千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

鏡なか覗きこむのは彼女なり 小林エリカ集英社本

2017年11月30日 | 詠む

「彼女は鏡の中を覗きこむ」 小林エリカ 集英社

加納実紀代らの「銃後史ノート」集会で、孫世代3人の発表者。芥川授賞の川上未映子に続いて、観賞。

芥川賞候補作「マダム・キュリーと朝食を」を読む気力がなかったので、本作を読む詠む。

震災の影響を受けているな。崩壊の感覚は。

漫画家自身の絵は、彼女を良く表わしている。

--------- 以下、説明文より -------------------------------------

>私たちは記憶のなかで、何度でも生まれ直すーー。
>類まれな想像力と遥かな時間軸で描かれる、全四編の小説集。

>祖母が遺した宝石を身に着けると、 孫娘は、祖母の過去の体験を夢に見る――「宝石」
>世界から木も紙の本もなくなった未来とは?「燃える本の話」
 >原子力の歴史と、ひとりの女性の個人史が交わる「日出ずる」
 >時空を越えて娘の体験と母の記憶が重なりあう「シー」、全 4 作。

>「ねえ、憶えてる?永遠に死なない男の都市伝説。」

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「マスター」はイ・ビョンホンの詐欺事件 イケメンたちの2時間半

2017年11月29日 | 詠む

映画「マスター」

韓国犯罪史上最大規模の金融投資詐欺事件と言われる実在の「チョ・ヒパル詐欺事件」、ぜんぜん知らなかった。死んだふりして逃亡というのも本当だったんだね。

イ・ビョンホン狙いで見た。ポスター真ん中ね。フィリピンに行ったあと、捕まるまえの軽薄な感じも可愛い。「王になった男」の影武者役を彷彿とさせる。

写真上の刑事役の兄ちゃんは、動くと何故か加藤直樹に似てる。

写真下のパソコン使いは、チャラオだが途中から良い感じ。まえみた映画でも、そうだったな。やなやつかと思うと、途中から高感度アップ。

脇役陣も、じょうず。2時間半、充実の映画だ。

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サフラジェット石投げて爆弾投げて 抗議自殺の女たちなり

2017年11月28日 | 詠む

映画「未来に花束にして」

原題:Suffragette

日本人には馴染めない展開から始まる。

1912年のロンドン。女性参政権を求める女たちが、商店のガラスに石を投げる場面。こんな過激なことしてたんだ。その後には複数の郵便ポストに爆弾、電話線の切断。大政治家ロイド・ジョージの別荘を爆破させる。国王が来る競馬場で、抗議自殺。

夫に離婚され、最愛の息子を奪われ、逮捕されハンガーストライキをすれば強制給餌され、解雇されれば工場長に熱いアイロンを押し付けて怪我させる。主人公のモード(写真の中央、最初は23歳という設定)は、原理主義者!?化していく?? 追い詰められて、ならざるを得ない?

ふざけた邦題のもとは、モードが初めて逮捕された後に花束を貰うことからか。帽子に花を飾るのが連帯の印だからか。

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「罠 」にはまった 風間博子死刑囚と

2017年11月27日 | 

林眞須美死刑囚を応援している。しかし、彼女は無罪とは言い難い。ヒ素を夫が飲んだりして詐欺をしているから。でも彼らは、金のために罪を犯しただけだ。銀行とか保険会社なんて金が余ってるんだから、少しくらいとったっていいじゃん。金にならない大量殺人なんて、意味ないじゃん。ゆえに、殺人のとこは冤罪だ。眞須美さんを妹のように思っている。

同様にこのたび、風間博子死刑囚も気になってきた。やはり、無罪とは言い難い。埼玉愛犬家殺人事件。死体損壊、夫の「ボディを透明にする」作戦のために死体切り刻みをしたからだ。だけども、殺人はしていない。眞須美さん同様、死刑囚というのは不当な扱いだよ。

数年前に博子さんの作品を死刑囚絵画展で見て、迫力に溢れた自由への目差しを強く感じたのが遠因かしら。

このたび、『罠 埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった!』深笛義也・著 サイゾー・刊が出版された。ああ、わたしと同い年なんだな。読みながら、つらつらと考えてみた。

再婚したあとの、小学生の連れ子の長男への虐待。夫・関根は裸で玄関のコンクリートに正座させ、膝の上にブロックを三つも四つも載せるのが度々あったという。そんなんだったら、別れたほうが良かったのに。暴力は暴力の連鎖を産む。息子まで暴力男になっちゃうよ。

