掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

十旭日・木槽しぼり雄町生入荷

2009-05-21 16:10:42 | 日本酒
先日の「飲み合宿」でもご一緒した島根県出雲市の「+旭日じゅうじあさひ(旭日酒蔵)から注文していた赤ラベル+旭日「木槽しぼり・改良雄町70純米生原酒(仕込31号)」と同じ仕込31号の活性にごり「改良雄町70純米生原酒まげなにごり」入荷致しました。蔵元様のご案内で、この度のお酒は仕込31号(滓引きした透明なものと滓入りのもの)仕込32号(滓引きした透明なもの)の同じスペック(原料米・精米歩合・使用酵母が同じもの)仕込タンク違いのサンプルを頂きました。(その他にも佐香錦・精米55%・9号酵母仕込の生原酒もお送り頂きました)その内、骨格の確りしてキリット引き締まり、旨味も十分味わえる仕込31号の方を仕入れました。
醪経過も低温でゆっくり発酵した32号に比べ31号は最高温度も昨年より高めに取られ、元気よかったようでその状況が味わいやデーターにも現れており、個人的な見解で本商品を選択しました。【+旭日 改良雄町70純米生原酒】原料米:改良雄町100% 精米歩合:70% アルコール度:18.0 日本酒度:+7.0 酸度:2.2 アミノ酸度:1.7 使用酵母:協会7号
1,800ml=税込価格¥2,900

「まげなにごり」方は、とても危険な爆発野郎です。上手に開けると発酵時に出るシュワシュワ・・・とした炭酸ガスがおりの旨味と切れの良い酸味がとても心地好いお酒です。開栓時少しコツは入りますが、是非挑戦して頂く価値の有る美味しいお酒です。(開栓の手順はお店で丁寧に説明いたしますので、よくお聞き下さい。中には「うん知った鳩ノ巣」で生半可に聞いて返って手順を間違え開栓時お酒が噴出すといった事に成るケースが多々ありますのでご注意下さい。ヤツをなめてはいけませんぞ~)【+旭日 改良雄町70まげなにごり純米生原酒】データー・価格共に先の商品と同じです。

2種類の生原酒も、蔵元さんで取り置き分を除き全て火入れ商品に成ってしまいますので、今回入荷した商品は数量限定に成っております。ご興味のある方はお早目にご連絡下さい。
追伸:スペックは公表できませんが、同蔵より後日また不気味なお酒が入荷予定で御座います。詳しくは、店頭またはお電話で・・・。



飲み合宿 その2

2009-05-15 10:20:56 | 出来事
準備は着々と進み・・・分担して食材のお肉や野菜を切ったり、ウッドデッキでバーベキュー用に火を熾したりしている間に、室内では宴会の準備も整って後は乾杯を待つのみ・・・

他の食材も豪華に次々とテーブルに載っていきますが、一度には並びません・・・

「十旭日」蔵元寺田ご夫妻もスタンバイOK
そろそろ皆さん集合さ~て臨戦態勢

最初は皆様、「レナーニャ・アルトビール」をグビ~ッと・・・。勢いが付いたところで徐々に皆さん燗酒に・・・。
持ち込まれたお日本酒は、玉櫻・十旭日・睡龍・竹鶴・日置桜・上喜元・美冨久・東郷・杉錦・鷹勇・辨天娘・・・・他。
宴が始まる前は「長丁場なのでスローペースで・・・」などといっていましたが、始まってしまうと相変らずペース配分なんかあったモンじゃない。

「玉櫻」蔵元の櫻尾ブラザースも今はまだ余裕のにこやかな表情。
3時半ころから始まった「飲み会」もいつしか日は落ちましたが、まさに宴たけなわ鉄板が見えない位お野菜が・・・・中には鮭肩身が丸のまま隠れております。
ウッドデッキでも盛り上がっています。蔵元様を捕まえて話し込む人あり。
今回も飲むだけ飲んで・食べるだけ食べ・騒ぐだけ騒ぎ倒し、楽しい時を過ごす事が出来ました。最後まで生き残った数名のゴザ舐りも沈没し宴が終了したのは、翌日の午前2時。相変らずひどい会です。

