掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

モンカロ・ノヴェッロ

2012-10-29 17:26:55 | 商品紹介
本日、フランスワインの新酒ボージョレ・ヌーボより一足先にイタリアワインの新酒ノヴェッロが入荷致しました。
とは行っても10月30日午前0時をからの販売解禁と成ります。当店は24時間営業のお店ではないので、30日販売開始時間のAM8:30からの発売に成ります。
2012 MONCARO Novello Ottavino 750ml    
(モンカロ・ノヴェッロ・オッタヴィーノ)税込価格¥1,950葡萄品種:サンジョヴェーゼ/モンテプルチアーノ クラス:DOCロッソピチェーノ タイプ:赤ミディアム
モンカロは、イタリア中部アドリア海に面したマルケ州(イタリア地図を長靴にたとえると脹脛辺り・・・・笑)在る協同組合で、白ワインでは有名なヴェルデッキオの生産地モンテカロットに在ります。
1980年から有機栽培に取り組み、レベルの高いワインをリーズナブルな価格で提供しています。
このワインの特徴は、果実味の溢れたフレッシュでまろやかな味わいが特徴です。タンニン(奥歯にキュッと来る渋味)も余り強烈ではく飲み易いものの、深みあるコクを感じバランスのとれた仕上がりに成っています。
軽いオードブルから、パスタ、煮込み料理など幅広く楽しんで頂けるワインになっています。
またこのワインは、ノヴェッロですが熟成によりもっとエレガントで深みある味わいになって行きます。自身も試しましたが一年置いた方が断然おいしいのです
是非この機会にお試し下さい。



玉櫻の会

2012-10-18 07:00:34 | 出来事
先日の10月21日(日曜日)島根県邑智郡邑南町の蔵元「玉櫻酒造(銘柄:玉櫻)」のお酒の会が有り、出席いたしました。
場所は、もう今さら紹介せずともご存知、何度も私のブログでも登場する「居酒屋いぶしぎん」で、企画はマスターの小牧様です。
玉櫻酒造さんの蔵には、数回お邪魔させて頂いたことが有りますが、芸北の大朝町から島根県に入った県境の山間の蔵です。
近年生もと造りにも挑戦され、食中向けの確りとした味わいのお酒を醸され、年々酒質も向上しているこれからさらに楽しみな蔵元さんです。
今回は、蔵元のご子息で若き杜氏の櫻尾尚平氏と弟で蔵人の櫻尾圭司氏ご兄弟が参加されました。会は杜氏の尚平氏の挨拶から始まりました。
【中央向かって左が尚平さん・右が圭司さん】
今回の出されたお酒は、次の通りです。1.玉櫻 生もと純米 改良雄町70 22BY
2.玉櫻 生もと純米原酒 改良雄町70 22BY
3.玉櫻 生もと 五百万石/日本晴70 22BY
4.玉櫻 生もと 五百万石/日本晴70 22BY
5.玉櫻 生もと純米 山田錦65 22BY 
6.玉櫻 純米吟醸 改良雄町60 18BY
7.玉櫻 純米大吟醸 山田錦50 23BY8.玉櫻 純米ひやおろし 五百万石65 23BY
9.玉櫻 純米ひやおろし 五百万石60 23BY
10.玉櫻 純米 東さんのお酒 低精白89 20BY 
11.玉櫻 純米 五百万石70 23BY 
12.玉櫻 純米 とろとろにごり 23BY

お料理は、小牧様の燗酒にピッタリの素敵なメニューでした【肉豆腐のキシュ】
【かぼちゃのサラダ】
【猪と薩摩芋の煮物】
【蕪の炊いたん】
【茄子とピーマンのグラタン】
【ソーセージとジャガイモのオーブン焼き】
【手羽先の薬膳焼き】
【鮭のハラス焼き】

【ネギ味噌ピッツァ】

【栗の渋皮甘煮とペースト】今回のお酒も相変わらずのお燗で楽しみました。特に生もとのお酒は骨格の有る味わいがあり、酸も確りして底味も有り、力強さを感じました。これからの熟成も益々楽しみです。
勿論当店でも玉櫻のお酒は扱いがございますので、ご興味の有るお方はご遠慮無くご連絡下さい。