長女が産まれたら、夫は自分の実子は可愛いからと猫かわいがり。そんなふうな育て方も、よくないよ。どうして別れないんだろう。

そもそも夫の妻に対するDVが酷い。妻に対する家庭内暴力が世間的に知られてない三十年前から、ずっとDVだったんだ。でも、わたしと同世代だと別れたり訴えたりするのは困難だったんだろうなあと思う。いまさら言ってもしようがないが。

そして緩慢に別れようとする動きを夫が察知して、妻が逃れられないように「共犯」に追い込んだ。それこそ「罠」だ。捕まってからの夫は、自分の罪を免れるためもあってか、ことさらに妻を悪役にする。なんということだ。ほかの共犯者が、博子さんは「殺ってない」と言っても耳を貸さない警察、検察。

著者はダンボール箱に山盛りの調書などを受取り、迷ったあとに取材を始める。被疑者にセックス供用の便宜を図る検事など、あきれる実態も暴露されている。、なんとか博子さん再審の推進力が生まれますように。

深笛義也『罠~埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった! 』サイゾー

ウィキペディア: 埼玉愛犬家連続殺人事件
Twitter: 風神

「女性死刑囚 十三人の黒い履歴書」 深笛義也 鹿砦社


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愛すべき依頼者たちと街弁と 野島梨恵だ北海道だ

2017年11月26日 | 詠む

「私の愛すべき依頼者たち 10のエピソード」  野島梨恵  LABO

最北の女弁護士の本、というより感動のノンフィクション。個人情報は変えてあるけど、よく書いた。えらい。

--------- 目次 -------------------

初めての刑事事件―わいせつ図画頒布罪
北海道迷惑行為防止条例違反被疑事件
大麻取締法違反被告事件―みいちゃん事件
危うく被告人デビューしかけた事件
オレオレ詐欺被告事件―悲しい旦那様
窃盗共犯被告事件―どろぼう夫婦の固い絆
ヒトは何歳まで不貞ができるのか
ある山仲間の離婚物語
ある看護師夫婦の離婚
北海道の不貞事件の特徴
養子と女と遺産分割
ある離婚事件から弁護士の危機管理を考えた

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お祝いだ新宿「ベルク」27 ハモニカ&愛染ライブ

2017年11月25日 | 詠む

27周年スペシャル

マツ×ゾメ ライブ

マツモニカって、なんだ。クロマティック・ハーモニカ、ふーん。

愛染恭介、ベルクのピクルス担当店員さん&ミュージシャン。

12月3日 日曜 15時←千恵子これいく 18時

新宿「ベルク」

画像は、 『食の職~小さなお店ベルクの発想』

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新米の弁護士くんが活躍す 「ダブル・フォールト」真保裕一

2017年11月24日 | 詠む

「ダブル・フォールト」 真保裕一 集英社

弁護士1年半めの、新米くん。

殺人事件の弁護、はりきる。被害者遺族ねーちゃんに、うらまれたあとの展開は?

真実を探そうとする意欲作、というと褒めすぎか。

はりきって書いたけど、微妙に違うんじゃないの感ありあり。

弁護士照会。23条照会が何度もでてくるけどけど、戸籍謄本を取るのは職務上請求だよ。弁護士だから市役所にいけば即できるわけじゃない。通し番号のついた請求書を書かないと。それに行政書士や司法書士も請求できるよ。

著者には弁護士の友達がいないのか。校正とは別に、ファクト・チェック要るよな。

 

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失業者ふんせん強盗ものがたり「ラッキー・ローガン」ソダーバーグと

2017年11月23日 | 詠む

映画「ラッキー・ローガン」

ソダーバーグ監督が映画監督引退宣言を撤回して、4年ぶりの作品なんだとさ。

解雇され、もちろん金なし、家庭崩壊の冴えないリーダー。チャニング・テイタム

へんなバーテン弟、そして車好きの妹の、呪われた? ローガン一家。

助っ人たのむは、ゆで卵好きの獄人ダニエル・クレイグ。

大金を掻っ攫えるか? ずさんな計画で??

