今回のブログ掲載で、今月何と3回目の登場と成ります「中島屋」。
6月13日「中島屋 古酒入荷」
6月24日「中島屋の会in三川町」
で・・・・6月27日の今回という事で、中島屋さんの細かい説明はもういいでしょう(笑)。
今回は、前回のブログ(24日)でご紹介した「酒の会」で飲んだお酒の中で、唯一まだ出荷されていなかった「カネ中・生もと純米大吟醸」が入荷したお知らせです。
当ブログでは、お酒は日常に密着してこそ・・・・という観点から、比較的日常酒になるようなものを中心としてご紹介をしていましたが、今回はちょっと日常酒という訳には行かない、少々高価なお酒ですがとても興味深いお酒ですので、ご紹介します。
【中島屋/カネナカ・純米大吟醸原酒】原料米:山田錦(山口県産)100% 精米歩合:麹米38%・掛米45% 日本酒度:+1.0 酸度:1.8 アミノ酸度:1.7 酒母:生もと造り 使用酵母:協会7号
価格=720ml瓶入 ¥3,500円
上のデーターを見て、その筋のお方は(特にお燗好き)、「ふっふっふっ・・・」と薄笑いを浮かべる方もいるかもしれません。
よく目にする大吟醸のお酒は酸度もアミノ酸度も1.0前後で酵母も香系のものを使うものが多いのですが、このお酒は全てが正反対。酸もアミノ酸もこのタイプのお酒にしては高め、おまけに華やかな香もしない、寧ろ大人しい香。そんなお酒・冷やして飲んだり、常温で飲んだりするわけが無い・・・・・。
少し脱線しますが、一般の方の認識では、「純米大吟醸のお酒をお燗にするの~もったいない・・・・・」と仰る方がまだまだ多いと思います。
「良い酒は冷やで・・・・・悪い酒はお燗で・・・・」などという根も葉もない言葉が一人歩きをし、結局そういう事に成っているのでしょう。まるで「古いお酒は、酢に成る」という位下らない根も葉もないものです。(最も香系で酸・アミノ酸度も低く・炭濾過の水のように透き通っているような酒は燗には向きませんが)そう思っている方は、お燗に対していいイメージがないのでしょう。
お燗は「鼻につ~んときて単調な味わいで、飲んでいる人臭い・・・・・おまけに二日酔いで次の日地獄・・・」などとオマケ付き。
事実お酒のタイプの見方などご提案アドバイスを怠り、悪印象を植え付けたのはメーカー含め我々酒販店業会も含提供する飲食店にも多少の責任は有ります(勿論、ちゃんとしたお酒を醸し、そういった商品を扱い、そういったお酒を提供する飲食店もがんばっておられるところは数多くいらっしゃいます)。
美味い燗酒(確りとした味わい深い、適度な酸味のある骨格のある純米酒など・・)をお勧めすると、多くの方が目から鱗・もしくは、きょとんとされる方が多々いらっしゃいます。この様なお酒のお燗は、つ~んときたり、という事はありませんし、個人差はありますが、とんでもない二日酔に成るような事は、ほぼありません。味わいも包み込むようなふくよかな旨味を感じるものも多く、お燗のイメージもかなり変わってくるでしょう。
長らく脱線しておりましたが本線に帰らせて頂きます。
このお酒は、本当に素敵なお燗が付きます。まだ、熟成期間が短く本来の味わいが十分発揮出来ている訳ではありませんが、今の時期にしては楽しめる状態です・・・と言いたいところですが、実は今の状態でも大いに楽しめてしまいます。
常温時は、底味の旨味は感じますが、どちらかというと味わい・旨味とも大人しく、がっちりとした幅というよりすっきりとした味わいで、余韻にキリットした酸の後味を感じました。
しかしながら、温度を上げてゆくと60度越え65度辺りで、今まで中ってあ旨味がじわ~と出てきて、思わずにんわり更に70℃位に成ると複雑な味わいと厚みが加わり、更に75℃越え位のお燗をチロリから別のチロリに移し変え、また元のチロリに移し変え、こんな作業を3~4往復(空気に触れさせ、温度も50度台にる)したところで、頂くと絶品。伸びやかな味わいと言うか深みが格段に増し、円やかな味わいと適度な酸がとても心地好くなり、素晴らしいバランスに成ります。益々、冷やして飲むなんてあり得ない・・・。これからこの先、熟成期間を経て飲んだらもっと「むっふっふっ・・・・・」なお酒に成る事間違えなし。
是非この味わいは体感して頂きたいと思います。またこれからの季節、お酒の好きの方に御中元などのギフト商品(写真のように化粧箱に入っています)としても宜しいのではないかと思います。「うるさいわしが飲むんじゃい・・・」と、どこからともなく聞こえてきそうですが・・・・
