掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

竹鶴酒造 蔵見学ツアーⅡ

2013-03-21 20:37:25 | 出来事
その後、一同は蔵の一階に下り仕込蔵へ・・・・・
前回のブログでも申しあげた通り、酒造期も終盤に差し掛かっている為醗酵中の醪も数本残っているだけっでした。
竹鶴の仕込桶と言えば、生もとを仕込時に使用される木桶が今やトレードマークの様になっていますが、残念ながらこの木桶の中にはすでにありませんでし。
今現在残っていたのは、雄町純米(酸味一体)になる醪と秘傳純米になる醪でした。
一同、その発酵中の醪を見学いたしました。

【雄町純米(精米70%)醪日数12日目】まだ元気よく醗酵し、面は醗酵泡がはっきりと見て取れます。

【八反錦(精米70%)醪日数17日目だったと思いますが・・・】
醪も後期に入り醗酵も緩やかになり面はだいぶ落ち着いた状態になっています。

その後、我々は仕込蔵の二階に在るテースティングルームにて、今年上槽されたお酒をきかせて頂きました。
仕込1~3号は、清酒竹鶴 純米吟醸(一部生で初しぼりに使用)
仕込4号~6号は、小笹屋竹鶴 大和雄町(一部生で出荷)
仕込7号は、小笹屋竹鶴 宿根(生産者が少なくなり1本だけ)
仕込8~15号は、清酒竹鶴 純米
仕込16号は、小笹屋竹鶴 生もと原酒(今年は生産調整の年で1本のみの仕込)
仕込17号は、小笹屋竹鶴 生もと純米大吟醸
プラス本日上槽したばかりの清酒竹鶴 合鴨農法米と酸味一体の醗酵中の醪もきき醪・・・・(笑)
また、写真奥に写っている緑色をした丸っこい瓶に入っているのは、生もと純米大吟醸の袋吊りを斗瓶に取ったものです。よその蔵だと、こういった酒は大事に冷蔵庫に入っているのに、何故か蔵内常温放置・・・・・(笑)

この中で現在発売中の純米吟醸生酒と、近日発売の小笹屋竹鶴 大和雄町純米原酒が今年店頭に並びますが、それ以外は、蔵で確りと熟成をさせ、数年後出荷されます。

今回は、取引の飲食店さんや初めて竹鶴に行く方に蔵見学をして頂くというのが目的の一つでしたが、皆様とても興味深く熱心に見学され、また悦んで頂いてよかったと思います。
自身も、杜氏から何度も説明頂いた事や何回も拝見したものが多く有りましたが、ちょくちょくおもしろ情報もあったり、再認識したりすることも多く、いつ伺ってもとても勉強になります。
皆様お疲れ様でした。



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2 コメント

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Unknown (山賊正宗)
2013-03-21 21:10:00
哀しみ本線日本海ツアーに引続き、大変お世話になりました。

昨年は、まさかの発熱で(あれっ?最近、同じ様な話があった様な・・・)参加できず、2年ぶりの蔵見学でしたが、お邪魔する度に勉強になるので楽しみにしてました。

今回も色々と勉強になりました。
新しいネタもあり・・・。

終わったあとにも新たな疑問が・・・。
これは、また、別の機会に。


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Unknown (掛井酒店⇒山賊正宗)
2013-03-23 14:01:14
先日はお疲れ様でした。

前回の蔵見学は、そんな事もありましたね・・・・。

蔵はもう今年度の酒造期が終わろうとしていますが、また来季皆様と一緒に蔵見学が出来ればいいですね(健康でドタキャンなく・・・笑)。

これからは、お酒の会イベント等々で、お互い違った形で蔵元さんとお会いする機会があると思いますが、その際も宜しくお願い致します。
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