ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

あおい落ち葉

2013-04-12 22:04:10 | 日記

                                あおい落ち葉

                            見上げたら
                            星空

                            遠い記憶が
                            きらきら
                            きらり

                            少女と少年が
                            夜空の下で
                            遠い時間を経て
                            立っている

                            半ズボンのきみとわたし
                            時間を追いかけて
                            走ってきたら

                            星空の下で
                            きみは煙草に火をつけた
                            ためいきひとつ
                            わたしはあわててあくびをして

                            運動場のガジュマルの木の下で
                            遊ぶ
                            少年が箒を抱えて歌う姿を
                            思い浮かべた

                            川面に
                            遠い記憶が
                            流れて
                            おしよせる

                            大雨の後の
                            落ち葉
                            朽ちてはいない
                            あおさよ