ゴージャスオーシャンズシリーズと違って貧乏人ものがたり。ふふっ。

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裁判員せいど失敗むざんなり そうとう閣下怒りの巻と

2017年11月22日 | 詠む

あははは、あんぽんたん。爆笑。------------ 以下,転載

>下記は「弁護士 猪野亨のブログ」11月18日の記事です。

>インコ作成の「総統閣下は裁判員制度の失敗にお怒りです」をご紹介いただきました。

>猪野弁護士のご了解の下、転載しております。

>>この動画がおもしろいです。これまでに起きた司法「改革」がらみの不正や不祥事が思い起こされます。

<iframe src="https://www.youtube.com/embed/1T6u_G-Zkz0" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>

>>司法制度「改革」が始まったのが2001年の司法制度改革審議会の意見書(なのでその前からは始まっているのですが)とすれば、それに日弁連やマスコミ、政府、大学関係者などがこぞって、その司法審意見書を絶賛していました。

>>しかし、すべての「改革」がことごとく失敗し、散々たる状況を招いていますが、未だに「反省」の声が聞こえません。

>>動画では、「関係者」が悲痛な面持ちになっていますが、本来、今の惨状をみたらこうならなければならないはずです。

>>推進した人たちには一欠片の自責の念はあるのでしょうか。

>>推進してきた方々へ 少しの良心でも残っているなら動画を見て反省してください。

 千恵子&裁判員制度いらないインコちゃん



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豊胸の手術せんとや上京す 「乳と卵」と川上未映子

2017年11月21日 | 詠む

「乳と卵」 川上未映子  文春文庫

加納実紀代らの「銃後史ノート」集会で、孫世代3人の発表者のひとり見参。

歌手のあと芥川賞授賞。ふーんと思って読んだら、なんとも異色の作品。

豊胸手術のために娘を連れて上京する、ホステス母。そうか。豊胸手術って、シリコン以外にもヒアルロン、自らの脂肪を使う。奥が深いと感心。

しゃべらない小学生娘は、筆談のみ。ものを見ると頭いたい。なんて繊細なんだろう。

とても不思議な世界だった。なのになぜか普遍性を感じる。

 

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貴重なり「戦禍に生きた演劇人」 桜隊など堀川惠子

2017年11月20日 | 詠む

戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇 堀川惠子 講談社

先般、「戦争と検閲」石川達三よみなおす 河原理子岩波新書で今ゆえの怖さを感じた。

本書も今の時代ならでこその、意味がある。さすが堀川惠子。たしか7冊めを通読したのだが、ていねいな記録に感服。

アヴァンギャルド千恵子は、還暦まで「左翼くずれの新劇なんか、けっ」と思っていた。インターナショナル訳した佐々木孝丸本、無理やり結婚させられても筋を通した沢村貞子本を読んでから印象が変わってきた矢先だ。

26 ハクブンごっこ 62 ずたずたさるかに 82 芝居に制服警官 86 山椒魚 99 ねじ釘のごとく 104 多喜二 115 海軍省 130 軍神に 140 自発的解散 146 一度戦争物を 153 元伯爵の逮捕 180 国策演劇 208 軍事訓練

------------ 目次 ---------------------

  • 序 章 ある演出家の遺品
  • 第一章  青春の築地小劇場
  • 第二章  弾圧が始まった
  • 第三章  イデオロギーの嵐
  • 第四章  拷問、放浪、亡命
  • 第五章  新劇壊滅
  • 第六章  「苦楽座」結成
  • 第七章  彰子と禾門
  • 第八章  眠れる獅子
  • 第九章  戦禍の東京で
  • 第十章  広島
  • 第十一章 終わらない戦争
  • 第十二章 骨肉に食い込む広島
  • 終 章  そして手紙が遺され
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『不寛容という不安』真鍋厚 刊行記念トーク常岡浩介

2017年11月19日 | 企画

前書「テロリスト・ワールド」は、現代書館だから短歌ブログで詠んだ。

常岡浩介と語るというので、予約だん。------ 以下 転載

11月25日(土)常岡浩介❌真鍋厚

「フェイクだらけの世界で自分を見失わないために」『不寛容という不安』(彩流社)

刊行記念トークイベント

OPEN/START:18:00 - 22:00
開催場所:高円寺pundit’
      東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2階
      JR中央線高円寺駅北中通り商店街 徒歩5分

「生きづらさ」の一つの表れを「不寛容」の風潮に見出し、その背後に近代史の歪みとグローバル化の弊害があるとする話題の書『不寛容という不安』(彩流社)。

本書の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。ゲストにフリージャーナリストの常岡浩介さんをお迎えし、著者の真鍋厚さんと「フェイクだらけの世界を歩いてゆくための知恵」について語り合います。