そして翌日、夢の後の会場の後片付け・お掃除をした後、解散前に集合写真です。
昨日、あんなに飲んだのに元気はつらつ・・・・今年も、楽しい会に参加させて頂き、主催者の「居酒屋いぶしぎん」小牧さんには大変お世話に成りました。有難う御座いました。来年もまた声を掛けて下さい・・・。



飲み合宿

2009-05-14 09:55:04 | 出来事
商売柄なかなか・・・ゴールデンウイークにまとまっての期休暇は取れないのですが、終盤5日(火曜日)・6日(水曜日)だけ休暇をとり(お店は開いていましたが・・・・)広島市三川町の某居酒屋「いぶしぎん」マスターの企画でこの時期毎年恒例の「飲み合宿」が安芸高田市高宮町で行われ夫婦で参加致しした。
例年ですと島根県と広島県の県境「瑞穂スキー場」すぐ側のペンションで行われるのですが、今年はその場所が取れず以前秋の合宿で使用した事のある今回の場所になりました。とは言へ、この場所も非情によい場所で山に囲まれ、近くには奇麗な川が流れとても心癒される場所ですが・・・そんな場所似つかわしくない(ゴメンなさい・・・)20数名の呑ん平日本酒愛好家人が集結致しました。
一般参加の皆様に加へ、福山「天寶一」の蔵人中川君(後列左から2番目)。「玉櫻」蔵元の櫻尾ブラザース(中列向かって右の黒いTシャツのお二人)。「十旭日」蔵元の寺田さんご夫婦(櫻尾ブラザース隣黒いジャケットが寺田さん・前列中央赤いジャケットが奥様)がいらっしゃいました。
ルールは会費(宿泊費+生ビール代+その他諸々)と食材持ち寄り&720mlのお酒を1本です(もって来たい方は一升でも複数数本でも可)。
今回もこのようにダメな素敵なお酒が集まりました。写真以外他にもたくさん怪しいものが・・・・
そして例によって彼の方のくだらない力作品を本人とご一緒に紹介致します。今回もまたまた偽造ラベル。何と「小笹屋竹鶴・宿根」のラベルが張られた1合瓶。中身は作品以上にくだらなくて、紹介できません・・・・・ご想像にお任せいたします(注)中身は一切竹鶴とは関係ありません。

ビールは私にまかされておりましたので、今回はドイツ・デュッセルドルフの「レナーニャ・アルトビール」樽生を持って参りました。
ビールサーバーの横は仕込み水。お酒を美味しく健康的に飲むにはお水を飲みながら・・・。
食材ここの通り・・・・・
豚スペアーリブと鶏肉と猪肉と白南風のベーコン
豚バラ肉と穴子
ソーセージ達(向かって左これまた白南風スモークソーセージが・・・・・)
そして殻付き牡蠣食材はまだまだ一杯。後半につづく・・・・・。



山陰東郷20BY入荷

2009-05-08 15:48:07 | 日本酒
今年の酒造期終盤(2月半ば)お忙しい時お邪魔し、蔵見学させて頂いた鳥取県東郷郡湯梨浜町の蔵元「山陰東郷」(福羅酒造)さんより注文していた20BY(本年度醸造酒)の生酒が先日入荷致しました。
今回の仕込みは新たな挑戦として「生もと造り」や新アイテムの純米酒など楽しみなお酒も醸されておりました。

届いたお酒は次の通りです。
①仕込み3号「山陰東郷」 山廃純米原酒生酒
原料米:玉栄(麹米)加工用米(掛米) 精米歩合:65% 使用酵母:熊本酵母(KA-1) アルコール度:18.2 日本酒度:+8.5 酸度:2.3 アミノ酸度:2.3 
上槽日:1月22日 醪日数:33日
1,800ml=税込価格¥2,750

