Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

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西田幾多郎記念哲学館にて

2010-03-22 14:00:12 | ふるさと・石川
ロードレースの前日、実家の隣町にある「西田幾多郎記念哲学館」を訪ねました。



以前から、帰省するたびに行きたいと思っていたのですが、市街地とは反対方向であり、なかなかきっかけもなく。

もともとは、西田幾多郎先生そのものよりも、その弟子の思想や出版物、功績から遡って関心を持ったことが訪ねるきっかけです。

本格的に着火したのは、教育者である森信三先生の「修身教授録」を読んでからです。

「善の研究」で知られる西田幾多郎先生の名前くらいは知っていたものの「哲学って何?」的に、ぼんやり過ごしてしまい、

「禅」の研究で著名な鈴木大拙先生ともに、偉大な哲学者を輩出している金沢に生まれながらも、2人の功績の無知ぶりを、そろそろ恥ずかしい「年齢」や「立場」になっていることに気づいて幾歳・・・

さて、

最近のワタシは、理論や手段を学ぶことに熱心な訳で、それもそんな時期と理解している一方で、確立した理論や手段に頼りすぎて、自由な思考の枠を狭めていないかも気になっている訳です。

しかも、ロジカルシンキングやクリティカルシンキング、ブレークスルー思考など思考法を学んでも、それは何かの成果を意識しており、どこか終焉があるもの

と感じていたのでした。

ワタシはムダに思考することを嫌う傾向があるのですが、そんな自分が最近どこか物足りなく感じていたりもします・・・。

新入社員を迎える時期が近づき、彼らはとかく「考える力」が足りないと言われ、「自分で考え、主体的に行動できる社員に」などと理想像を重ね合わされる訳ですが、

最近、

「そもそも、われわれ年長者の思考ってどーなん??」

って思うんですよね・・・

我々が、新人に求める程度の思考なんてできて当然だし、成果を意識した思考は、業務遂行上のスキルとして求められて然るべきもの。

その一方で、誰から求められるものではないけど、自分の生き方の軸や、幸せって何とか、社会の一員として主体的に生き、周囲と調和して生きる生き方とか、人が生きる本質の部分を、

粘り強く考え抜いたりとか、ともに自分の考えを交換しあいながら、相手を否定することなく自分の考えをヴァージョンアップする機会って、そもそもどれくらい持てているんかい?

と、考えると自分で自分自身が物足りないのです。

特に、人材育成の仕事にかかわりながら「キャリア」って「仕事にまつわる生き方自体」だと定義される中で、「いかにして生きるか」なんてことを、骨太に同年代と話したこともない。

ジブンモフクメテミナ、イマヲイキルコトニセイイッパイナノハショウガナイカ・・・

西田幾多郎記念哲学館で、金沢弁の訛りの西田幾多郎先生と生涯の友・教育者:山本良吉先生(武蔵高校の初代教頭のち校長)の対談を音声で聴いたのですが、

こんなに侃々諤々できるのも、少々うらやましかったりしました。

また、日本の哲学者に大きな影響を与えてきた東洋思想についても、この何年かは関心を持って、自分の考えの礎にしたいとも思っています。

そもそも哲学とは縁遠い私でしたが、学びたいと思う時が学び時なんでしょう。

ちなみに、

この哲学館の設計を担当したのは、建築界の巨匠:安藤忠雄氏です。

将来は、建築や設計の仕事に就くことを夢見ている中学2年の姪は、「考えること」をテーマにしたこの建物の中で、一人空間を味わってウンチクを述べておりました。

「考えること」について、考えた1日でした。

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