コロナ禍が続く。そんな中Forbes Japanがコロナ孤独を軽減させる方法を特集して紹介した。項目別に私自身の現状を検証してみた。
- 安全な交流:安全な交流の仕方がわからないので、まったく直接会う交流はしていない。妻はいまだに東京の病院への通勤を続けている。これが私の懸念である。だからいかなる交流も避けている。私の子供達家族も電話メール以外の交流が途絶えている。
- 自分と他人を比べない:これは難しい。私は卑屈なほど自分と他人を比べてしまう。しかしこれを口や態度に出さぬようにしている。そうしていることが精神衛生上良くないとわかっている。自分が卑屈に落ち込むと、ユーチューブでBritain’s Got Talent(英国のタレント発掘番組)のスーザン・ボイルやポール・ポッツやアリス・フレッドナムの最初の舞台で歌うのを聴いて思い切り泣く。何回観ても泣ける。私の卑屈さが吹っ飛んでしまう。
- 散歩に出かける:日課にしている。大阪大学の宮坂昌之教授が推奨する規則正しい生活をして免疫力を高める、を実践している。散歩のお陰で脚の血管の詰まりが改善してきている。雨の日など外に出られない時は、家の中にあるウォーキングマシンで30分歩く。外を散歩するのと違い、面白くない。
- 計画を立てる:私の最も苦手なことだ。行き当たりばったり、が私の生き方。それでもコロナ後を見据えて、私は新たな料理に挑戦を始めた。低温調理器を購入して、招く友人家族を想定して、献立を考え、どうびっくりさせ喜んでもらおうかと策を練っている。
- 隔離生活で失ったものではなく、生まれた機会について考える:本を書きたい、絵本を書きたい、とずっと考えてきた。絶好の機会なのに、まったく書く気が起こらない。何とか書き始めようとするが、できない。そうこうしてすでに1年が過ぎた。代わりに孫たち、友人のお孫さんたちへ手紙を書いている。一歩前進二歩後退。
コロナ禍の孤独を多くの人々が感じている。私もその一人。それぞれがきっと孤独から逃れる方法を考え実行しているに違いない。その結果を持ち合って友と家族と再会する日を待ち望む。