ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【旅】銚子への日帰りの旅(その1:東京発銚子行)

2010年09月13日 | 旅行記
9月に入り、テレビの衛星放送ではJR路線の最長片道切符の旅、全線乗りつくしの旅を連日放映していた。
これに刺激を受けた妻の提案を受けて、日帰り旅行を計画した。

場所は、千葉県の銚子である。
近いようで、中々行く機会も無い。
調べてみると、東京駅から特急列車を使って約2時間かかる。
インターネットで往路の特急「しおさい1号」と復路の「しおさい12号」の指定席券を手配した。

当日は朝から晴天。
暑くなりそうである。

(東京駅の空は雲ひとつ無く)
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銚子行の「しおさい1号」は、総武線・横須賀線用の地下ホームから出ている。

房総方面の特急列車は、運転開始当時は全て東京駅丸の内口側の総武線・横須賀線用の地下ホームを使用していたが、外房線「わかしお」、内房線「さざなみ」は京葉線ホームからの発着になった。

(東京駅地下ホーム2番線から発車する「しおさい1号」)
20100918_002

「しおさい1号」は255系9両編成で、グリーン車1両、指定席車1両である。
乗客の数は少ない。
自由席でも十分に座席を確保できそうである。

午前7時37分、「しおさい1号」は、定刻に東京駅を発車した。
新日本橋、馬喰町と地下駅を通過して地上に出る。
因みに馬喰町駅はかつて国鉄の一番低い駅であった。
海抜はマイナス30.58mである。

今は、青函トンネル内にある二つの駅のうちの何れかがJRで一番低い駅であろう。

「しおさい1号」は、この時期だけ船橋にも停車する。
船橋駅では、ホームの反対側に183系の団体列車が停まっていた。
房総特急といえば、183系を思い出さずにはいられない。
貫通型の0番台である方が馴染みがある。

(船橋駅の183系大宮編成による団体列車)
20100918_003

千葉までの複々線区間を快調に飛ばしてゆく。
東京から30分ほどで千葉に到着した。

(千葉に到着)
20100918_004

千葉で外房線・内房線方面と分かれて、総武本線を進む。
佐倉で成田線と分岐する。
成田空港への「成田エクスプレス」は、佐倉から成田線に入って空港を目指すことになる。
「しおさい1号」は、総武本線で銚子を目指す。

(佐倉駅に停車していた113系)
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総武線を始め、房総各線での113系の活躍も近いうちには無くなる様である。
東海道本線東京口、横須賀線からは既に撤退しており、首都圏最後の牙城といったところか。
首都圏の国鉄近郊型電車は、115系あたりが最後になりそうである。

佐倉からは単線区間に入り、急にスピードが落ちた。
複線化して線形を向上すれば、銚子までの時間短縮も可能になるのだろうが、そこまでの需要が無いのかも知れない。
車窓の風景を眺めていると、単線のままの方が良い気がしてきた。
もちろん、地元の方々は別の感情を持っているのかも知れないのだが。

成東駅は、大網までの東金線の乗り換え駅である。

(成東駅の乗り換え案内表示)
20100918_009

乗り換え案内の表示は、結局は列車ごとに発車ホームが異なるので、つど確認しなければならないということか。
この案内ならば、無くてもよさそうな気がするのだが・・・。

こまめに停車を繰り返すが、駅間距離が長いこともあり、気にならない。
近代化された駅もあるが、好ましい木造駅舎も残っている。

(横芝駅の木造駅舎)
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「しおさい1号」は千葉辺りまでは乗車もあるが、その後は停車する各駅で少しずつ乗客が減ってゆく。
銚子駅1番ホームに到着した。

(銚子駅に到着した「しおさい1号」)
20100918_007

※255系の写真は、9月11日の記事をご参照ください。

銚子も晴天である。
海から運ばれる湿気の多い風が吹いていた。

(銚子駅)
20100918_008

駅を起点に、銚子の観光を楽しむ。

(つづく)

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