梅雨の合間の 雨上がり。
我が家の庭先の摘み残しのワラビ。
夕まづめ、山に向かってワラビが拳を振り上げている様。
大きくなった葉っぱを羽のように広げ、若い芽を先へ先へと広げていく。
やっとの晴れ間に背伸びをするように 長くなった軸を揺らしている。
そのごく若いところだけを採ってサッと湯に泳がせるとたちまち出来る本日の一品。
鰹節をかけて出汁醤油でいただきます。
ごく細く小さいので 時間をかけて茹でる必要はなく灰汁抜きもおまじない程度。
灰汁抜きをする為には、手に入りやすいのは 『重曹』なのだろうが、そこは、こっちは焼物屋。
窯掃除をした時の灰を 灰汁抜き用にとってある。ごく良いところは釉薬の原料として使えるが、砂混じりの灰は ふるいにかけて料理用にとってある。
その昔は、『かまど』や『囲炉裏』『風呂』の灰だったんだろうなと、想像するだけ……。
なんせ、生まれたときから電気がついてたもので……