ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

2014-08-08 16:12:51 | 日記
                            
                           


                        南の彼方で
                        震撼する

                        人間最後の
                        病

                        ぼくは線虫に食べられている
                        ぼくの血管は
                        線虫が食いついて離れない




                        崖の突端に
                        連れていき
                        ぼくを突き落すんだ



                        ぼくの体から吹き出す
                        線虫は




                        ぼくの脳を食いつくし
                        ぼくは金食い虫になってしまい
                        「金を・・・」
                        「金を・・・」
                        と
                        彷徨い歩くしかない

     
                        緑のジャングルで
                        乾いた砂漠で



                        汗
                        吹き出す血の汗



                        彷徨う歩く人間には
                        解らない


                        頭の中が線虫だから
                        

                        殺しの線虫

                     

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