掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

キジと竹鶴を楽しむ会

2009-08-31 21:57:21 | 出来事
先日の8月30日(日曜日)、毎年恒例の北広島町(旧豊平町)の松尾キジ園さんで世にも恐ろしい会が、怖いもの知らずの精鋭27名参加の下行われました。【中央で椅子に座って居られるのが、松尾きじ園のご主人・「殿」こと松東一郎様 前列向かって右の手拭を被って居られるのが、奥様】参加者の皆さんはR★☆ラジオのI様のご手配して頂いた素敵な貸切バスに乗り込み(バスのご手配をして頂いたI様ご自身は、残念ながらお仕事で不参加に・・・、快適に会場へ・これから起こる恐ろしい事が待っているとも知らずに・・・・(実は、分かっていて飛び込んで行く自爆型の方がほとんどという話も・・・・・)【皆さんまだゆうちょうに飼育されているキジ君達を見学】その会とは、松尾きじ園で丹精込めて飼育された美味しいきじ君と、竹鶴煮酒を心行くまで楽しむといった身の毛もよだつものです。
しかも、部屋に入るときじ鍋の用意も・・・・。そこには鍋用のコンロが4台お燗用(湯銭)のコンロが1台合計5台のコンロが・・・・会が始まると灼熱地獄に・・・・勿論クーラーなんかはご座いません。豊平の自然なのみ今年は、いつもより涼しい夏で北広島町といってもまだまだ30℃近く・・・。
会の開始に先立ち、先ずは会の主催者・三川町の居酒屋「いぶしぎん」のマスター小牧さんの親父ギャグの利いたご挨拶から・・・その後は、本日の会のスペシャルゲスト竹鶴酒造の石川杜氏のご挨拶。(スペシャルゲストでも会費は徴収されますが・・・前列の女性お二人は、すでにきじが気に成って目線はそちらの方に自然と・・・・・。

てな事で、いよいよ汗を拭き拭き灼熱地獄・我慢会の始まり始まり【メインのきじ鍋】
【一人に一つづつ、このお膳も付きます】
【鳥のサッパリ煮】
【茄子の煮びたし】
その他にも、小鉢・蒸したキジ・猪とキジの串焼き・猪のスペアーリブなどなど、どれも美味しくついつい食べ過ぎてお腹一杯に成ります。

もう一つのお楽しみ、竹鶴の煮酒ですが、こちらは小牧さんに注文を頂き、当店で揃えさせて頂きました。
会のお燗番は広島煮酒倶楽部の重鎮言わずと知れたSUISUI様とpukochi様です。
秘伝竹鶴 純米17BY(1.8L)
清酒竹鶴 純米19BY(1.8L)
清秋竹鶴 雄町純米16BY(1.8L)
清酒竹鶴 合鴨農法米純米16BY(1.8L)
清酒竹鶴 熟成純米吟醸14BY(1.8L)
清酒竹鶴 純米にごり18BY(1.8L)
竹鶴 熟成純米 八反12BY(1.8L)
竹鶴 熟成純米 八反12BY
(折引き寄せ特別バージョン)(1.8L)
竹鶴 酸味一体にごり18BY(1.8L)
小笹屋竹鶴 宿根純米(生酒)20BY(1.8L)
小笹屋竹鶴 大和純米(生酒)20BY(1.8L)
小笹屋竹鶴 大和雄町(火当て)19BY(1.8L)
小笹屋竹鶴 生一本 番外編13BY(1.8L)
小笹屋竹鶴 純米吟醸15BY(720ml×2)
以上

石川杜氏寄贈のお酒
清酒竹鶴 雄町純米(酸味一体の原酒)20BY(1.8L)

