(TOMIX 国鉄クモニ83-0形(湘南色))
TOMIXの1/80スケール16.5mmゲージは、153系急行形電車に続いてクモニ83形が製品化されました。
(パッケージ)
最近の1/80製品同様、グレーの外箱に収められています。
(車体が収められた状態)
メーカーホームページの説明によれば、パンタグラフ1基搭載の83005以降がプロトタイプとなるようです。今回は、改造予定を含めて複数両を入手しました。
車体はモーター付とモーターなしに差異は見られません。
デフロスターが窓に表現されているのは気になります。1/80スケールならば別部品とした方が細密感があるので、窓への直接の表現はしてほしくなかった箇所です。
(M車)
(T車)
車体上回りだけではなく、床下も共通部品を利用しています。
パッと見ではM車かT車か区別がつきませんが、床に開いた隙間からモーターやシャフトが見えているのがモーター付です。
せっかくの旧形国電なので、床下機器を弄りたいとも思うのですが、その余地はないようです。
(パンタグラフ)
TOMIXでは初のPS13形パンタグラフです。下部をプラ製、上部を金属製とした組み合わせです。
グレー成型品の無塗装のようですが、実車は検査担当工場によっては黒色だったりしたようですので、特定ナンバーとする場合は塗装するのもよいでしょう。
(台車)
DT13形動力台車も新規製作です。パンタグラフと同様、せっかく作ったのだから、ほかの旧形国電車輌も製品化してほしいと期待してしまいます。
(主抵抗器)
旧形国電ではよく目立つ主抵抗器は明るい灰色に塗られています。耐雪カバーの枠も表現されています。
(3-4位側、1-2位側)
普通屋根の0番代は、実車には窓隅にRがある車輌もあります。また、中央東線・篠ノ井線で運用されたスカ色はPS23形パンタグラフを載せていましたので、塗装変更と併せてパンタグラフの載せ替えが必要になります。
(クモニ83)
床下のパーツには、排障器とスカートが付属していますので、これも実車に合わせての選択ができます。
(単行でも楽しめる電車)
屋根上に手を加えれば、2パンタの000~004も再現できますし、パンタ撤去後の再現も面白いでしょう。
車体加工をいとわなければ、クモユニ82を作ることもできそうです。
(床下の配管も表現)
併結相手は荷物車や郵便車だけではなく、旅客用の111系、115系、153系、165系でもよく、旧形国電の70系、80系といった車輌も実績があります。
(手を加えてバリエーションを増やすことも可能)
ある程度の数を揃えてバリエーションを楽しむのもモデラーの腕の見せ所でしょうか。