五月晴れのGW。
ウチから見えている県道は地元民がショートカットとして利用する山越えの道。その新緑の山道を普段は見かけないバイクの一群が駆け抜けていく。北上するなら湯郷あたりか。ツーリングには気持ちの良い頃ですなぁ。エンジン音が心地よい。
個人的にモータースポーツには疎いので、エンジンやら各種パーツはあまり判っていない。バイク乗りならマフラーやタンクやカラーなど色々とアレンジする楽しみがあるので、自然とエンジン周りの知識があるのでしょうが、ガレージで工具を引っ張り出してゴソゴソする趣味もないし、工業系の勉強はしていないし……本当にサッパリこの分野は弱い。
中学校の時に『技術』の授業で『エンジンの仕組み』を勉強したけれど、実際に触らないで専らお話を聞くだけでした。ロータリーエンジンの紙模型は作ったなぁ。
今、ウチでエンジンのあるものを触るとしたら、草刈り機かチェーンソーぐらい。特にチェーンソーは触る事が多い。それも決して好んでではなく仕方なくであるが。
このチェーンソーとは相性が悪い。土地を購入した時に敷地に大木が在ったので、それらを伐採する為に必要に迫られて購入したもの。
こういう道具は「中途半端なものを買っては後悔がある」場合が多いので、当初は「チェーンソーと言えばSTIHL(スチール)」と決めていました。なんといっても、あのジェイソンさんがお持ちですしね。
取り回しが良さそうなものを探していたけれど、なかなか当時は通販では無かった。
更に田舎暮らしの困るところは代理店も無い。特によく判らない分野の物は、困ったときに持ち込み先がないのは不安でもあるし。そこで悶々としていたところ、ホームセンターが改装か何かのタイミングで在庫セールをしました。そこで見かけたのが今使っているもの。「電動工具の有名ブランドのエンジン機」という中途半端さ。もっともOEMなんだろうけど。
当初はガイドバーの長さに惹かれたのですが、今はそこまでの長さを必要としないので無用の長物でもあります。
「あんなに執着していたSTIHLは何処に行った?」でありますが。
つまり、値段に負けたのです。
各種の不安要素を消すぐらい価格が安かった。無駄になっても惜しくないという価格でした。
しかしながら、購入したもののやはり中途半端であった訳で、新品の時からして一発始動した試しが無い。
プラグの初期不良、キャブレターの詰まり、アイドリングが低いなど次々とトラブル。その都度、バラしたり調整したりと試行錯誤する。その結果、少しはエンジンの仕組みが判ったかな。
そもそもチェーンソーは普段からメンテナンスが必要な機械でもある。チェーンの張り具合、オイル関係は常に管理しないといけない。元々バラす機会が多い機械。
そういう意味では入門機としては良かったのかも知れない。エンジンが掛からないので「無理矢理にでも学べたのは良かったかも」と思える。
但し、そう思うようになったのは最近の事。本当に使うのが億劫になるほどトラブル。
そして、今日もエンジンが掛からなかった。
キャブレターを部分的に外して、プラグを調整して磨いて、ポンプのフィルターを掃除して、ついでにバーの溝を綺麗にして油入れて、チェーンの張りを調整して、木屑も掃除して……。
まぁ、これもスキルアップの一貫か。
手の掛かる子ほど可愛い……のかどうか? は判らない。
(一発始動する良い子が好き)
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