ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

水色の店で-その2-

2012-03-03 17:56:29 | 日記
                                  

       水色の店で Ⅱ

    おいらのなまえは
    鯵

    おいしそうだろ
    なるほどアジがあるよな

    おいら
    お客さんが口に運ぶものにも
    興味津々

    なにを
    食べてるの

    おいらさ
    昔みたいに灰を
    かぶってみた

    ふふっ
    場所は秘密さ
    いまどき
    かまどはないもんな

    お客さんの
    テーブルに座り
    耳元で
    ささやいたよ

    おいらさ
    お客さんのところにいた
    猫の
    子のまた子のまた
    子
    かもしれない

    まっ白だもん

    お客さん
    雨の日でも
    またおいでよ

    おいら
    この店の
    白い猫
    
    
    
    
    

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