Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

振り返りを促す力

2013-08-01 23:16:15 | しごと・キャリアのこと
7月は、ティーチングの研修を連続で担当していました。

コーチングやメンタリングなどに比べて、ティーチングスキルはそれ単体では陽が当たりにくいように感じていますが、

知識ゼロ・スキルゼロの新人さんには、まず「教える」ことが最初の関門。

新人の育つ力は、新人の意欲や能力だけでなく、指導者とどんな関係を築けているかとティーチングスキルに大きく影響を受けるに違いありません。

最近感じるのは、若い方の要領の良さです。
4月の新人研修の段階でも、そのスマートさには感心しますもん。

しかし、研修に登壇して良く聞かれるのは、「教えたことはできるけど、それ以上のことはやろうとしない」って声。

しかーし、教えたことはできるというのは喜ぶべしです。
(当たり前なんですけど)

しかし、その後、自ら考えて仕事を拡げていくことに物足りなさを感じるなら、教える側も効果的な関わりができていないと言えましょう。

教えたら、一緒に振り返る。

「これって、どうしてこんなやり方でやると思う?」
「もし、○○なことが起きたらどうする?」
「どんなところに気をつけてやってみてるの?」
「もっと、うまくやるにはどうしたらいいと思う?」

そんな、質問を投げかけながら、そつなくやってる仕事に対しても振り返りを起して行く。

多分、これって指導者の役割だと思うけど、実際問題「訊いたところで返答が期待できない」なんて諦めの声がも聞かれます。

でもでも、それってすぐに返ってこなくちゃいけない?
わかった時でもいいんじゃない?

質問を投げかけてから、新人が答えを見つけるまでにタイムラグがあっても不思議じゃない。

「○○さん、おとといの質問の答えって・・・ってことですか?」

そんな、やりとりも悪くない。

多分、今、若手への指導に手を焼いている指導者の方は、丁寧に指導計画を立て、ティーチング力を身につけることと、フィードバックや振り返りを促す力を磨くことで随分変わると思う。

「ゆとり世代だから」のひとことでかたずけてしまうのは楽。

そんな言葉で、指導者としての成長を放棄しないで、お互いの成長を諦めないでほしいと感じています。

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2 コメント

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そうか! (はしくれ)
2013-08-02 19:48:45
その時すぐにわからなくても、
すぐにできなくても、

基礎的なものというか、
方法論みたいのを身に着けていれば、

答えにたどり着く・・・。

一時期、「地頭力」っていうのが
盛んにいわれましたけど、
そういうものを身につけるための
導きが必要なんでしょうね。

PS 今年は大河ドラマを全く見ていなかったので、
白虎隊しか知りませんでした(>_<)

福島には小学生の時以来行っていないので、
なるべく早く行く機会をつくりたいです☆
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そうなのだ! (はる)
2013-08-03 09:02:59
はしくれさん

そうなんですよ、我々の辛抱が足りないのです。

私も、今このことを実感しています。

相手は変わりたい時に変わる。
相手は考えたい時に考える。

我々が、相手にどんなに変わって欲しくても、考えて欲しくても。

相手は変えられないとか、
内発的動機とか、頭でわかっていても、

大抵の方は、

やっぱり大なり小なりの支配欲(外的コントロール)
って働くんじゃないかな。

私はそうですけどね(笑)

導きの粘り強さがポイントのように感じます。

追伸:私は大河ドラマは1話も欠かさずに見ています。
綾瀬はるなってスゴイなと思うことが多いです。



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