②仕込み7号「山陰東郷」 山廃純米吟醸生原酒
原料米:山田錦 精米歩合:60% 使用酵母:熊本酵母(KA-1) アルコール度:18.3 日本酒度:+9.0 酸度:2.4 アミノ酸度:1.7
上槽日:2月18日 醪日数:30日
1,800ml=税込価格¥3,300

③仕込み8号「山陰東郷」 生もと特別純米火入れ原酒
原料米:玉栄 精米歩合:60% 使用酵母:協会7号酵母 アルコール度:18.2 日本酒度:+8.0 酸度:2.0アミノ酸度:2.2
上槽日:2月25日 醪日数:30日
1,800ml=税込価格¥3,300

④仕込み9号「山陰東郷」 生もと特別純米《にごり》火入れ原酒
原料米:玉栄 精米歩合:60% 使用酵母:協会7号 アルコール度:18.7 日本酒度:+10.0 酸度:2.2 アミノ酸度:2.1
上槽日:3月4日 醪日数:32日
1,800ml=税込価格¥3,300

①仕込3号は、最初に確りとした旨味を感じすぐにキレのよい酸が顔を出します。多少若い苦味感じますがとてもメリハリの利いたお酒です。山廃特別純米原酒より少~しお安い(500円位)新アイテム。

②仕込み7号は、嫌味の無い心地好い酸が利いていて切れ味のよいお酒に仕上がっています。常温でも旨味を感じますが、熱めに燗をすると酸の方を強く感じますがそれも有り・・・。少し温度が下がった方が全体的なバランスは好い印        
               象です。
③仕込み8号は、柔らかで膨らみの有る旨味が早い段階で感じられます。酸味と伴にバランスの取れた味わいで早飲みの利くタイプのお酒です。



④仕込み9号は、先ほどの仕込み8号と同じスペック(同じ酒米・精米歩合・使用酵母・生もと)の仕込みタンク違いの「にごり酒」です。(にごりではない物も後日入荷予定です)とはいえ、仕込みの時期の気候違い・原料米の微妙な条件の違いや原料処理その他の具合などなどで、お酒の味わいは異なります。
こちらの9号仕込み「にごり」は、8号仕込みの物と通常のお酒とにごり酒の違いもありますが、根本的な酒質は異なり8号仕込みと比べ、かな引き締まったりシャープな酒質で力強さを感じます。まだ少し硬く、渋味も感じますが、滓の感触とあいまってとても爽やかでクリーミーな味わいはとても癖に成りそうな味わいです。熟成向きなのは寧ろ9号の方が楽しみな様な気がします。

