令和と騒いでいるので、反天小説を読みたくなった。上下巻の長編。吉川英治文学賞、さすがだ。

まつろわぬ民。蝦夷えみしというと北海道の印象が強いが、東北の実在のアテルイの物語。

彼の地に大量の黄金が産出した。歴史の偶然だろうが、朝廷は東大寺の大仏造立に着手していたころのこと。ながらく獣あつかいされていることに反旗を翻したものたち。

蝦夷たちの葛藤と友情。物部氏も、おなじアラハバキ神信仰というのは知らなかった。

対する朝廷は酷い奴らばかりだが、ライバル? 坂上田村麻呂が良い奴なのが変な感じ。物語性を高めるためか「帝は賢い」なんて言うなよ。

20年間、よく戦った。感動屋アテルイ、蝦夷の面々。

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17年うつろう中国じんわりと 「帰れない二人」ジャ・ジャンクーと

2019年09月20日 | 詠む

中国フランス映画「帰れない二人」   原題: 江湖儿女  英題: Ash Is Purest White  灰は最も純粋な白?

第一部。北京オリンピック開催が決まった、2001年。炭鉱の街、山西省大同の黒社会の男、その恋人。

第二部。世界最大の山峡ダムが迫る、2006年。

第三部。高速鉄道が完成した2017年。ふたりの背景に、中国の17年間の移りかわりを描いた長編佳作。

すてきなチャオ・タオが熱演している。中国は大きいなあ。

本作に関して調べてたら、こんなのを見つけた。北京オリンピックの開会式の演出をした張芸謀ですら、表現の自由が少ないのね。でも、日本より映画人の気概は高そう。

映画の検閲について、ジャ監督は「客観的に見て、今年になって厳しくなった」と話す。6月の上海国際映画祭では抗日戦争を戦った国民党を軸に描いた『八佰』のオープニング上映が直前に中止となった。2月のベルリン国際映画祭では、文化大革命を描いた張芸謀(チャン・イーモウ)監督(69)の『一秒鐘(英題: One Second)』の出品が急遽、取り下げられた。「技術的な問題」との説明だが、その後、「中国国内でも上映できなくなっている」

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香港人ふたりは未だ獄中と 靖国抗議みせしめ弾圧

2019年09月19日 | 詠む

さいきん画像で出すのが多くて、文字のがないんだよねえ。

ゆえに説明文書が貼り付けられない。

昨年の12月から、捕まったまんまの香港人ふたり。10月の判決をまえに、行ってみようぞ。

南京大虐殺・靖国に抗議した香港人弾圧を許すな!9.30集会

9月30日(月)18:30開場 18:45~
会場:文京区民センター2A
資料代¥500
(講師)辻子実「靖国神社とはどういう神社か?」/浅野史生「アジアから見た靖国(合祀)

主催:12.12靖国抗議見せしめ弾圧を許さない会

連絡先:救援連絡センター気付け

 
★判決公判 10 月10 日(木)13 時30 分・東京地裁429 法廷(傍聴抽選は13 時締め切り)
日本軍国主義に抗議して靖国神社で逮捕・起訴された郭紹傑(グオ・シウギ)さんと嚴敏華(イン・マンワ)さんに対する刑事裁判が、山場を迎えています。
 まったく非暴力の郭さんの表現行為と、その行動をビデオで記録していただけの嚴さんの行動が、建造物侵入という「犯罪」とされ、逮捕・起訴された2人は、度重なる弁護団による保釈申請も却下され続け、東京拘置所にすでに9ヶ月以上も勾留され続けています。
 8月28日に行われた第7回公判において検察側は、不当にも、郭さんに対して懲役1年、嚴さんに対して懲役10か月の求刑を行いました。
 これまでも、内外のさまざまな人びとによる靖国神社への抗議は行われており、今回のような逮捕・起訴自体がきわめて異例な対応です。アジアの民衆の告発など一切耳を貸さず、公然と批判の声を上げることは許さない、という安倍政権の強権的な態度が反映した、まさに「見せしめ」弾圧というほかありません。また、2人はすでにこの量刑に迫る期間勾留され続けており、まさしく人質司法、刑の先取りという重大な人権侵害が続いています。
 10月10日の判決言い渡しを前に、私たちは、南京大虐殺と靖国神社に抗議した2人の行動の意味をとらえかえす集会を準備しています。皆さんの集会への参加と、支援協力を是非ともお願いします!
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(参考画像 富山妙子

