備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

最終日

2009-09-29 21:00:18 | Weblog
千秋楽。
毎日毎日フレックスとはいえ、一週間続けて岡山市街地へ通ったのは初めてのこと。

夕方17;00頃に会場から搬出して帰路につく。
暫くは、この商店街を通る事も無いだろうと思って、振り向いて写真を一枚パチリ。

振り返って見える寂れたシャッター街の続く先に、ついさっき迄の華やかな空間があると思うと、不思議な感覚がする。
この人気(ひとけ)の少ない道を中心にして見ると、やきもん屋の日常は、これから向かう山の中にある。

でも、それを寂しいとは思わない。むしろ、やっと自分の領域に戻れるというワクワクする期待感が強い。それだけ田舎暮らしが身についたとも言えるし、その環境が製作に関する条件であったりもする。

街で無差別・強制的・大量にインプットされた情報を、自分の中で整理してアウトプットするには、静かな時間が必要。
もちろん人によって、その距離感は違う。その辺りを如何に意識するかがモノに表れると思う。

展覧会会場という実社会ながらも、非日常性の空間は確かに楽しかった。


最後になりましたが、たくさんの方々にご高覧頂きましたことを厚く御礼申し上げます。
桐箱製作につきましては、今しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。


これにて、打ち止め~~~~。m(_ _)m  m(_ _)m  m(_ _)m



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おつかれさま (なおゆき)
2009-09-29 22:33:10
狭い社宅に住み、新大阪駅前に通っている私にとっては、
いや、大多数の日本人にとっては、
貴殿の生活環境こそ非日常かと。

旧交を温めがてら訪問したいものですが、なかなか…。

今回のは岡山都心?ということもあって、
足を伸ばそうかとも考えたのですが、
「突然訪問したらビックリするだろうな。」
とニヤニヤ想像しただけで終わってしまいました。
返信する
 \(◎o◎)/ (bizen-nabechan)
2009-09-30 08:18:50
そう!
突然の旧友の訪問は、めっちゃビックリします。「あれから何年?」というのを考えると話が積りまくりですし…。
きっと何処かで会う機会が出来ると思ってます。


やきもん屋の日常が非日常とは、一本やられましたなぁ。 (^。^ゞ
返信する

コメントを投稿