「山陰東郷」の福羅隆元杜氏も今年で2期目の造りでしたが、今年も更に素晴らしいお酒に成っていて、これからも注目の蔵元です。是非今回のお酒もお試し下さい。

また火入れの商品も今後入荷予定ですのでまたお楽しみに・・・・。





讃岐へ・・・・

2009-05-07 17:37:57 | 観光
先月のある日曜日、四国は香川県に女房と(ETC割引を利用・瀬戸大橋経由で)行って参りました。と言うのも、以前讃岐の「金毘羅」さんに参拝した際、厄年という事で「厄札」を求めました。お陰さまで厄年には大した病気怪我をする事も無く、元気に過ごす事が出来ました。そのお礼参りと「厄札」をお返しに行かないと・・・・気に成っておりましたがこの度、やっと行く事が出来ました。(厄年から何年経ってると思っているか・・・早くお礼参りに来いこの罰当たりがという声が聞こえて来そうですが・・・・)
しかし金毘羅さんと言えばあの長い石段中々足が向かないのも・・・やはり厄年の時に後先考えずに色々な所でお札を求めてはいけませんね~お礼参りが大変です。
実に本殿まで785段・・・
気合を入れて登りきり、予てから気に成っていたお礼参りを済ませ、お札をお返しし当初の目的を済ませ気持ちがス~と致しました。その後ふと歩いていると、本殿横に在る道に「奥社」方面という参道を見つけてしまいました。よせばいいのに女房と「次はいつ登るか分からないし、せっかくここまで上がって来たので奥社登ろう」と怖いもの見たさで登りました。結局「奥社」までの石段の総数は1368段・・・・
しかし奥社えの石段は、弱冠きつかったですが心地好い山の空気を吸い込みながら気持ちよく上がる事が出来ました(少し強がり発言・・・・)
讃岐の町並田園風景に加え、正面に見える讃岐冨士・瀬戸大橋や瀬戸内海など眼下に広がりとても爽快な気分でした。
気に成っていたお参りも済ませ、いい運動をしお腹も空いて来ました・・・やはり讃岐といえば「うどん」。またこの金毘羅さん近くのうどん屋さんは激戦区。有名店も数多く「宮武」「長田」「小縣屋」「山下」「やまうち」・・・などなど。
実を言うと金毘羅さんに参拝する前に坂出の「坂出・山下うどん」さんと、金毘羅さんからさほど遠くない琴平エリアの「川中うどん」で食事しておりましが・・・金毘羅宮から下山するとなぜかまた小腹が減ってしまいました。
以前香川県行った時はこの琴平エリアでは「宮武」さんと「山縣屋」に参りましたが(他のエリアも数件)、今回このエリアは事前に調べていた、気に成るお店、先ほどご紹介した参拝前に行った「川中うどん」さんと参拝後には「丸美食堂」さん・「兼平屋」さんに行きました。
【坂出山下うどん】戴いたうどん:掛け(小)・天婦羅(海老かき揚げをチョイス)
うどんも然る事ながら冷めても海老天がさくさくでとても美味しかったです。普通セルフのお店は、お会計を済ませて食べる店が多いのですが、最後にお会計でしかも何を食べたかは(大or小・天婦羅の種類などなど)、自己申告。朝8:30からやっているようなので朝ごはん代わりにもOK

【川中うどん】戴いたうどん:掛け(小)
腰の確りした太めな麺で、もっちりした大変美味しい麺でした。具は天かすと葱・薬味は一味もも有りましたが今回は、店にある生姜(写真に写っている)を磨り入れました。セルフの多い讃岐うどんの店に在って座席まで運んでくれて、お茶まで持って来て頂き普通の店では当たり前ですが、とても親切なお店に感じる我々でした。

【丸美家食堂】戴いたうどん:醤油(小)
今回、初めて食べた冷たいうどんです。湯がいたたうどんを流水でしめ、生醤油を掛け酢橘のしぼり汁を掛けたただけのシンプルなうどんですが、それゆえにうどんの美味さがダイレクトに伝って来ます。腰のあるつるつるしこしこ麺で甘味と塩味のバランスもよく、あっという間に完食。とても美味かったです。


【兼平屋】戴いたうどん:ぶっ掛け釜玉(小)
器に湯がいたうどんに生卵と海苔が掛かっていて、薬味の天かす・葱・鰹ぶし・生姜と、徳利に入ったお出汁を回しかけ戴きます。しこしこの麺に卵のねっとり柔らかな味わい、香ばしい鰹節の風味・生姜の爽やかさがとても癖に成る味わいです。
今回の旅では4件のお店に行きました。その後更に30分弱車を走らせ琴南町の「三島製麺」へ・・・・。こちらは製麺所ですが、勿論うどんも戴くことが出来ます(以前は、こちらで醤油うどんを戴きました)。しかし今回の目的は自家用のうどん玉を購入(1玉80円也)するために参りました。勿論ここで出すうどんと同じものなのでとても美味いのですが、日持もしない為、美味しく戴くには出来るだけ早目に、せめて買った翌日までに食すのがベストです。(翌日釜玉うどんで頂きました)もっちり、しこしこで腰が有るので、すき焼の後や鍋の〆にもたまらんでしょうね~・・・。【三島製麺】こちらの製麺所は写真の通り看板も掛かっていないし、周りは山と田んぼ・・・・・・ですから。行かれる方はよく調べて行って下さい。
我々はその後家路に着きました。