6月13日「中島屋 古酒入荷」
6月24日「中島屋の会in三川町」
で・・・・6月27日の今回という事で、中島屋さんの細かい説明はもういいでしょう(笑)。
今回は、前回のブログ(24日)でご紹介した「酒の会」で飲んだお酒の中で、唯一まだ出荷されていなかった「カネ中・生もと純米大吟醸」が入荷したお知らせです。
当ブログでは、お酒は日常に密着してこそ・・・・という観点から、比較的日常酒になるようなものを中心としてご紹介をしていましたが、今回はちょっと日常酒という訳には行かない、少々高価なお酒ですがとても興味深いお酒ですので、ご紹介します。
【中島屋/カネナカ・純米大吟醸原酒】原料米:山田錦(山口県産)100% 精米歩合:麹米38%・掛米45% 日本酒度:+1.0 酸度:1.8 アミノ酸度:1.7 酒母:生もと造り 使用酵母:協会7号
価格=720ml瓶入 ¥3,500円
上のデーターを見て、その筋のお方は(特にお燗好き)、「ふっふっふっ・・・」と薄笑いを浮かべる方もいるかもしれません。
よく目にする大吟醸のお酒は酸度もアミノ酸度も1.0前後で酵母も香系のものを使うものが多いのですが、このお酒は全てが正反対。酸もアミノ酸もこのタイプのお酒にしては高め、おまけに華やかな香もしない、寧ろ大人しい香。そんなお酒・冷やして飲んだり、常温で飲んだりするわけが無い・・・・・。
少し脱線しますが、一般の方の認識では、「純米大吟醸のお酒をお燗にするの~もったいない・・・・・」と仰る方がまだまだ多いと思います。
「良い酒は冷やで・・・・・悪い酒はお燗で・・・・」などという根も葉もない言葉が一人歩きをし、結局そういう事に成っているのでしょう。まるで「古いお酒は、酢に成る」という位下らない根も葉もないものです。(最も香系で酸・アミノ酸度も低く・炭濾過の水のように透き通っているような酒は燗には向きませんが)そう思っている方は、お燗に対していいイメージがないのでしょう。
お燗は「鼻につ~んときて単調な味わいで、飲んでいる人臭い・・・・・おまけに二日酔いで次の日地獄・・・」などとオマケ付き。
事実お酒のタイプの見方などご提案アドバイスを怠り、悪印象を植え付けたのはメーカー含め我々酒販店業会も含提供する飲食店にも多少の責任は有ります(勿論、ちゃんとしたお酒を醸し、そういった商品を扱い、そういったお酒を提供する飲食店もがんばっておられるところは数多くいらっしゃいます)。
美味い燗酒(確りとした味わい深い、適度な酸味のある骨格のある純米酒など・・)をお勧めすると、多くの方が目から鱗・もしくは、きょとんとされる方が多々いらっしゃいます。この様なお酒のお燗は、つ~んときたり、という事はありませんし、個人差はありますが、とんでもない二日酔に成るような事は、ほぼありません。味わいも包み込むようなふくよかな旨味を感じるものも多く、お燗のイメージもかなり変わってくるでしょう。
長らく脱線しておりましたが本線に帰らせて頂きます。
このお酒は、本当に素敵なお燗が付きます。まだ、熟成期間が短く本来の味わいが十分発揮出来ている訳ではありませんが、今の時期にしては楽しめる状態です・・・と言いたいところですが、実は今の状態でも大いに楽しめてしまいます。
常温時は、底味の旨味は感じますが、どちらかというと味わい・旨味とも大人しく、がっちりとした幅というよりすっきりとした味わいで、余韻にキリットした酸の後味を感じました。
しかしながら、温度を上げてゆくと60度越え65度辺りで、今まで中ってあ旨味がじわ~と出てきて、思わずにんわり更に70℃位に成ると複雑な味わいと厚みが加わり、更に75℃越え位のお燗をチロリから別のチロリに移し変え、また元のチロリに移し変え、こんな作業を3~4往復(空気に触れさせ、温度も50度台にる)したところで、頂くと絶品。伸びやかな味わいと言うか深みが格段に増し、円やかな味わいと適度な酸がとても心地好くなり、素晴らしいバランスに成ります。益々、冷やして飲むなんてあり得ない・・・。これからこの先、熟成期間を経て飲んだらもっと「むっふっふっ・・・・・」なお酒に成る事間違えなし。
是非この味わいは体感して頂きたいと思います。またこれからの季節、お酒の好きの方に御中元などのギフト商品(写真のように化粧箱に入っています)としても宜しいのではないかと思います。「うるさいわしが飲むんじゃい・・・」と、どこからともなく聞こえてきそうですが・・・・