Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

潜在能力を知る

2006-10-09 11:06:06 | 不思議なミュージカル活動
夏からお稽古が続いていた、ミュージカルの公演が終わりました。

いやー、素晴らしい出来でした!!
もうすっかり「素人歌謡劇」の域は抜けてしまったでしょう!
まじめにすばらしい!

私自身も、セリフ・ソロの歌ともに目立った失敗もなく、セリフが少なかったことも幸いし、自分を変えることができづらかった昨年とは違って、リラックスして舞台に臨めたし、創意工夫を楽しむ余裕も多少ありました。

心地よい疲れを感じながら、忘れぬうちに昨日感じたことを書きとめておきたいと思います。

この5年ぐらいは、多分何かしらの課題を持ってミュージカルに参加するようになるように思います。

で、私が勝手に設定した今年の課題は「自分の潜在能力を知ること」。

残念なことに、私は「できることをしない」ことが非常に多くあります。そして、それをしないがために、ホントはできるかもしれない、別の自分の能力に出会えていないように感じています。

悲しい記憶ですが、それは中学校の時、「できる」ことで「軽く」いじめに遭ったことがあったからです。若気の至りで、配慮に欠け、癇に障る子だったってこと(笑)

そういうことがあって、自分の力は出さない方がうまく行くという、決断をしたのでしょう。「出し惜しみする」という悪い行動パターンを持っているということには何となく気づいていました。

事実、「出し惜しみをしている」「本当の力を出していない」「できるのにやっていない」「遠慮することはない」「実はまだできるよね」と指摘されることが、仕事でも近年多かったし、これって悪い癖になっているなあと感じていたから。

それだけではなくて、「未知の力」にも遭遇したい・・・・

はる、あなたはどんな力を持つ人ぞ?

で、いったいどうしたい訳?

「じゃ~、とりあえず、どこまで何ができるのか、試しにやってみよっかぁ」

というのが私の今年のミュージカルのお稽古や準備に関わるにあたっての自分への問いかけ。

たとえば、演じる。
恥ずかしがっても、舞台の上では、腹がくくられておらず、迷いがあることの方がよっぽど見てて恥ずかしいですからねー。

上手・下手は抜きにして、ちゃんとその役の人の気持ちを演じてみようよ。ってことで、とりあえずできるところまでは頑張ったつもり。そもそも経験があまりないので、欲張らずに一歩づつ。

でも、個人的に目指すのは「走れ!ヘタウマ路線」なので、いいのぉ、まだ「気分だけミュージカル女優」でぇ~♪

って感じ。

そして、歌う。
地声の大きさは、体育会女子の特権(笑)。

通知表の体育と音楽の成績はいっつも安定して満点。そもそも嫌いじゃないんだから、歌っちゃっていいのよ~。

って訳で、本番3日前から、本気モードにスイッチを入れ替え、ガンガンいっちゃいました。

あ~、体の中の悪気が退散したように、すっきりぃ~♪

そして、書く。
「好き」ということはそれだけで、その人を動かすエネルギーの源泉になる。
ブログも1年以上続いていることから、書くことが好きなんでしょっ、多分ね。

パンフレットを読んでわかりやすく、興味が持てる内容にするには?と思案したおかげで新渡戸稲造の生涯や功績はよく理解でき、一般教養は豊かとは言えない私に大きな「おまけ」がもたらされました。

感謝状・個人賞の文章、一人ひとりのことを思い出して、夜な夜な感謝の気持ち、その人から学ばせていただいたことを「どこかから借りてきた言葉」ではなく「自分の言葉で」書く。

できあがったものを1人づつ額縁に入れる時の、あのいとおしさと満足感、そして
カ・イ・カ・ン(かなり自己満足・・・)

それだけで「楽しい~」と思っていたけど、もらった人から「うれしかった」と言われて、そのことが私には本当にうれしいことでした(涙)。

ヒューレック研究会では、相手の良さを認め、伸ばそうと思うからこそ、自分の持っている力を出せば、役に立ち、喜ばれ、誉められ、感謝される。

「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」っていう禁止事項はルール以外にはないように思う。

人の潜在能力ってのは、多分こういう環境下で開花するんだろうなぁと思う。
「やっちゃっていいんだーー」という安心感、コレ大事!

