備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

犬島レポ2

2011-08-01 11:48:31 | Weblog
まさに泥のように眠った。その泥から這い出すように朝を迎えました。う~~ん、昨日は疲れた。

さて、犬島レポの続き。

島内の移動は徒歩のみです。小さい島なので、北(港)から南(海水浴場)までは歩いても15分程かな。
11:00の船で渡ったのでお昼時分に島にいました。炎天下を歩く事に。
影も消える時間。暑ちぃ~。




犬島は『石の島』です。アチコチにふんだんに石が使われています。その全てが島のものなのでしょうねぇ。
ただ、材料に困らなかった所為か、石工の技という点では『肥後の石橋』ほどのものは見かけませんでした。



細い路地・土留め・井戸・側溝・塀……。

ところどころに、スラグ(銅の精錬残滓)を焼き固めて作った黒い『煉瓦(からみレンガ)』も嵌め込まれています。比重が大きく存在感ありまくりです。断面は虹色の光沢があり、こういうマチエールに萌えてしまうのはヤキモノ屋の性でしょうか。
美術館はそれらを敷き詰めて石畳のようにしたり、遺構の資材置き場の壁などに使われたりして、独特の風景を作り出しています。自宅にサンルームのような土間があれば、太陽の直射日光をダイレクトゲインすれば冬も暖かでしょう。
側溝の石垣には海から上がったカニなどが沢山隠れて居ました。見かけただけでも今晩のオカズには困らな……(ry。

『瀬戸内国際芸術祭2010』での作品『家プロジェクト』も残っていて、それらも島の風景の中に佇んでいます。(美術館のチケットで見学可)
さらに、もっと以前からあるオブジェ群も残っています。モアイ像のように海に面して椅子が並んでいたり……。

ただし、浜辺はキャンプ場も併設していてモウモウたるBBQの煙と匂いが充満。「花見の焼肉の無粋さよりマシか」と思いきや、量的に遥かに凌駕。参りました。


あと、「犬島っていう名前ながら、ネコに困っているのかな?」という看板。



でもネコは見なかったな。きっと涼しいところでお昼寝してたのでしょうね。


子供が拾った流木をハイヒールに見立てて写真を取っていたので、横から拝借して撮影。




船の時間が決まっているので、往路で同乗した方と復路で再会。なんとなく会釈。一眼レフ所持の女子率も高かったな。


やっぱ、夏は海だねぇ~~。直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島などもあります。

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2 コメント

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花見の焼肉 (waka)
2011-08-04 04:41:32
増えてるね、確かに

うちの近くの桜の名所が近年焼肉臭い

みるたび旦那が、花見は弁当だろーっ!て小声で怒ってます


今の季節は浜からBBQのニオイが風に乗って…

お昼はそれでご飯が食べられるくらい

直島のような小島でも同じなんですねぇ

せめて後片付けはきれいにして帰ってもらいたいものですね
観光客が増えるのも痛し痒し、かな。
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(*^ー')b (bizen-nabechan)
2011-08-04 11:01:56
BBQの匂いでゴハンか……。

時々、リクエストして「今日はウナギをお願いします」とかダメかなぁ。
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