生もとの「もと摺り」を拝見&体験した後は、同じ「もと場」に在る「速醸(そくじょう)」の酒母を拝見いたしました。
以前のブログで申し上げた通り、原料米:八反錦 精米:60% 使用酵母:601号のそれぞれ仕込日の違う酒母が4本の『モト仕込桶=壷台つぼだい』(下写真ドラム缶のような容器)に鎮座しておりました。(写真は3本しか写っていませんが・・・実際には向かって右手前にもう1本)写真1:【速醸仕込みの壷台】
竹鶴酒蔵さんの生モト造りは、4つの半切りでもと摺りが行われた後、それを1本壷台にまとめられます。その中で乳酸も造り出し、蔵付酵母が自然に湧き付き、アルコール醗酵も同じ壷台の中で全て行われるモト造りで、完成まで約1ヶ月を要します。
それに対して速醸モト造りは、乳酸を添加し、酵母も添加して造られるもと造りです。この造り方は労力も軽減されますし、安全に酵母育成が出来、完成までの期間も約2週間という短時間で出来るという事もあり、竹鶴以外でも全国の蔵元で一番ポピュラーな造り方として行われています。
Ⅰ) ※写真1の向かって左:タンクナンバー45のモト桶(壷台)がこちらです。【仕込日:1月9日】(蔵見学の日が1月12日ですから、経過日数3日目)面も穏やかで、まだアルコール醗酵していない、いわゆる湧き付いていなく状態です。
Ⅱ) ※写真1の白いジャケットが巻かれた中央タンク44のモト桶がこちらです。【仕込日:1月5日】経過日数7日目酵母が増殖を始め炭酸ガスの泡が見られ、物料が少し盛り上がった「膨れ」の状態。
Ⅲ) ※写真1の白いジャケットが巻かれた向かって右端45のモト桶がこちらです。【仕込日:12月31日】経過日数12日目大きくもこもこした泡で、活発に発酵しているしている「湧き付き」の状態なのですが・・・・・・・・ご覧の通り写真が吾輩と同じでボケボケ。でもなんとなく大きな泡らしきものが見え、雰囲気は分かって頂けるかと・・・・
Ⅳ) ※写真1には写っていないのですが45番モト桶の
右手前に在る最後の4本目がこちらです。【仕込日:12月27日】経過日数16日目Ⅲ)のような活発な泡は落ち着き、いわゆる「枯らし」という状態。ほぼ完成。後日本仕込みに使用されるとの事。
今回も恒例の「モトきき」させて頂きました。もとをスプーンですくい味ききをします。
頂いたモトは、Ⅱ)~Ⅳ)の3種類です。
Ⅱ)は甘味と酸が心地よく、ヨーグルトの様です。正にフルーツの上に掛けてもいい感じ・・・・(笑)
Ⅲ)は発酵時の炭酸ガスを感じ、甘味はⅡ)より少なく最後に渋・苦味を軽く感じます。
Ⅳ)は甘味は余り感じなくなり、炭酸ガスと渋・苦味が全体を支配してる感じです。
写真は、「モトきき」をされる、同伴者のアジアの壁A先生
あともうお一方、大阪在住と言い張る(笑)H様順番を待つ皆さんも何やら楽しそう
長い竹鶴リポートも次回で、最終回の予定・・・・・・。
以前のブログで申し上げた通り、原料米:八反錦 精米:60% 使用酵母:601号のそれぞれ仕込日の違う酒母が4本の『モト仕込桶=壷台つぼだい』(下写真ドラム缶のような容器)に鎮座しておりました。(写真は3本しか写っていませんが・・・実際には向かって右手前にもう1本)写真1:【速醸仕込みの壷台】
竹鶴酒蔵さんの生モト造りは、4つの半切りでもと摺りが行われた後、それを1本壷台にまとめられます。その中で乳酸も造り出し、蔵付酵母が自然に湧き付き、アルコール醗酵も同じ壷台の中で全て行われるモト造りで、完成まで約1ヶ月を要します。
それに対して速醸モト造りは、乳酸を添加し、酵母も添加して造られるもと造りです。この造り方は労力も軽減されますし、安全に酵母育成が出来、完成までの期間も約2週間という短時間で出来るという事もあり、竹鶴以外でも全国の蔵元で一番ポピュラーな造り方として行われています。
Ⅰ) ※写真1の向かって左:タンクナンバー45のモト桶(壷台)がこちらです。【仕込日:1月9日】(蔵見学の日が1月12日ですから、経過日数3日目)面も穏やかで、まだアルコール醗酵していない、いわゆる湧き付いていなく状態です。
Ⅱ) ※写真1の白いジャケットが巻かれた中央タンク44のモト桶がこちらです。【仕込日:1月5日】経過日数7日目酵母が増殖を始め炭酸ガスの泡が見られ、物料が少し盛り上がった「膨れ」の状態。
Ⅲ) ※写真1の白いジャケットが巻かれた向かって右端45のモト桶がこちらです。【仕込日:12月31日】経過日数12日目大きくもこもこした泡で、活発に発酵しているしている「湧き付き」の状態なのですが・・・・・・・・ご覧の通り写真が吾輩と同じでボケボケ。でもなんとなく大きな泡らしきものが見え、雰囲気は分かって頂けるかと・・・・
Ⅳ) ※写真1には写っていないのですが45番モト桶の
右手前に在る最後の4本目がこちらです。【仕込日:12月27日】経過日数16日目Ⅲ)のような活発な泡は落ち着き、いわゆる「枯らし」という状態。ほぼ完成。後日本仕込みに使用されるとの事。
今回も恒例の「モトきき」させて頂きました。もとをスプーンですくい味ききをします。
頂いたモトは、Ⅱ)~Ⅳ)の3種類です。
Ⅱ)は甘味と酸が心地よく、ヨーグルトの様です。正にフルーツの上に掛けてもいい感じ・・・・(笑)
Ⅲ)は発酵時の炭酸ガスを感じ、甘味はⅡ)より少なく最後に渋・苦味を軽く感じます。
Ⅳ)は甘味は余り感じなくなり、炭酸ガスと渋・苦味が全体を支配してる感じです。
写真は、「モトきき」をされる、同伴者のアジアの壁A先生
あともうお一方、大阪在住と言い張る(笑)H様順番を待つ皆さんも何やら楽しそう
長い竹鶴リポートも次回で、最終回の予定・・・・・・。
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