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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史」平井玄

2010年10月31日 | 芸術
愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史」 平井玄 筑摩書房/新書

平井玄の文章は、いつも...ほとんど分からない。過去に何冊も読んだが、つねに苦痛だった。出てくる固有名詞が分からない。表わした概念が分からないの、ダブルですもの。

本書は、もうすぐ開店20周年祝いを迎える新宿「ベルク」が出てくるので、ひさしぶりに無理して読んだ。迫川尚子が、211頁。

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知らない分野が多いが、たまたま知っていた名店「バードランド」についての印象が、わたしのものとはかなり違う。物理的な店の内装などは合っている。しかし酋長やツヤコさんの関係は、わたしらが知っているものとは全然違う。

音楽のことを知らない愛想のいいだけの...印象の薄い酋長。髪結いの亭主か。それにひきかえ、ツヤコさんは顔つきも身なりも存在感ありあり。聞いた話では、酋長はツヤコさんに追い出された由。本書では「愛らしいカップル」なんて書いてあって、びっくり仰天。

自分が視たい形「あらまほしきさま」にしか視えないだろうかと、つくづく思う。こんな風だと、知らないことは「もっと違う」視点が注入されるのかなぁと思いながら読み進む。

だいたい貧乏といいながら、幼稚園(わしの生まれた、ど田舎には保育園すらない)から、有名私立大学まで行っている...お金持ちに見えるしさー。

ようやくとたどりついた、「ベルク」の211頁。立ち位置が近いせいか、違和感は少ない。しかし、大仰な書きかただな。なんでこんなに、おおげさなの。

書評を見ると、みんな誉めてるんだよな。前田朗も面白いと書いてるし。インテリには、受けるのかしらん。奇書、珍書の類。
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血も凍る

2010年10月30日 | 詠む
血も凍る米兵どものありように 基地おしつけの沖縄いかる

米兵たち『帰国する前に2、3人レイプしとかないと沖縄に来た意味がない』 情報流通促進計画byヤメ記者弁護士10月29日

>普天間飛行場の辺野古移転を日本政府が認めた途端に、米兵のタガが緩んで犯罪が多発している。

戦争は人間性を破壊する。その破壊された感覚で、沖縄29歳女性宅に入り込み...なんて恐ろしいことが起きている。
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ネストルの

2010年10月29日 | 詠む
ネストルの死は早すぎるアルゼンチン あまりのことに言葉うしなう

アルゼンチンのキルチネル前大統領が急死 CNN10月28日

だって60歳だよ。まだまだ、これからなのに。夫、、夫と大統領を務めると思っていたのに。

知人の言>南米各国の大統領(アルゼンチンの報道ではブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、チリ、ボリビア、コロンビア、エクアドル、そしてもちろんベネズエラ、言い換えればペルー以外全て)も弔問のためにブエノスアイレスまで来るらしいですよ。

世界中で大ニュースになってるけど、日本は静かだな。

Comments (2)
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キューバへの

2010年10月28日 | 詠む
キューバへの経済制裁解除へと 19回目の決議でる

米国の対キューバ経済封鎖解除決議について キューバ研究室 10月27日

>反対2国(米国、イスラエル)

>昨年賛成のパラオが棄権にまわり、国連加盟国192カ国の97.4%が賛成

米国に追随してるの、イスラエルだけになったと。
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二歳児は

2010年10月27日 | 詠む
二歳児は準軍属にされたのか 靖国合祀あまりに強引

靖国合祀取り消し認めず 那覇地裁判決「信教の自由妨害ない」 日本経済新聞10月27日

>避難壕(ごう)から追い出されて亡くなった主婦や2歳の男児ら軍人軍属ではない一般住民だが「準軍属」として合祀された。

民間人を含めて遺族が望まない合祀が妥当かどうかを問う、初の訴訟。

ジャパンタイムス紙は、「遺族の訴え届かず 二歳の坊やが戦闘参加者?」を大書した写真を掲載。
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占いを

2010年10月26日 | 詠む
占いを信じたことは無かりしが 魔女の履歴に唖然呆然

「細木数子 魔女の履歴書」 溝口敦 講談社

暮れ近くなると、コンビニに細木本が並ぶのは何故か。

知らなかったが、どうやらとんでもないことが起きていたのね。
占い、携帯サイト、鑑定、墓石、仏壇販売。いずれも関わったことのない世界なので、びっくりした。
島倉千代子も、餌食になって刑務所慰問をした由。
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同性愛

2010年10月25日 | 詠む
同性愛米軍にても認めるか しばし今後に注目しよう

米国:同性愛者の入隊公認 「公言禁止」軍規定凍結 地裁違憲判決を受け 毎日新聞10月20日
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「赤い月」

2010年10月24日 | 詠む

「赤い月」短編ながら警察の 本質ついた笹沢佐保

股旅もの「木枯らし紋次郎」シリーズは、70年代か。

ふと手にした短編小説。なかなかに鋭い視点。このひとも、労働組合の執行委員してたんだ。

 

 

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ブックマーク 「すいぜんの推薦」

2010年10月23日 | ブックマーク 「すいぜんの推薦」

(写真は、メキシコ大使官邸シェフの料理講座のとき)