その他、寄贈のお酒
小笹屋竹鶴 生もと純米17BY(1.8L)
小笹屋竹鶴 生もと純米17BY(720ml)
こんなに沢山のお酒どうするの・・・・と思っていましたが終わってしまえば、ほぼ飲みつくしてしまいました。(あ~怖い怖いこんなどうにもならない悪魔のようなお酒(熟成純米12BYおり引きのおり寄せ特別バージョン)も混じっています。(やはりダメな酒専門商にチョイスを任せたのが間違えの始まりです・・・)
しかし皆さんこんな過酷な会にも拘らず、満面の笑みで本当に楽しそうでした。
今から次回の「キジの会」が楽しみです。素敵な会を企画していただいた小牧様を始め、松尾きじ園の皆様、暑い中お燗番をして頂いたSUISUI様・pukochi様本当に有難う御座いました。
こんなに飲んだのにバスで広島市内に返って来てから、三川町の某居酒屋で二次会があったのです。信じられますか勿論、我々夫婦も悦んで参加いたしましたが・・・・



山陰東郷「福羅」山廃入荷

2009-08-29 20:50:18 | 日本酒
今年も、造り終盤お邪魔させて頂いた蔵元さん鳥取県湯梨浜町の「山陰東郷」福羅酒造さんより、新アイテム商品が先日入荷致しました。今回の商品は、山陰東郷「福羅」山廃純米火入れ(720ml・1,800ml)です。
原料米:玉栄(麹米)・加工用米(掛米) 精米歩合:65% 酸度:1.8 日本酒度:+8.5 アルコール度:14度台 使用酵母:協会9号
今回の商品は、掛米に酒造好適米ではなく加工用米を使用し、アルコール度を14度台にする事により低価格を実現しています。
だからと言って、品質がよくないという訳ではなく、とても素晴らしいお酒に成っています。旨味や確りした味わいの幅もあり、程よい酸味が全体を引き締めてくれます。
また、アルコール度数の方も14度台にも拘らず、味わいは薄っぺらさはなく、それでいていい意味で軽快感もありながら味わいも確りとしていて、これから熟成と共に更に旨味は増してくと思われます。
お燗の方は、高めの温度ではかなりシャープな印象で酸味も感じますが、冷めてくると膨らみ味わいが広がり立体感も出てきて、アルコール低めな事すら忘れてしまいそうです。価格は、次の通りです。
1,800ml=税込価格2,300円
720ml=税込価格1,365円

何故か720mlだけは、今までのラベル・・・・一升瓶と併せて頂きたいのですが・・・・ね~蔵元さん



山岳部・反省しない反省会

2009-08-29 09:58:27 | 出来事
前回のブログの続きでございます・・・・・・。
煮酒倶楽部・山岳部の活動も終了し、解散・・・・と言う訳も当然なく、ほとんどの皆様が容易に想像がつく広島煮酒倶楽部の本拠地「居酒屋・いぶしぎん」へ・・・・・
名目上は「本日の反省会」という事ですが、始まる前から「反省しない反省会・・」などとサブネームが付いた話しに成っていました。
この「飲み会」いやいや「反省会」の為に、「いぶしぎん」のマスターには、鶏鍋のご用意をして頂いておりました。
鶏は確り歩いている歯ごたえのある、旨味がジュン・ジュワ~と出る地鶏
そして他の具材はキャベツン・シメジ・白葱・厚揚げ
酒は、皆様持ち寄りのお酒達
このお酒達の煮酒と、この旨味たっぷりの鶏が合わない訳がない。(一部撃沈の酒も有りましたが・・・しかしそれもまた楽しい経験
皆が、満足げに幸せな時を過ごしている時「いぶしぎん」マスターより悪魔のような酒を差し入れ頂きました。そのお酒とは、「賀茂福」という酒造邑智郡石見町の「古代酒」という神の舞という酒造好適米で造られた純米酒です。
精米歩合:90% アルコール度数:17~18 日本酒度:-85熟成期間も半端じゃない・・・・・(10数年)。色調もコーヒーを思わせる色(お酒の色を撮っていなかったのは失敗)香もどことなくそれっぽい甘味も後を引かずとても柔らかです。
このお酒を飲むころには皆さんほろ酔い気分。その為か無茶な飲み方実験が始まりました。見た目がコーヒーだからという訳で・・・この十数年寝かせた「古代酒」をコーヒーの様に少量の生クリーム落とし飲んでみようという事になりました
あんまり期待をしていませんでしたが、これがとてもクリーミーでお酒自体の甘味やコクと相まってなかなかいけました。それならと、山登りに行っていないのに何故か反省会にご参加下さっていた素敵な女性Tさんが「アイスクリーム買って来るから、これに垂らしてたべよ~」とダメなすばらしいご提案。程なくアイスのカップを2個買ってお帰りになりました。
一同試食・・・・少し苦味が出ますが、コーヒーの様にそれがアクセントに成りとても美味しくいただけました。
今回山登り初参戦でこのアイスをシブシブ口にされた この方も超ご満悦反省会また次回にしましょう・・・と言いながら次回も反省しないのでしょうね