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隠喩なり「Us」とは何だ わたしたち合衆国とジョーダン・ピール

2019年09月18日 | 詠む

 映画「Us」

「Us」とは、私たち。そして「U.S」とは、アメリカ合衆国。

下の句の最後のジョーダン・ピールは監督の名前ね。

ドッペルゲンガー。黒人4人家族は、どちらかというと富裕層。別荘もクルーザーも、持ってるもんねえ。平和な4人と友人たち。階級対立なんて無関心の彼らが、恨まれ襲われる。なにゆえ? だんだん、ぞわぞわとくる怖さ。

凝りまくりスリラー映画。ふざけんなよ貧乏人奮闘展開。

楽しんで作ってるんだろうなあ。エレミヤ書第11章11節は、分からなかった。後で調べると「見よ、わたしは災を彼らの上に下す。彼らはそれを免れることはできない。彼らがわたしを呼んでも、わたしは聞かない」だとさ。

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双子たち「殺しの双曲線」なのだ 西村京太郎70年代

2019年09月17日 | 詠む

「殺しの双曲線」  西村京太郎 講談社文庫

フェイスブックで笹山尚人弁護士が激褒してたので、読む詠む。

>西村京太郎と言えば、トラベルミステリーであり、十津川警部が活躍する「寝台特急殺人事件」は傑作だが、まあそのあとは、旅のおともで読み終わったらブックオフ行き、という感じでありましたので、本格ミステリーとしての傑作があるとは思っていませんでした。

そそ。キオスクの棚に置かれてるけど、ぜんぜん読む気にならないかんじ。たぶん30年くらい前に一応めくったけど、予想通りだったので絶対に読まない作家の筈だった。

>それが書店で見かけ帯にひかれ、解説を読んでみると本格ミステリーの傑作だ、という。著者本人も500冊を超える自己作品のベスト5にあげている、という。

へええ、ということで読みました。おもしろい。久しぶりに本格ミステリーに遭遇。うれしいな。

1972年の作品。日本が前向きだったころの風情が溢れている。なんか、なつかしい気持ちが溢れてくる。昔の映画って「ゆっくり」してたけど、そんなかんじ。

かたほうで、トルコ嬢(性産業従事者)は悪事を犯すに決まってる、乗車拒否するタクシー運転手はけしからん悪者とかの常識的決めつけが、ああそうだったんだなあと感じる(これは過去形でなく、形を変えた現在進行形で進んでるけど)。

画像の後ろは、伏線になるアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』。これも再読しようかな。

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フロンティア負の遺産をば描きたる 西部劇なり「荒野の誓い」

2019年09月16日 | 詠む

映画「荒野の誓い」

括弧付き「開拓者精神」が西の果まで届いた1892年、ニューメキシコ州。

戦争の英雄で、いまは刑務所の看守をしている大尉クリスチャン・ベールは、シャイアンの酋長ら家族をモンタナ州へ護送する任務を命じられる。やだって言うと、軍法会議だぞと脅される。そのうえ、年金なしだぞと経済制裁をちらつかせるところは百年前から米国って嫌な国。

途中でコマンチに夫と愛児3人を目の前で殺され、丸焼けの家で子守唄を歌う未亡人と合う。ゴーン・ガール刮目のロザムンド・パイクが熱演。あれ? ふたりともイギリス出身の俳優なんだ。

この旅のあいだに、いろんな事件が起こる。差別、PTSDの軍人。深く考えさせられる佳作。

脚本が良い。スコット・クーパー監督に拍手。音楽は、マックス・リヒター

 

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