辨天娘 生もと入荷

2012-10-17 20:16:19 | 商品紹介
10月も20日を過ぎ、早いものでいつの間にか今年も残すところ2か月と僅か・・・・・。いろいろな日本酒の蔵元さんで、蔵入りの便りが届く季節に成りました。
年末にかけては、忙しく蔵に行く機会も余り有りませんが、年が明け1月~3月頃には蔵にお伺いする機会が何度かあるかと思います。
そんな蔵見学をさせて頂いている蔵元さんの中で、鳥取県八頭郡若桜町に在る「太田酒造(銘柄:辨天娘)」さんには、ある事が切っ掛けで(話せば長いので省略)、近年毎年泊まりがけで蔵仕体験をさせて頂いています。
昨年は蔵見学にお伺いできたものの、都合が付かず残念ながら酒造りのお手伝いは出来ませんでしたが、その年から投入された甑やマル秘新兵器(笑)や仕込中の醪など拝見させて頂く事が出来ました。
その際、醪を拝見していると、その中に何と生もと造りの醪が有り、びっくりしたと同時に遂に始められたんだ・・・・と何だかわくわくしました。
それから数ヶ月後、太田酒造さんで呑み切り会が行われ、その生もとで造られたお酒を飲める機会があり、発売を待ち遠しく思っておりました。
その生もと造りのお酒が、先日いよいよ発売に成りました。が、警戒していた事が・・・・・ 
ある蔵元さんが、満を持して生もと造りを出荷された時、注文が殺到し出荷制限に成ったという事が有り、そんな事になってはマズイと思い、蔵元さんに注文する際に「とりあえず○ケース注文いたしますが、大量に注文が入る事が有ったら、連絡して下さい。追加注文しますから・・・」とお願いをしておりました。
すると「ま~そんなに急には大量には注文は入らないと思いますよ・・・・」と笑いながら仰ったので少し安心しておりました
ところが嫌な予感は的中
後日社長さんからお電話が有り、やはり多くの方からの注文が入り、出荷制限に成ってしまい追加はゼロ。次回(来月初旬)の出荷分で極少量別けて頂けるだけという事になってしまいました。
こんな事なら最初の注文で、もう少し頂いておけばよかった・・・と思いましたが、後の祭りです
という事で、出荷には成りましたが今回入荷分の1.8Lはすでに完売。次回入荷の商品も極少量です。かろうじて720mlは、十数本ございます。
辨天娘 生もと純米 玉栄10番娘 23BY原料米:玉栄(若桜町産米)100% 精米歩合:70% アルコール度:15度以上16未満 日本酒度:+5.0 酸度:2.1(原酒時) アミノ酸度:1.3(原酒時) 使用酵母:協会6号
1.8L 税込価格¥3,300  
720ml 税込価格¥1,680  
旨味広がりは十分に感じられ、後にスーッと青っぽい渋味を感じ、心地よい酸がやって来ます。確りとした骨格を感じられ、その為か加水のものながら、原酒の様な力強さとボリュームも感じられます。
今も勿論楽しめる状態ですが、熟成させることによってもっと楽しみなお酒に成って行くと思います。購入希望の方は極少量につき早めにご連絡下さい。
尚、11月中旬頃生もと玉栄純米10番娘に続き、生もと純米強力15番娘が出荷に成りますが、これもまた出荷制限になっております。
しかしながらこちらは、前回より若干多めに確保できましたので、入荷次第またブログにてご報告いたします。



