(E257系500番代 特急「わかしお18号」)
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2010年9月25日に撮影した写真である。
お召し列車の撮影に向けて、その前日に外房線を千葉から勝浦までロケハンした。
ロケハンとは、ロケーションハンティング、つまり撮影ポイントを事前に探しておく事である。
管理人は、外房線で鉄道写真を撮影したことが無い。
お召し列車を確実に撮影するためには、一発本番と云う訳にはいかない。
したがって、下調べが必須となるのだ。
ロケハンは、総武本線錦糸町駅から快速列車に乗ることからスタートした。
(錦糸町の電留線に顔を揃えたE217系)
この日は関東地方に台風が近づいており、強い風によって列車の遅延や運休が懸念された。
錦糸町から千葉行の快速列車に乗り、30分ほどで千葉に到着した。
勝浦・安房鴨川間は架線障害の影響で不通とのことであったが、勝浦までは運行していた。
ここからは、外房線の勝浦行普通列車251Mに乗り、列車の中からロケハンすることにした。
目ぼしい場所があれば、そこで降りるつもりだった。
蘇我から大網までは、林や畑に挟まれた区間で撮影できそうな踏切もあるが、午前中の太陽を考えると上り側からの撮影となる。
下りのお召し列車が上り列車とすれ違うことも考えられるので、この区間は止めにした。
大網から新茂原までは、刈り取りのほぼ終わった水田の中を走る区間が多い。
車窓に広がる広々とした景色は、多数の撮影者がいても何とかなりそうだ。
線路際に草木が生えており、列車の下部を隠してしまいそうな場所は避けながら、永田や本納の駅近くの場所に目星を付けておいた。
次にお召し列車の午後の走行区間である。
茂原以南の区間は、上総一ノ宮から先が殆ど単線となる。
一部複線区間もあるが、上下列車のすれ違いの無い単線区間に絞って撮影ポイントを探した。
上総一ノ宮停車中に特急「わかしお7号」に抜かれたが、その直後に乗車していた列車は太東駅で運転を見合わせるとのアナウンスがあった。
勝浦から先が不通のため、列車が詰まってしまったとのこと。
到着した上総一ノ宮では、先行していた特急「わかしお7号」が停車していた。
(太東駅で運転を見合わせる特急「わかしお7号」)
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既に雨は上がり、青空が広がっていた。
30分ほどして運転が再開され、特急列車の後を追う様に251Mも発車した。
大原までの単線区間は、撮影できそうな開けた所も散在していたが、いずれも駅からは遠そうであった。
(大原駅で113系普通列車と交換)
大原駅では、いすみ鉄道の単行ディーゼルカーも見えた。
大原・勝浦間は、駅の近くで撮影できそうな場所をいくつか見つけた。
ただ、トンネルも多くなってきて山の影が気になる。
結局、途中下車せずに勝浦まで行き、一旦改札を出て再入場して上り列車で引き返した。
(上り274M 安房鴨川発千葉行)
安房鴨川発の上り普通列車は、15分ほど遅れていた。
途中、往路で目を付けておいた駅で降車し、踏切の近くで撮影したのが「わかしお18号」の写真である。
後追いの撮影であるが、目的はお召し列車のロケハンであったので、構図の確認をした訳だ。
正面がちの構図や、広角で横からの構図などを幾つか確かめてから、帰路についたのだった。
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