Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

「もっと」から「きちんと」の時代

2010-08-22 11:57:46 | 消費生活アドバイザー的に
今週初め、2010年4~6月期の実質国内総生産(GDP)の成長率は年率換算で0.4%増にとどまったことが発表されましたね。

前の期は4.4%で、今季の見込みは2.3%だったため、衝撃的な数字だったでしょう。

7~9月は、さすがに酷暑による特需が消費を押し上げているような気もしますが、それはさておき、4~6月はGDPの6割を占める個人消費の伸びは、わずか0.03%。

テレビのニュースの街角インタビューで、個人商店主の方が、「景気は回復してほしいと思っていたが、このままの調子がずっと続くと考えて商売をして行かなければならない」と仰っていました。

スーパーの生鮮食料品売り場では、安いモノから売れ、持ち帰り寿司の売れ筋は500円前後であること。

中食市場も、横ばいまたは微増とのこと。

でも、売り上げが伸びている市場があります。

それは調理器具市場だそうです。

近年大ヒットとなっているシリコン製の調理器具なんかが大きく取り上げられていました。
最近、カラフルな商品がよく目にとまりますよね。


シリコンってケイ素と酸素の化合物を含む合成ゴムとのことですが、高熱調理に利用できるのか今一つピンとこなかったのですが、海外ではずっと使われてきているのですね。

さて、

博報堂のシンクタンクの研究員の方が、「『もっと』から『ちゃんと』の時代に変わっている」と言っていました。

調理器具が売れるのは、素材から完成させる達成感の表れではないかとのことです。

これまでそうではなかった人たちが、動機は節約だったかもしれないけど料理にしてもクラフトにしても達成感や自分らしさを楽しむ時代になっているのだと思います。

だから節約疲れが生じにくい。

テイセイチョウデモセッキョクテキニタノシムシセイデ。

月並みな表現ですが、楽しくて、簡単で、安全で、ヘルシー

ただ、低価格なもの、高機能なもの、高級感があるものではなく

賢い消費者は、賢く情報を集めて、自分で納得して選択をし、人と比較しない自分なりの上質感の中で暮らして行く。

そんな時代に変わってきているってわかっていましたが、改めて考えされられた消費者行動です。

太刀打ちできる商品やサービスが増えていくのが楽しみです。

プチっとお願いします。




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