ブックマークは、法曹関係のみに絞っていた。行政書士になって始めたので、注目の先達たちを掲げていたのだった。

しかし、行政書士登録抹消となったいま。

一般人としての感覚って「一生のなかで、遭いたくないのが警官と弁護士」じゃん。そんなひとを推薦しても、世間の人々の役に立たない...かもかも。

そこで、上位11位まで「おすすめ、垂涎の店」を並べることにした。

1.新宿東口 「ベルク」 どれも美味しい。東口から15秒。非道な会社から追い立てくらったが、どっこい繁盛している。

2.十条 「斎藤酒場」 老舗の大衆酒場。姐さんたちが感じよし。せんべろでも有名。

3.下北沢 「テピート」 茶事懐石もこなす女主人の、メキシコ料理店。生演奏も、あり。

4.浦和 「クース」 沖縄料理のなかで、いちばん美味しい店。古酒が多種。ぜんぶ、おいしい。

5.浦和 「うりんぼう」 唎酒師・紀子さんの店。埼玉の酒と食材。

6.国立 「木乃久兵衛:キノ・キュッヘ」 映画監督でもある店主。企画ものも有りの店。

7.谷保 「かけこみ亭」 子連れでゆっくりできる店、女性だけでもいける店...が、特徴。

8.六本木 「ノチェーロ」 中南米の音楽の演奏、ライブハウス。

9.表参道 「クレヨンハウス」 落合恵子さんの店。青山の法律事務所に勤務してた頃、自転車で女友達への贈り物を探しに行ったっけ。

10.京都 「にんじん食堂」 昔から知っているけど、百貨店で販売した弁当を食べたのみ。いちどは、店に行きたいままに何年も経過している。

11.調布 「みさと屋・野菜食堂」 店主の誠実な人柄ゆえ、紹介したくなった有機野菜屋・レストラン

 

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残業代

2010年10月22日 | 詠む
残業代未払い分が12億 そんな会社は公表しろよ

あーらら、口調に品位が御座いませんこと。怒りのあまり、許してね。

>1社の最高支払額は飲食店の12億4206万円だが、厚労省は企業名を公表していない。

不払い残業代116億円 不況で41%減、厚労省 東京新聞10月21日

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剛腕が

2010年10月21日 | 詠む
剛腕が指名するのは辣腕か はてさてどんな展開なるか

無罪の請負人、小沢氏の主任弁護人に 村木厚子氏も担当 朝日新聞10月20日

ジャパンタイムス紙では、今日の一面に「ホットショット・ローヤー」と写真入りの記事。
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「裁かれるのは我なり―袴田事件主任裁判官三十九年目の真実」山平重樹

2010年10月20日 | 
赤尾敏の勾留請求却下のくだりに、感心。 45頁

マニラ遠征、勝手に嘘つきと決めつける新聞。 64頁

ボクサー時代の姉への手紙「オレはあいつを殴りたくないよ」  71頁
KOできないのではなく、KOしない...判定勝ち。         77頁

高橋判明映画を手放しで褒めてるのが気に入らない。関係者だからか。 250頁

さきに尾形誠規の秀作ルポ「美談の男」を読んだから、粗が目立ったのかもしれない。しかしながら、取材・調査不足は否めない。袴田事件や裁判員制度の矛盾を知らないひとには、「分かりやすい」本だろう。そういう意味では、高橋の映画と同種だね。49点。

裁かれるのは我なり―袴田事件主任裁判官三十九年目の真実」 山平重樹
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「ルイーサ」は

2010年10月19日 | 詠む
「ルイーサ」は吾のことかと思いきや アルゼンチンの地下鉄のなか

昨日のブログで渋谷に出かけたと書いたけど、映画館「ユーロスペース」に向かう途中だった。全国で1館のみの先行上映を観るために。

アルゼンチン映画「ルイーサ」。舞台は、首都ブエノスアイレス。愛猫が突然死んだ日に、傷心の思いで職場に辿りつくと解雇。さらに、もうひとつの仕事も無くなる。三重苦に陥った、60歳のルイーサ

ポスターには、右横に「ドン底から立ち上がる」の黄色文字。サングラス姿の彼女は、銀行強盗でもするのかと思いきや...、たんたんと描かれる丁寧な作品。
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「ファシズムは市民参加で!─ボランテイアから裁判員まで」池田浩士・講演

2010年10月18日 | 企画
日曜日に渋谷のハチ公前を歩いていたら、聞いたことのある声。裁判員制度はいらない、街頭アピールに高山俊吉弁護士が陣頭に立ってマイクを握っていた。

5回に亙り得票数を毎年伸ばし...弁護士会の会長になる筈だったのに、懲戒請求が通ってしまい前回の会長選に立候補できなかったひと。懲戒請求人との間で和解が成立している上に、請求人も懲戒請求を取り下げ、かつ懲戒委員会に「処分が下されないよう」との上申書が提出されてるのにも拘らず、だ。

渋谷の雑踏で訴えている姿に、頭のさがる思いがした。

裁判員制度を考える講演会 「ファシズムは市民参加で!─ボランテイアから裁判員まで」
●日時 10月20日(水)午後6時~8時
●場所 弁護士会館2階 講堂 クレオ
●講師 池田浩士さん(京都精華大学教授)
●主催 憲法と人権の日弁連をめざす会

講師の池田浩士さんは、30年ほど前に今は無き雑誌・新日本文学に「場の聖ヨハンナ」に関する文章を書いていた。慧眼に接するために、同文学会の伊豆諸島での文学セミナーに参加したっけ。

その後も、京都大学でのレニ・リーフェンシュタールの映画の後の講演とか、追っかけをしていたものだ。さいきん、お逢いしていないので...駆けつけようっと。
Comments (7)
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裁判官

2010年10月17日 | 詠む

裁判官保身を図り見苦しい しかし何故いま報道される?

 

管財人横領:「裁判所の責任」判事が削除要請 調査報告書 毎日新聞10月17日

>裁判官は後日、後任の弁護士を甲府地裁に呼び出し「監督責任に触れないでほしい」「責任あるとの部分を削ってください」「責任は別の用紙にして、事実関係は事実関係で分けてやって(記載して)ほしい」などと求めた。

04年のことなんだよねぇ。

しかしこの横領した管財人。元山梨弁護士会会長ってのも凄い。

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