Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

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自分にとって「順調と思える時」と「決して順調ではないむしろ試練で不遇だったと思える時期」と

2017-01-14 06:48:51 | マインドフルな日々
出張で横浜です。



横浜は、幼い頃から父の仕事で縁のある馴染みのある街。
20代の終わりに2年住みました。

その時は、
自分の人生に於いて前代未聞のことが多く起きた時期、
私の人生の試練の始まりでもありました。

まだ若かったこともあり、
どう対処していいかわからずに
強行突破や自暴自棄な行動も多くあり、
自分の蒼さを振り返ります。

そこから8年で住まいを3度変え、
2人だった生活が1人になり、組織を離れ独立をし、
自分の人生を生きることができるようになりました。

1人だけど、寂しさはなく、
恐怖はあったけど、仕事に追われて麻痺していた時期
でもありました。

若い頃は思うように働けない時期が続きましたが、
決して腐ることなく、方向性だけは見失うことなく
地道な準備が基盤になり独立をしたように思います。

不安は色々ありましたが、
その後、研修講師の仕事をすることになり、
大切な仕事をいくつも横浜でいただいてまいりました。

この街で、鍛えられたと感じます。

当時は「なんでまたこんな難儀な案件ばっかり来るかなぁ」
と感じていたのですが、

今、振り返ると、この仕事での自分の提案力は、
ずいぶんと磨かれたと思うし、瑣末な対処方法の伝授ではなく

クライアントの組織の「使命」から、
一緒になって徹底的に「応対方法」を考え、実践し、
修正するということに「熱中」できた

そんな時期でもあったように思うのです。

講師としては、クライアントに、
厳しいことも言えるようになり、疑問を呈し、
クリティカルになることもでき、

評価を気にせず、
自由にやらせていただいた仕事ができた時期であり、
講師やコンサルを仕事としていく上で、
かけがえのない時期だったように思います。



今でも、この界隈を通るたびに、
真剣勝負の仕事の後の開放感を思い出し、
懐かしい気持ちになります。

クライアントとの間に、
営業力の強い研修会社を挟んではいたものの、
私の場合は、大きなトラブルは少なく、

本当に、仕事を通して成長できたことを
あらためて感謝しております。

今思えば、孤独な「戦い」となっていたこともあった。
でも、多くの縁に支えられていたなぁと。

横浜に来ると、

不遇だった時期と充実していた時期と
両方が想起されるのですが、
後者は鋭気を喚起します。
(だいたいそういう時は、ちょっと弱っていたりもする)

「今、ここ」だけではなく、
自分にとって元気になるそういう時間の想起は、
自分の棚卸しにもつながり時々は必要だなと思います。

金沢に戻り、
思うように仕事ができなかった時に、
久しぶりの仕事で仕事勘が鈍ったなと痛感し、
愕然としたのも横浜だったけど、
リベンジできて、また自信をつけたのも横浜でした。



この観覧車は、そんな感情が動く時に私の視野にあり、
そして私のいろんな感情を乗せてきたのかもしれません。
(そういえば、私自身は一度も乗ってないな。。。)

順調な時もあれば、どん底を見ることもある。
底を徘徊し続けると、光のある方を見たくなる時が来る。

誰かが支えてくれていて、私も誰かの役に立っていることを知る。

若い頃の私は、野心に満ち、
いかに早く、いかに遠くに、いかに効率的にたどり着こうか
ということが関心ごと。

それゆえ、壁にぶつかることが多かったなあと。

今も、基本的な性格傾向は変わらないと思うけれど、
「目標」とか「ゴール」という言葉に
さほど価値をおかなくなり、

最近は、多少なりとも「プロセス」に辛抱強くなった
と振り返って思います。

それは、自分にとって
「決して順調ではない、むしろ試練で不遇だった時期」を
いささか乱暴に過ごしてしまったという経験を経て、

何度も訪れる、
「決して順調ではなく、むしろ試練で不遇と思える時期」を
ゆっくり丁寧に過ごすことを覚えたのだと思うのです。

「決して順調ではなく、むしろ試練で不遇と思える時期」

そのじれったく、悶々とする時期を、
安易に認知を変えたり、小細工してやり過ごそうとか、
誰かの成功体験を当てにしたりなんかしなくて、
どっぷり浸って、浸って、浸りきって、
そうやって環境を受け入れながら、

自分の中から
「どうしても諦められないこと」として立ち上がってくる、
そういうことが、自分のまぎれもない原動力だったと
振り返って思います。

小細工だけでは乗り越えられなかったなぁ、私の場合は。。。

今は、北陸マインドフルネスセンターにて

「決して順調ではなく、むしろ試練で不遇と思える時期」

を生きるクライアントをサポートしているわけですが、
皆さん、身体症状を伴うがゆえに苦しい時期です。

でも、この苦しい時期は、
まさに新しい自分を産み出す「産みの苦しみ」
でもあると思うのです。

(だから、私は「産婆」みたいだ)

苦しいと感じる渦中にいると、なかなか気づかないのですが、
順調だとか、そうでないとかということも、
自分が決めていることであり、

振り返ってみて言えることは
そこには自分が日々成長することができて「経験」があった。

過ぎてしまえば、順調な時にも、そうでない時にも
等しく成長の機会があると感じます。

だから、順調かそうでないかという二択の味方に陥らず、
どんな時も「成長が続くプロセスにあるんだ」

そう思っていたいと思います。

こんなざっくりした感じではあるけども、
支援者としてのあり方も
磨かれ確かになっていくのを感じています。

過ぎてしまえば、万事OKだと思えるということは、
そのプロセスにおいても万事OKなんだろう、

今はそう言える感じがします。
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