噛みつく
日々これ好日なり
とは
満ち足りた
幸せを
当り前と
思いながら
あるいは
何事もなく
今あることの幸せを
思いながら
享受
していること
を
感謝することなのか
ある日突然
雨風、嵐
天地が割れ
その立つところを失ったとき
その眼は
苦しみで
ゆがむ
かの砂漠の地の人々
我が近くの
家を追われ
おいてきた生き物を想う優しき人々
を
ちむぐるしき
天下国家を論じるものは
そのふれいむを論じ
そのふれいむの彩や構成や
そのふれいむの中でたたずむ人々を
ないがしろにしてはいないか
それとも
ないがしろにしていい風景なのか