Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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30代のメンタルヘルス不全

2008-02-09 01:00:33 | 産業カウンセリングのこと
30代は心の病で休職する勤労者全体に占める割合が最も多い年代です。

しかも、2002年から2006年のデータによると、たった4年間で2割も増え、全体の6割をこの年代が占めています。

特に、主任や課長の補佐役などの、「プレ管理職」層のメンタル不全による休職者が最も多く、新卒10年ぐらいまでの比較的若年層がそれに続きます。

実際に課長以上の役職者が心の病で休職する割合は一桁台なのですが、自殺者の割合が全体の4割を占めるのが40代・50代です。

40代は身体的な疲労を訴える勤労者が最も多い時期ですが、過労などの健康上の問題加え、生活経済上の問題、家族関係、失職などが引き金になって命を絶ってしまう・・・。

ってことは、心の病に陥って休職をするという訳でなく、頑張るところまで頑張った結果、突然ぽきっと折れて、命を絶つということなんでしょうか・・・。

しかし、もっと興味深かったのは、青年期・壮年期と分けた時に、カウンセラーや医師などに相談した割合は青年期の方が少ないということ。男性の相談割合が女性に比べて極端に少ないということ。

断片的な情報を寄せ集めると、極端かもしれないけど、

「30代で役職に就く前の男性は、カウンセリングなどのサービスを受けることもなく、孤独にメンタルヘルス不全に陥り休職してしまう割合が大きい」

と言えるかもしれない・・・

そう考えるのは私だけでしょうか?

仕事の煩雑化や、仕事の量の増加し、しかも1人でやる仕事の量が増え、自分のことで精一杯という状態になると、職場では手助け合う機会が格段に減ってしまうみたいな悪循環って多くの職場で見られるんだろうなあと思います。

コミュニケーションの質を問わず、接点が少なくなっている中で、いかに組織としてメンタルヘルス不全者を出さないようにするか、本人から出ているアラートに組織的に対応するかが問題なんだと思います。

不幸にして職場に期待できない時って、可能であれば家族、あるいは利害関係のない友人や、カウンセリングルームのような場所に目を移して解決する必要もあろうかと思います。

私もそういう時期を経験しましたが、最初は不満をぶちまけたり、泣き言が多くなる語り場になると思います。吐き出した後に、合理的な判断ができるような、暖かい語り場が本当は必要なんでしょうね。

私は30代もやがて上級生になりますが、同年代の苦戦には心が痛むものです。

同僚やあるいは上司・部下が、メンタルヘルス不全に陥る前に、見逃してはならない「けちな飲み屋サイン」というのが紹介されていました。

け・・・欠勤
ち・・・遅刻
な・・・泣き言を言う
の・・・能率の低下
み・・・ミス・事故
や・・・辞めたいと言い出す

中でも「能率の低下」が、必ず起こるのがメンタルヘルス不全。

少ないコミュニケーションの接点において精一杯の「いたわり」と「労い」の気持ちを伝え合える、そんな職場であってほしいと産業カウンセラーの1人として願っています。

1日1回ありがとうございます




コメント (8)
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