第3回竹鶴生もとの会Ⅱ

2012-10-16 06:00:11 | 出来事
いよいよ会が始まり、皆さんお待ちかねのお燗酒と素敵なお料理の登場です。

先ずは、お料理をご紹介致します。【南蛮漬け】
【猪のスモーク】
【お造り(真鯛・縞鯵・本鮪・勘八・トロ炙り・イクラ)】
【子持ち烏賊の甘露煮】
【焼き帆立】

【子河豚の天婦羅】

【鶏の胡麻ソース和え】
【ズワイ蟹鍋】
【ズワイ蟹鍋後の雑炊】お酒は小笹屋竹鶴純米大吟醸(仕込17号)の乾杯から始め、続いて小笹屋生もと純米・その後小笹屋純米吟醸・加水純米・そして小笹屋純米大吟醸という形でご提供いたしました。
お燗番は当ブログ上で毒舌コメントを頂く炎の燗酒士山賊殿でした。
最初に出たお料理「南蛮漬け」が口に入った状態で、すでにお酒の味わいの印象は劇的に変わりました。何を食べても何の違和感もなく、うまく料理に溶け込んで行き、原酒にも拘らず(ほぼ20度前後)アルコールのボリュームを感じすぎる事も無く、スルスル体に入って行く感触は、他の日本酒では中々感じがたいお印象です。改めて竹鶴生もとの楽しさを実感致しました。
杜氏自身も言われる「原酒でも余りアルコールの強さを感じない・・・・加水でも余り薄いとか水っぽい・・・・などを感じない緩衝力」と言う事を仰いますが、正に「竹鶴き生もと」はその言葉を実感致します。
今回メインご提供した22BYの生もとのお酒は、21BY以前のお酒より早い段階で味わ乗っている印象です。(ご参加頂いたお客様も同じような印象の方が多かったです。本当は発売に成っていない23BYはもっと早い段階で飲めそうなのですが・・・・笑)
先月、竹鶴の呑み切りに行った時も印象に残った「小笹屋生もと純米20BY・仕込11号」が今回の会でも好評でした。お酒も適度な熟成により角も取れいますが、底味は確りしていて旨味も確りあり酸キレもよくとてもバランスがよくお勧めの1本です。
また先ほどの緩衝力という話では有りませんが、お燗番の山賊殿が気を聞かせて頂き、仕込水を加水し(その時々によって加水の割合を変えながら)割水燗を皆様に提供して頂き、とても人気を博しておりました。ただ単純に口当たりがよく美味しい・・・・・という感じではなく、派手ではないがしみじみと体が旨いと思うのが、竹鶴そして生もとなのです。
石川杜氏自身も、各テーブルを廻り、一般ユーザーの方とコミニュケーションを取って頂きとても感謝をするとともに、見ていてとてもいい風景でした。酒を醸す人・酒を販売する人間・それをひと手間掛けて提供して頂く飲食店・そして飲食店でそれを飲まれ、また酒販店でお酒を買って頂いているユーザーの皆様方が、同じ場所で酒を酌み交わす・・・・・・。私にとっては、とても嬉しく素敵な風景に移るのです。
今回は主催者にも拘らず、改めて皆様方から教わる事も多く自身好い経験をさせて頂いた事を感謝しております。やはり、こういった会は出来る限りやって行きたいな~改めてと思います。

実はこの後我が家にて二次会がございましたが、こちらはバタバタしていて画像が全くございません残念



第3回竹鶴生もとの会

2012-10-15 19:00:17 | 出来事
地元西条最大のイベント2012酒まつりが終わり、まだ冷めやらぬ次週の10月14日(日曜日)当店主催の「第3回竹鶴生もとの会」を地元飲食店で行い23名のお客様にお集まり頂きました。

この会は、今年10月に発売になったばかりの竹鶴の生もと22BY(平成22年醸造酒)を全てを呑むという会なのですが、今年はそれに加えて21BY・20BYの生もとも数本プラスして計12種類のお酒を揃えさせて頂きました。
小笹屋竹鶴 生もと純米大吟醸22BY 仕込17号
小笹屋竹鶴 生もと純米大吟醸22BY 仕込18号
小笹屋竹鶴 生もと純米吟醸22BY 仕込16号
小笹屋竹鶴 生もと純米吟醸21BY 仕込25号
小笹屋竹鶴 生もと純米吟醸20BY 仕込18号
小笹屋竹鶴 生もと純米22BY 仕込6号
小笹屋竹鶴 生もと純米22BY 仕込7号
小笹屋竹鶴 生もと純米22BY 仕込8号
小笹屋竹鶴 生もと純米21BY 仕込9号
小笹屋竹鶴 生もと純米21BY 仕込10号
小笹屋竹鶴 生もと純米20BY 仕込11号
清酒竹鶴 生もと純米(加水)19BY
またこれに加えて、石川杜氏がご自分のコレクションの中から小笹屋竹鶴純米の18BYを差し入れで持って来て頂きましたこれがまた素敵な状況ので飲み頃サインの中々いい澱が出ておりましたとさ瓶の中でふわふわ浮かんでいるのが分かりますか
先ずはこれらのお酒のデータ表をお渡し、テイスティングして頂きました。
その後私が開会の挨拶をし、続いて石川杜氏に恒例のお酒に付いてのお話を20分くらいして頂きました。
石川杜氏の熱のこもったご説明に皆さん真面目に聞き入っておられました。  
その後、公私共にお世話になっている広島市三川町の「居酒屋いぶしぎん」のマスター小牧さんに、燗酒の楽しさについてのお話をしながらの乾杯のご発声で会は始まりました。会が始まると皆さんも緊張がほぐれ和気あいあいな雰囲気に成りました。素晴らしいお料理も・・・・・。つづく