【出演】
常岡浩介(ジャーナリスト)
1969年長崎県生まれ。早稲田大学卒。NBC長崎放送の報道記者を経て98年からフリー。アフガニスタン、チェチェン、シリアなどの戦争を主に取材。00年イスラム教に改宗。著書に『ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記』(KADOKAWA、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞)や、世界で唯一、イスラム国に三度にわたって直接入って取材した『イスラム国とは何か』(旬報社)、アフガニスタンで拘束され5ヶ月間人質生活を送った体験をマンガ化した『常岡さん、人質になる。』(KADOKAWA)がある。
今年10月3日、2014年にイスラム国へ渡航を企てた北大生の事件に関連して、警視庁から私戦予備・陰謀罪の容疑で家宅捜索を受けたことを違法だとして、国と東京都に損害賠償を求めて東京地裁に提訴している。

真鍋厚(評論家、著述家)
1979年奈良県生まれ。大阪芸術大学大学院修士課程修了。 出版社に勤める傍ら評論活動を展開。主な著書に、 テロリストの例を評論・映画・小説・マンガを網羅しながら考察し、一律に解釈できない多様な正義を読み解いた 『テロリスト・ワールド』(現代書館)がある。 Webマガジン「現代ビジネス」(講談社)で「明治の光と影」(3回シリーズ)を連載中(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53222)。「日刊SPA!」(扶桑社)で映画の読み解きを通じて社会問題などを論じるコラムを不定期で執筆している。

【司会】真鍋知子(彩流社)

 

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毒婦かな「BUTTER」濃厚小説だ 死刑女囚と柚木麻子と

2017年11月18日 | 詠む

「BUTTER」 柚木麻子 新潮社

二〇〇九年に話題になった首都圏連続不審死事件。

故郷が北海道でなく、新潟になってる。微妙に違うが、もろ想像しちゃうなあ。

死刑女囚は、呆れるほどの自己本位。モデルにされた本人は、吠えてる。

対応する主人公は編集者、その親友は花の広報担当から出産予定の専業主婦。なにやら、ふたりともエリート臭がするので馴染めないものがある。

でもまあ、じょうずな小説。BUTTER、食べたくなること必須。

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映画「未来を花束にして」 26日 新宿ラヴァンデリア

2017年11月17日 | 企画

毎月の映画会、これ行く。----------- 以下 転載

東京スプリング 映画/ディスカッション「未来を花束にして」

原題:Suffragette

>実話をもとに、1910年代のイギリスで参政権を求めた女性たちの姿をキャリー・マリガン主演で描いたヒューマンドラマ。

1912年、イギリス・ロンドン。洗濯工場で働く24歳のモードは、同僚の夫と幼い息子の3人で暮らしていた。ある日、女性参政権運動活動家である友人に代わって公聴会で証言し、「今とは異なる生き方があるのでは?」という疑問を持つようになる。それがきっかけとなり、モードはWSPU(女性社会政治同盟)のリーダーであるエメリン・パンクハーストの演説を聞き、デモにも参加するようになる。

>しかし、女性の政治活動を不満に思う男性も多く、夫からは家を追い出され、息子と会うことも禁じられ、さらに工場長からもクビを宣告されてしまう。マリガンが主人公モードを演じ、実在の人物エメリン・パンクハースト役のメリル・ストリープのほか、ベン・ウィショー、ヘレナ・ボナム=カーターが出演


日時:2017.11.26(SUN) open 3:00 start 3:30
場所:新宿Cafe★Lavanderia ( MAP | facebook )

イベント参加は無料です。(ただし上映前に必ずワンドリンク・オーダーをお願いします) また可能な限りでかまいませんのでカンパをお願いします。
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りゅうきゅうの「うらぼししじみ」やんばるさ  にほんで一番ちいさいのだよ

2017年11月16日 | 詠む

「ぼくたちここにいるよ 高江の森の小さないのち アキノ隊員 影書房

やんばる3村、石垣島、西表島(いりおもてじま)に棲んでるんだ。

日本で一番に小さい、ちょうちょ。固有亜種、準絶滅危惧種、りゅうきゅう うらぼし しじみ。

でかくて暴虐なオスプレイに攻撃されてるって、象徴的だよな。

ノグチゲラ、ホルストガエル、ヤンバルトゲオトンボ、リュウキュウヒメミズスマシ、ヤンバルクイナ。いろいろ出てくる写真、観察集。

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