おかわりなく
夕方
陽が落ちるとき
おれんじと青の間に金色の
ひかりが
もうしばらく
悲しいことがあっても
この世界にいさせて
うつむき
倒れそうな気持ちになっても
やはり
急ぎ足で
去っていった人たちの分まで
この世界にさす
ひかりをみていたいよ
みっともなく
あがいていても
もうしばらく
この世界のひかりを
あじわっていたい
閉じたこころが
あっ
いま
世界に開いて
何か見つけたような気がした
のに
さわやかな風
そっと
入ってきたような気がしたのに
ばたんと
閉じてしまった
かわりありません
の
いらだたしさ
に
きょうがあすになっていく