掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

絶品!トスカーナワイン

2007-01-31 23:03:08 | ワイン
今回ご紹介するのは、日本初上陸の絶品イタリア(トスカーナ地方の)ワインのご紹介です。名前は「Podere Il Castagno 2004」(ポデーレ・イル・カスターニョ)生産者はFattoria Il Castagno(ファットリア・イル・カスターニョ)というワインで、トスカーナ地方のシラー(葡萄の酒類)100%で造られ、ていて年産わずか3,500本で日本には、何と12ケース(144本)しか入荷していない稀少なワインなのです。

ここの生産者は、トスカーナ地方「コルトナの丘」を囲み、「ヴァルディチャーナ」という場所に程近い所に2つの畑が在り、「イル・カスターニョ」という畑にはシラー種とカベルネ・ソーヴィニヨン種が育てられ、また醸造所とセラーが在ります。もう一つの畑「ポッジョ・デル・ソレ」にはシラー種と少しばかりのメルロー種が育てられています。
2003年に「ポデーレ・イル・カスターニョ2003」をリリース。すぐさま注目を浴び2年目と成る2004年のヴィンテージ(本商品)で信頼のおけるヴェロネッリ誌からトレ・ステッレ(最高賞三ツ星)を与えられるなど、評価は大変高いものでした。
味わいも、たっぷりとした果実味の中に、胡椒などのスパイシーな香りも感じ、上品な酸味も有り素晴らしいバランスに成っていす。余韻に残る奇麗な酸味は圧巻で非情に上質なワインに仕上がっています。
エチケット(ラベル)も極めてシンプルですが、とても可愛らしくも有りセンスも良い物に成っていますので、プレゼントにも最適の1本だと思います。少量入荷ですので、ご入用の方はお早目にご連絡を下さいませ。
(税込価格)720ml ¥4,830



コハダ

2007-01-29 21:45:25 | 食品
先週の土曜日、いつもお世話に成っている近所の「きのした生魚店」で10cm前後のコハダ(コノシロの幼魚)を見つけ即効で買いました。鮨好きの方はよくご存知でしょうが、「このネタの仕込み方で鮨のレベルが分かる」と言う位、キッチリとした仕事が求められるネタです。
私はこの「コハダ」のにぎりが大好きで、鮨屋さんに行った時(貧乏で度々は行けませんが・・・・)は必ず三貫以上は、他のネタの間に挟んで食べます。
以前、お付き合いしていた鮨屋さん(取引先だった)に「コハダ」の〆方を教えてもらって、自分で時々〆ていましたが、(その方も今は亡き人になってしまいましたが)中々コハダ自体が入らなくなり当分家では〆ていませんでした。しかしながら、土曜日に魚屋さんで見つけ20匹余りを購入したと言うわけです。すぐには捌けない為氷水に入、冷蔵庫に保管しておいて店を閉め、9時過ぎから作業に取り掛かりました。先ずはうろこを取り頭を落とし、魚の干物でお馴染みの形に開き中骨を取ります。(何分全長10cm有るかないかの、大きさなのでここがめんどくさい)そして塩を振り水分を取り〆て、その後水で塩を洗い落とし水分を確り拭取り、酢で〆その後酢も確り拭取り、1日ねかして出来上がりです。
それを本日戴きました。しかし鬼の様な女性軍が「にぎり鮨もいいね~」なんて言うので、造ってしまいました。

欲を言えば、「もう一回り小さめだとGOOD何だけれど・・・・」と思いましたが、コハダがふんだんに食べられる幸せ。(ちなみにコハダのもう一回り小っちゃいのは「しんこ」と言いますが、これがまた美味い
鮪のづけやトロ・雲丹・煮鮑・アナゴ・しま鯵・赤貝・・・・・・も美味いけど、私は〆鯖・コハダなんかが「好きなんですね~」その為、ついついこんな「わるさ」をしてしまうわけです。
今晩は、鮨以外にコハダをつまみに、ちびちび燗酒を飲んだのは言うまでもありません・・・・・・。



ついに入荷!竹鶴12BY

2007-01-24 21:42:40 | 日本酒
一部、「熱狂的な竹鶴マニア」の方から、多数のお問い合わせを頂いていた「竹鶴・熟成純米原酒(12BY)八反」がついに本日夕方入荷致しました。
昨年の9月「竹鶴の呑み切り会」に参加した時に、出品されていたお酒です。雄町のお酒が多い竹鶴に有って、八反の商品も珍しく思って口に運んだ事を思い出します。常温では、熟成による柔らかな口当たりと、シャープで切れの有る印象で勿論「竹鶴」特有の酸味も健在です。お燗も旨味が出て切れを増し、引き締まった味わいで、さらにパワーアップしたようでした。
その時は、出荷する予定になっていなかった(出荷検討中)ので、参考出品かと思って居りました処、昨年11月位に石川杜氏が当店にいらっしゃった時「出荷する事に成りましたから」と言われ本日まで楽しみに待っておりました。ラベルは同じく前回ポスト商品として出荷された雄町純米にごり原酒」と同じデザインの物です。

データーは次の通りです。
醸造年度:平成12年 原料米:八反(広島産) 精米歩合:60% 酵母:6号系(ゴジラ酵母?) アルコール度数:17.2 酸度:2.2 アミノ酸度1.7 日本酒度:+2.5 粕歩合:35%です。値段は1,800ml(税抜き)¥3,800 720ml(税抜き)1,600

