ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

おきなわのとかげ~じゅーみー~

2021-01-30 20:01:57 | 日記
                     おきなわのとかげ~じゅーみー~

                   おきなわの
                   とかげ
                   手で触れると
                   自分で
                   しっぽを切り
                   逃げよる
                   足早のつもりの

                   くねくね
                   ぺたぺた

                   どうして
                   すぐ捕まっちまうのかな
                   雑草の生い茂るジャングルで
                   きょろきょろしているせいかい

                   こんなに朴訥に
                   地をはっていたら
                   ど人といわれたり
                   素直でやさしいねといわれたり

                   尻尾をいくつも
                   切り分けられて
                   もうすこしで解体
                   まあ
                   すでに切り分けられているようで
                   山ははげやま
                   時々迷彩が泳いでいる
                   とかげより不気味で

                   海は赤土で埋められて
                   海のものも逃げられず
                   窒息
                    
                   おきなわの
                   とかげは
                   へびじゃないのに
                   かなへびといわれ
                   哀しい尻尾きり

                   ほんとは
                   おきなわじゃ
                   じゅーみーというんだよ
                   じゅーは尻尾
                   みーは

                   みー
                   あい まい みー
                   わたし
 
                   みのある
                   みのうえばなし
                   の
                   みー
                                        

                    

                    

                    

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