ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

シカの肉…

2015-02-12 | Miscellaneous
横浜オートモデラーの集いが終わって翌々日。
この冬最大の寒さとなった月曜日はまたもや長野。
朝クルマの屋根にもサラサラの雪が3~4cm積もりました。

で、帰り際に親戚の方がお土産とともに持ってきてくれたのがこれ。
中央アルプス産(?)ニホンジカの肉です。獲れたてホヤホヤ。



狩猟免許を持つ近所の人が持ってきてくれたもののお裾分けですが
食べたことはあるものの、こうゆう状態は初めて見ました。
500gくらいの塊が3つ。
とりあえずしぐれ煮にしようと、すぐそばの居酒屋のおばちゃんの所に
持って行きました。

新鮮なものは刺身でもOKというのは大きな勘違いだそう。
野生動物なのでかならず加熱しましょう。
でもって前回作ってもらったのがこちら。
醤油、味醂、酒、ショウガなどでゆっくりと煮て、ホロホロになっています。
ゴボウを入れてもいいですよ。



ヨーロッパでは高級食材だとかですが、全くクセもなく柔らかくて脂がなく淡泊。
ご飯に乗せても、酒の肴にもピッタリ。

ところで日本全国どこもそうですが、長野県でも近年ニホンジカが激増。
以前描いた野生動物被害の本でもシカの被害についてちょっと調べましたが
その増えた原因の1つとの説があるのが今の季節に道路に撒く融雪剤の塩化カルシウム。
肉食動物は獲物から摂取できるけれど、草食動物は食べた物の消化吸収に塩分が必要。
土や岩を舐めたりして補給するんですが、餌のない冬は雪が積もるので
あちこち探し回らないといけません。

高速道路に撒いた塩カルは雪とともに溶けて高架下などに流れ落ち、土にしみ込みミネラル分になります。
表面に上がってきたそれを夜になるとシカさんたちが舐めるというわけ。
シカのみならずニホンザルなどの野生動物の貴重な冬の栄養原になっている事が、繁殖数の激増と
直接関係があるのかどうかは色々調べないと判らないそうですが、増えて困ったと言いながら塩カルは撒かざるを得ず
なかなか打開策の見つからないのが現状だそうです。
鹿肉を学校給食で出すところもあるそうですが、美味しいんだから食肉としての付加価値をあげて
活用する道を何とか考えて欲しいところ。

塩カルでギトギトになったクルマを洗って、ステッカーを貼ってみました。
気分だけ…Mille Miglia。