色目も、「竹鶴」らしい美味しそうな濃い目の色調です。お待たせしましたが、期待を裏切らない素晴らしい出来栄えです。例によって一回目の発注分だけの量でお終いなので、ご入用の方はお早目にご連絡して下さい。
PS:通常の「純米にごり酒」(八反錦)は2月1日出荷のようです。



島根ふるさとフェア

2007-01-22 22:20:23 | イベント
先日、1月2021日(土日)広島グリーンアリーナ「島根ふるさとフェア」が行われ、行って参りました。
このイベントは島根県の物産(食品や工芸品)などを、各自治体ごとに展示販売するといった催しです。こうしたイベントは私、結構好きで・・・時間が取れれば行く様にしております。
今回は、昨年末からお付き合いに成った出雲の蔵元さん「旭日酒造(十旭日)」の寺田さん(奥様)がお見えに成るとの連絡が有り、21日に行こうと思って居りました処、所用の為20日のイベント終了後出雲の方にお帰りに成るとの事で、イベントではお会いできませんでした。(しかし19日のイベント前日に「居酒屋・いぶしぎん」小○学校でお会いする事が出来ました。)
イベントは大変盛り上がっていて、非情に沢山の人出でした。特に食のブース(野外ハノーバー庭園を中心とした区域)では、通勤ラッシュ時の電車の中の様でした。
その中で日御碕「古島商品」の烏賊焼や塩辛などを売っている食のブースで、てきぱき売っている・なな何と「居酒屋・いぶしぎん」小○氏を発見しました。
実は、19日「いぶしぎん」にお邪魔した時、小○氏が「ふるさとフェアで、知り合いの業者さんの手伝いで、烏賊を売りに出ていますから・・・・」と聞いて居りましたので、お伺いした訳です。しかし余りの人の多さに、二言三言話して直ぐに退散をしましたが、確りと塩辛を2種類買って帰りました。



その一種類は焼酎を入れて造られた塩辛のようで、楽しみに燗酒と共に頂こうと思っております。
又屋内のステージでは「ヤマタノオロチ」などの神楽が上演され、各地の自治体の物産が所狭しと並んで居りました。無論「十旭日」さんや、同じく昨年末からのお付き合いの「開春」(若林酒造)さんも出店されていました。
私も会場内で蟹味噌や練り物などを買って帰りましたとさ。(塩辛に続いてやっぱり酒のあてか・・・・



酒有喜「雄町・三兄弟」

2007-01-17 21:45:32 | 日本酒
備前雄町は長男長男・改良雄町は次男次男・こいおまちは三男三男「雄町3兄弟ちょいと古いが、こんな「団子三兄弟」の替え歌が出てきそうな、今回の有木酒造「酒有喜さけありき・無濾過特別純米生原酒」です。本日入荷しました

1月11日のブログ
で触れた雄町系の3種類の米違いの「飲み比べポスト商品」とでも申しましょうか・・・・何れにせよ大変興味深い商品です。
何度も申しますが「備前雄町」は純系雄町で・「改良雄町」は純系雄町(比婆雄町)に「近畿33号」を交配され島根で開発もの(それを広島作付けされてものが広島雄町。ですから広島雄町=改良雄町ということに成ります)で・「こいおまち」はさらに改良雄町に「ニホンマサリ」を掛けて作られたものです。
ラベルが解り難いかもしれませんが、雄町の系図がラベルに成っていて、ラベルはそれぞれ色が異なり、下部にそれぞれの雄町の名前が入って、郡山城の山が描かれていますいます。
精米歩合はそれぞれ60% アルコール度数も19以上19.9未満 日本酒度・酸度もしっかり出ていますがアミノ酸度の方は、酸からするとおとなし目で、「味わいはかなりパワフルです。」と岡○杜氏の弁。しかしながら最初に飲んだ印象は、がつ~んとしたボリューム感と言うより切れ味を感じましたが飲むほどに(温度が上がるに従って)ボリューム感が出て来ました。
中でも「備前雄町」は複雑な味わい(色んな味が混然一体に成った様な)で燗酒にすると、勿論、若渋・にがは有るものの一番まとまりを見せた印象でした。「改良雄町」はよりシャープでこの切れ方も非情に魅力で、燗酒はきりっと引き締まったこれから期待を持たせる印象でした。「こいおまち」は3種類の中では一番柔らかで、すっきりしたタイプで、燗酒にした時は、軽い甘みと軽快感とさばけを感じました。この時期(お酒が若い)にしては多少の若渋・にがが有るものの、燗付けも出来ます。しかし熟成も大変期待が持てる酒質でした。
しかしながらこんなマニヤックな商品の企画製造する有木酒造・福○社長・岡○杜氏あなた方はやはり・・・・。(失礼)それを楽しんでニコニコして売っている私も人のこと言えんのですが・・・・(お客様に商品説明をしていてこれっていったい・・・・などと、ふと我に帰る私)。またそれを買って大事そうに胸に抱いて笑顔で帰るお客さん・・・・世界に広げよう変○の輪(これまた古い

備前雄町・改良雄町・こいおまち各種
(小売価格)1,800ml ¥3,360(税込) 500ml ¥1,260(税込)