ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

掻く

2015-09-25 11:09:23 | 日記
                      掻く




                   秋の陽は
                   やさしくない
                   ちりちりと
                   刺す




                   午後8時の人生は
                   とっぷり暮れ
                   コーヒーを
                   味わっているころなのに
                   午後の日差しが
                   やってきて
                   汗くさいシャツになってしまうのだ



                   太陽のまぶしさを浴びて
                   その白い光にめまいを起こし
                   自分を見失ったのは
                   そんなに陽が当たらなかったものでも同じか
                   光を自分が放ったものだと勘違いして
                   傲慢になりはしなかったか
                   


                  
                   どこまで
                   どのようにして
                   学び続け
                   この土を掘り進めていくのか
                   ちっぽけな自分だと気づいたときでも
                   この手で
                   ありの足のように
                   地球を
                   掻いていけるだろうか
                   



                   

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