Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネストレーナーがマインドフルネスの実践で体重を減らすことができるか?に取り組む日々

2016-09-09 20:44:15 | マインドフルな日々
8月1日から「マインドフルネスの実践で体重を減らすことができるか?」を試行錯誤している私です。

最近、NHK・Eテレの「サイエンスZERO」でマインドフルネスが特集されてから
北陸マインドフルネスセンターのホームページはアクセスや問い合わせが倍増しています。

が、しかし

マインドフルネスの実践とは座って瞑想するみたいなイメージを持たれている方も多いようなんですが、
マインドフルネスの実践機会は生活のあらゆるシーンにあります。

自分にとってストレスになる場所から離れて、呼吸や五感、自分の心に
向き合う非日常空間を持つことはリラクゼーションやストレス軽減のためには役に立つと思います。

ただ、

日頃の行動、生き方をマインドフルな方向へとシフトしていきたいという「柔らかな」願望を持っているなら、
もっと日常での洞察も大事にできるんじゃないかなと思っています。

そんなこんなで、トレーナーとしての新たな実験

テーママインドフルネストレナー、高止まりしている体重に向き合いマインドフルな食事を実践する」

を開始しております(汗)

あんまり躍起になったつもりはないのですが、
数字は実践結果を共有するにはわかりやすいデータなので公開すると1ヶ月で、1.6kg減です。

この間にやってきたことは、減らそうという意志の力を極力減らす方向での取り組みです。

従来からある「緻密すぎるダイエット情報」はほとんど気にかけていません。
(無意識で応用している知識はもちろんあります)

大きなスローガンは「少なく、大切に、美味しく食べる」です。



つまりは「知足」です。

やはり、あらためて

食べ過ぎています。
量多いです。
ゆえにカロリーも過剰です。

とはいえ

自分に禁止することはなく、むしろ好きなものを食べています。
疲れているのに無理して運動もしません。
もう少し体が軽くなって涼しくなったら始める予定です。

巷で話題になっている「マインドフルネス」は、静坐瞑想が中心でかつ
宗教性を排除したものとして脳科学に比重を置いて紹介がされている印象を受けます。

しかし、

私は、脳は変わることと問題を引き起こしている習慣やパターンが変わることの間には大きな壁があって、
別途質感の異なるな取り組みが必要だと自他の実践を通して痛感しています。

「害になっている習慣」を、幸福感を感じる「新しい習慣」に変える「実践」が必要だと。
習慣を振り返る「経験学習」が必要だと感じているのです。

そして、私の食生活を振り返って思うことなのですが、

忙しい生活の中で取り組みづらいカロリー計算や期間限定の禁止事項の多いダイエットは、
本来の私たちの「生命」の流れに反するような気がして、どうにも違和感があるのです。

少なくとも

私が支援しているマインドフルネス心理療法の自己洞察瞑想療法の中にも「食事の瞑想」があります。

このことをもう少し掘り下げてみたいんです。

1日の摂取カロリーを決める、何回噛むとか何キロ減らす といった「達成感」に縛られない
毎回メニューを評価して自罰・自責思考に溺れたり(偏りや過剰は複数回でバランスをとる)、
自分の食事態度にマインドレスになって「まいっか」といつまでも逃避してしまうというパターンを放置し

全ては便利な言葉「ストレスだから」で終わらないように、本当に自分が喜ぶような創意工夫を
楽しんでいけば、

「食べること」にまつわる「苦の解放」につながっていくのではないかと思います。




その際に、近年取り組んでいる禅の思想に根拠があるマインドフルネスの実践は大きなヒントをくれると思っています。

5年後も10年後も続けられる「食事が愛おしくなる」そんな実験を重ねていきます。
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