仕事の環境下では、エッセンスとして取り入れることはできても、残念ながら、時間的な制約や人の価値観は皆違いますからさまざまな損得勘定が働いたりする場合が多いように感じます。

だから、自分の成長の場に物足りなさを感じたら、仕事や家庭以外にこういう場を持つことはとても大切だと思います。

私の場合は、応急処置的に自分自身や現状への満たされない思いを、一時的に何かで紛らすことはできたとしても、結果的には自分のダイナミズムにはつながらないような気がしています。

そして、痛切に感じたのは、私にとっては、自分を変えたい、まだまだ成長したいと思った時には、「健全で普遍的なぶれない軸を大切にしている」人やグループに接することがとても大切なことだと思っています(あくまで私にとって)。

誰に「何を以って健全とし、誰が普遍的と判断するのか」とかそんな回答が面倒くさいことを聞かれても、自分の嗅覚・直観で判断し、自分でコレだ決めて、自ら学んで、自らをいいと思う方向に変えていけばいいのだと思う。

そういう場があることに感謝をし、感謝される関係の中で「人を信じる心」を取り戻すことができたことに、昨年にはない喜びを感じています。

私が知る限り、フィナーレで客席に涙をぬぐっている人が数名いました。
その涙の理由は人それぞれちがうと思いますが、何か人の心を動かす力を持ったものを作ることができたのはうれしいことです。

ヒューレック研究会の皆様とご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
来年もよろしくお願いします。

いやー、お疲れ様でした。何はともあれ、皆様からのクリックで来年も頑張るよ~。今度は脚本書いちゃいます!



週末のビデオ見ながらの自画自賛の会が楽しみです♪
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7 コメント

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お疲れ様でした^^ (たかQ)
2006-10-09 20:41:07
今回のミュージカル本当にお疲れ様でしたm(__)m

来年ははるさんの脚本ということでより素晴らしい劇になることと思います^^

今年は結局仕事で見に行けませんでしたが来年はきっと客席からこっそりと応援させていただきます

追伸 

ついに50位以内ですね~♪素敵な内容のブログはやっぱり評価されるものです^^
返信する
ごくろーさん (あね)
2006-10-09 23:10:51
思いっきり楽しめたご様子でなにより。

本当に、中途半端が一番恥ずかしいもんね。



またまた脱皮した様子をビデオで見るのが楽しみです。

大笑いさせてもらいますよ。
返信する
Unknown (ころん)
2006-10-10 09:25:19
素晴らしいですね~!

感激しました。



不思議と今の自分にタイムリーな言葉が並んでいます。

「さあ、ころん、あなたにはどんな力があるの?いったいどうしたいの?」って、まさにこれを、ここ数ヶ月ずっと問い続けています。



私もまた、長い苦悩の時期から、ここ数年(まさにエニアグラムワークショップに出る時)で回復し、まるでどこか生まれ変わったような感じだったのね。まさに人生の転機。実際に出産したし、現実的にもそうなんだけど、それよりも自分の内面で「死んで生まれ変わった、再生した」ことがあったんです。



すると、さあ、私はどんな力があって、どうしたいんだっけ?って、こればかり考えるようになって、まぁ楽しいことったら!

ありがたい。ここまで来られたことに感謝です。



そして私も、思春期のあたりから、自分の能力をあまり出さないようにするようになったのです。

小学生の時から、あれこれマルチというか、器用に何でもこなして、周囲の友達から嫉妬を受けたりして。



ピアノも、なぜかすぐに上達して、渡された楽譜を数日で最後まで弾けるようになっちゃったんだけど、それをピアノの先生の前で示さないように、わざと間違えたりして、あまり早く先に進まないようにしたんです。

ピアノ友達と遊んでいた時に「ころんちゃんはスゴイよね。どうして?」って言って、泣きながらトイレに閉じこもって出て来なくなっちゃって。それを見た時に「自分が出来ることを示したらダメなんだ」って思ったんですね。

たぶん7歳くらいの記憶ですが、強烈に残ってます(笑)。



今やっと私も、やっと、やっと、自分らしくスタートです。ブログもずっと続けてて、書く事が好きだし・笑。

はるさんと同様に「健全で普遍的なぶれない軸を大切にしている人やグループに接すること」が、今の私にはすごく大事だ!かつて私は、ずっとそういう人々から遠ざかっていた・・・って思っていたんです。



はるさんの今回の日記の何もかもが、ああもう、そうなのよ、私もその通りなのよ!って感動しちゃいました。



美しく力強い日記をありがとうございます!良いエネルギーをもらえました。
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私もかんどー (sei)
2006-10-10 14:19:38
 ご訪問ありがとう!

