先日、地元酒販店仲間9名と近くのお店で
日本酒
利き酒?飲み会?をしました。合同で、地元のお酒の利き酒会は時々はするのですが今回は埼玉県の神亀酒造の「辛口純米酒」と「ひこ孫・純米」と「純米大古酒(昭和57年醸造)」
兵庫県の下村酒造「奥播磨・純米八割磨き」と「奥播磨・純米吟醸(黒ラベル)」と「白影泉(雄町六割五分磨き山廃2年熟成」を利きました。この二つの蔵元さんを選んだのは、熟成に耐えうるお酒と言うことで(熟成に耐えうるお酒は、他にも有りますが)チョイスしました。近年、広島県内の気骨の有る蔵元さんの中には、その年の醸造年度のお酒以外に、熟成を掛けて出荷される商品も数多く見られるように成りました。口の悪い方は、「酒が余っているから熟成酒・古酒だと言って出荷してるんだろう?」と言う方もいらっしゃいますが、そういう節操のない事をしている(熟成に耐える事が出来ない酒・熟成に不向きな酒を熟成酒・古酒として出荷している)蔵元も有る事も事実ですが、狙って熟成酒造っている蔵も多く有ります。また、その時売れ残った酒が蔵の倉庫で眠って何年か後に飲んでみたら非常に素晴らしい物になって、その酒質を確認した上でを発売し、以来、故意に有る一定期間(何年か)熟成を掛け出荷する様になった蔵元など古酒・熟成酒といわれるものにも色々有ります。今回利き酒した物は、熟成に耐えうる非常に確りとしたものばかりでしす。
特に神亀「純米・大古酒」(昭和57年醸造)は、日本酒は23年の年月を経てもこれだけ確りとダレルことなく寧ろ、円やかさの中に、力強い生命力を感じる、いい意味日本酒の概念を完全に変えてくれる一本です。まだまだ熟成が楽しみさえ思わせる位でした。3年熟成の「ひこ孫」もお燗にすると奥行きの深さを感、妙にまとまり過ぎる事無くなんの料理でもアジャストしてくれそうな包容力と、さり気無い存在感を持つ食中酒に持って来いの一本でした。
奥播磨は「山田錦・純米八割磨き」は複雑な味わいの中にも、後口のさばけの良さと、切れ上がりが有り杯を進めてくれるお酒でした。また白影泉山廃「純米・雄町六割五部磨き」2年熟成は常温でも楽しめますが、お燗はぬる燗よりは、ちょっと熱めの方がバランスが良く感じました。酸味も感じますが「きゅう~ん」とくる感じではなく、確りとしていますが比較的柔らかな酸味を感じました。「原酒黒ラベル」は確りとしたボディーが有り濃い印象ですが、回栓してしばらく経ってから飲むとやわらかいニュワンスが出てきそうです。もしくは少し寝かして(熟成)楽しんでみたいと思いました。いずれにしろ日本酒は実に面白い展開になってきました。残念ながら今のところ、神亀・奥播磨とも当店では扱っていませんが、出来る事なら是非扱ってみたいお酒です。
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奥播磨は「山田錦・純米八割磨き」は複雑な味わいの中にも、後口のさばけの良さと、切れ上がりが有り杯を進めてくれるお酒でした。また白影泉山廃「純米・雄町六割五部磨き」2年熟成は常温でも楽しめますが、お燗はぬる燗よりは、ちょっと熱めの方がバランスが良く感じました。酸味も感じますが「きゅう~ん」とくる感じではなく、確りとしていますが比較的柔らかな酸味を感じました。「原酒黒ラベル」は確りとしたボディーが有り濃い印象ですが、回栓してしばらく経ってから飲むとやわらかいニュワンスが出てきそうです。もしくは少し寝かして(熟成)楽しんでみたいと思いました。いずれにしろ日本酒は実に面白い展開になってきました。残念ながら今のところ、神亀・奥播磨とも当店では扱っていませんが、出来る事なら是非扱ってみたいお酒です。