Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

Tグループの中の私(4)

2014-04-24 11:32:47 | 組織開発のこと
1ヶ月以上経っても、まだリフレクション(振り返り)が続くTグループ。
その間に、2回、同じグループだった仲間と個別に食事をすることがあり、なかなか忘れさせてくれないこともあって。

その後の私は、これまで通り、
日常的に会議に出席したり、臨席したり、ファシリテーションをしたり、アクションラーニングのセッションをやったりということは続いており、グループプロセスの中での自分と他者、他者と他者との関係には以前より繊細に関わりたいと思うようにもなったわけだけど、

痛感するのは、皆、意見や助言好きだということ。

Tグループの中でも、基本的には、意見に意見を重ねることが多く、日頃意識しているダイアログ的な、探求の場面にはなりにくかったと思う。

会議なんかでもそうで、「心理ゲーム」が展開される可能性を秘めていて、そんな時に、いかにファシリテーターやコーチなどの調整役的立場の方が、成人(A)で交差交流的に介入するかなんだと思う。

心理ゲームについては、わかりやすくまとまっているページがあったので、リンク貼らせていただきます→コチラ

あと、交流分析士ならばおなじみのこれらの本もありですよね。

ゲーム分析 (Transactional analysis series (4))
クリエーター情報なし
チーム医療


あなたが演じるゲームと脚本―交流分析で探る心のうら・おもて
クリエーター情報なし
チーム医療


実際に、セッション中には、
「はい、でも」「大騒ぎ」「決裂」「あなたのため」なんかは起きていたと思うし、上手く行っていない会議の中でも実際に起きていると思う。

セッションや会議中にコンテンツに集中している時は、本当気づききにくいものと、今回は全くいつもの社会的な役割を捨てて臨んで痛感しました。

仕掛けられたゲームに乗りかけても、自分からゲームを止めることができたのは一つの成果だったかなと思うのですが、

この心理ゲームが行き過ぎた時に止めること。

これって、これまでマンツーマンの関わりの中では意識できていたけど、これからはグループプロセスの中で、もっと精緻にやっていかなくてはならんなぁ。。。

読ませていただいています→「Tグループにおけるトレーナーのファシリテーション、学習観・トレーニング観に関する質的研究

というのが、1ヶ月経って、Tグループが、自分にとってのトレーニングの場だったと言える印象深い体験の一つだったかなと思うのですが、それよりも、10年前に交流分析という学問に出会い、今も深耕していることが、自分にとって本当に揺るぎない土台になっているんだとなと改めて思う日々です。
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