そして、はるさん、私も感動しましたっ。



仕事以外に、自分を表現できる場はとても

大切な貴重な環境なのですね。

それで、信頼できる仲間がいたら統合に向かわないわけがないっ!



そんなつもりで、「詩」を書きました。統合に向かう力や、出来事は自分が必要としているときにちょうど良いタイミングで与えられますね。決して、遅すぎず、早すぎもせず・・。



 またまた、はるさんに勇気をもらいました!

返信する
ホント、疲れたよ・・・ (はる)
2006-10-11 00:11:48
たかQさん



こんばんは。いやー、直前はいろんな準備で深夜まで作業をしたりで、かなり寝不足になりました。

やはり、前日と当日すごい疲れます。30代の私がこんなに疲れているのに、「あの方々」はお疲れではないのでしょうか。今日は金井先生のお宅で授業でしたが、先生はいつもどおりでした。ちなみに、私はまだ回復していません。

恐るべし、戦中派エネルギー・・・・



あねさん

今年は去年より笑えると思います。

DVDは楽しみにしていてください。「家宝」として仏壇に一度お供えした方がいいかもしれません・・・
返信する
果たしてそれは嫉妬か? (はる)
2006-10-11 00:48:25
ころんさん



コメントありがとうございます。

なんていうのかな、同じ肌の温度を持った人に会った感じでうれしく感じています。



嫉妬を恐れるあまり、本当の自分が出せない・・・



嫉妬という感情は本当に、重たく耐えられませんね。



ただ、最近思うのは、私たちから見ると嫉妬とと受け止めているものが、実は他のタイプの人だったらどう映るんだろう?って最近感じるのですよ。



他の人に言わせればそれは、嫉妬ではないかもしれません。もしかしたら、私たち、タイプ3固有の受け止め方かもしれないって思っちゃったりします。



だから、私たちが嫉妬を恐れて、自分の本来の力を出さないのはもったいないことです。



そして、多くの著書において、タイプ3へのアドバイスに「ありのままのあなたで良い」とありますが、「もっと、もっと」と上を目指すとらわれを捨てることだけでなく、実は自分の深いところに「しまいこんでいる能力」や「押し殺している感情」も、自然体でいさせてあげる、居たいところに居させてあげてもいいと思います。



そして、私たちがウイングに持っているタイプ4の創造性が、メインのタイプ3の潜在能力の開花を首を長くして待っていると思います。



そういう意味で、ありのままの自分になりたいと思うのでした・・・・



「強くて美しい」

女性としてもそういう女性になりたいと思います。

「強い」は「柔良く剛を制す」。踏まれても立ち上がると言うよりも、踏まれないしなやかさや、「踏めるものなら踏んで見ろ!」的な気高さのようなものは持っていたいと思います。



ころんさんのコメントでそんなことを考えました。

こちらこそ、たくさんの気づきをありがとう!
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統合の方向に向かう (はる)
2006-10-11 01:07:03
seiさん



コメントありがとうございます。



>統合に向かう力や、出来事は自分が必要としているときにちょうど良いタイミングで与えられますね。



今回はタイムリーでした。

そして、このような経験ができたのは、私がお世話になっているグループは私がリーダーにならなくても良いポジションだったからというのもひとつの要因だと思います。タイプ3への助言の中に、「損得抜きで仲間に尽くす活動をする」というのがあるのですが、自分のスキルアップのためとかキャリアアップのためとかそういう思いはこのグループにおいて一切無縁です。そういう活動を通じて得られたものの大きさが余計seiさんの詩で涙を誘ったのだと思います。



私のブログで紹介させていただきます。こちらこそ、本当にありがとうございます。

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