団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

誰か教えて

2021年08月04日 | Weblog

   新型コロナウイルスは、変化しながら再び攻勢を強めてきた。現在脅威を振るっているのは、デルタ型(インド型)と呼ばれているものだ。一時期、毎日のようにテレビでインドの感染者数や死者数が増加していると報じていた。病院は、患者であふれ、町では酸素ボンベの争奪が起こり、インドが混乱していると報じていた。

 

 昨日、日本では、12017人(8月3日18時30分現在)の感染が報告された。凄い感染者数だ。マスコミは、恐怖を煽りたてる。デルタ株は感染力が強い。たとえワクチンを2回接種していても感染の恐れがある。政府の首相や担当大臣は、「安心安全、しっかり」を繰り返すだけで対策がない。医師会やテレビに出演する専門家と呼ばれる感染症関連の医師たちも、これといった対策を打ち出せない。こんなやるせないことが1年半以上続いている。

 

 マスコミのいつもの尻切れトンボ的な報道には、呆れる。あれだけ騒いで報道していたインドの状況に一言も触れない。今は新聞テレビのメディアを頼るより、ネットで検索して、自分が知りたい情報を得た方が精神衛生上良い。早速、インドの状況を調べてみた。デルタ株発症の地であるインドの感染者数が激減していた。

 

 なぜマスコミは、インドの感染者数が激減したのか教えてくれないのか?オリンピックでメダル獲得数を、毎日これでもかと報道する。あれだけオリンピックの開催に反対を唱えていた新聞社やテレビ局も、手のひらを返したようだ。私はマスコミの取材に問題があると思う。今は、ネットにどこの国でも一般市民が現地時間で起こっていることを記事や映像で伝える。マスコミは、下手をすると、これらの一般市民の情報からコメントや記事を書いているのではと疑いたくなる。

 

 日本国中で今、人々が願っていることは、コロナの恐怖から解放されることだ。一時期、台湾がコロナ対策に関して、成功したかのように報道された。しかしその台湾でもデルタ株の猛威にさらされている。台湾で一時成功した対策も日本では実行不可能のひと言でぽしゃった。しかしむやみやたらと「安心安全」「しっかり」「専門家の方々の意見を伺って…」を繰り返すより、世界の成功例、効果があったことを矢継ぎ早に取り入れやってみる方がいいのではないだろうか。

 

 私は知りたい。今なぜインドで感染者数が激減しているのか?昔、風邪は他人にうつせば、治る、というのを聞いたことがある。まさかコロナもそうではないと思うが、今はどんなことでもコロナを防ぐなら、聞く耳を持っている。誰かそれを教えて!

 


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