煮酒倶楽部・山岳編

2009-08-24 21:00:19 | 出来事
日頃、純米酒を煮ては悦んで飲んでいる我々広島煮酒倶楽部の面々でありますが、たまには健康的な事もしなければ・・・という煮酒倶楽部の重鎮・小牧様の呼びかけにより、広島煮酒倶楽部山岳部が立ち上げられました。
その山岳会の総指揮を取られるのは、当ブログへのコメントでもお馴染みの、山のスペシャリストmazeキャプテン様でございます。キャプテンには登山のプロデュースから、我々初心者にも楽しく快適に山登りが出来るように細やかな心使いをして頂いていて、とても感謝しております。
今回(8月23日 日曜日)は、北広島町(旧・豊平町)どんぐり村の正面に在る、こんもりとした山「竜頭山りゅうずやま(標高928.4メートル)に登りました。
私の「煮酒倶楽部山岳会」の活動は、前回春の吉和「冠山」登山から夫婦で参加をし、今回で2回目の参加と成りました。
当日は/曇りのち晴れ。前日の照りつける暑さとは違い少し日が陰り登山にはまずまず・・・
参加メンバーは、mazeキャプテン夫妻を始め、「居酒屋いぶしぎん」の小牧さん・渋○さん・吉○さん・トミー・そして煮酒倶楽部の中心人物SUISUI様の同僚の女性の2名の方々(SUISUI様自体は、お誘いしても頑なに山岳会には不参加・・・)そして、我々夫婦の合計10名です。
横川の駅から車2台に分乗し、旧・豊平町の龍頭山の麓の駐車場に・・・・。皆さんと記念写真を撮っていざ登山に出発です。撮影終了いよいよ登山道に足を踏み入れます・・・・・。参道は結構整備がされていて、所々に、あずま屋等もありとても登りやすい山でした。しかし参加者の中には傾斜のある階段がしんどかったという人もちらほら・・・・。そんなこんなで、1時間余りで、山頂に到着。なんと、とても眺めのよいところで360度全てが望める大パノラマ北方面にカケズ山・恐羅冠山など・南方面には瀬戸内海や似島が見へ、みなさん絶景を楽しんでいらっしゃいました。 眼下には、どんぐり村や野球場などを始め町並が広がりよ~く見えました。ここでも、皆さん記念撮影。その後は、楽しいお食事タイムしっかりと身体も動かし、空気のよい山頂大パノラマを見ながらのお弁当は、出来栄えはともかく実に美味しい・・・・煮酒倶楽部だからと言って、お湯を沸かして煮酒を飲むなんて事は有りません。無事に山登りをするためにはやはりけじめは付けないとね・・・・と言いつつも飲んだら美味いだろうな~なんて考えてしまいます。
お腹も落ち着き一休みした後下山です。下山途中素敵な滝が在るとの事で、その場所に行く事になりました。滝の名前は「駒ケ滝」というそうです。
楽しみにしてたどり着くと、水量は少ないもののとても落差のある貫禄がある滝で、流れ落ちる滝の裏側にも入れマイナスイオン一杯で、疲れも取れるような感じで面白い体験もさせて頂きました。
なかなか今回の登山も楽しく、思いで深い体験となりました。
その後、どんぐり村内奥の温泉で汗と疲れを落とし、帰宅・・・・・・そんな訳もなく、店主も登山に参加されていた某三川町の居酒屋にて「山岳部反省会」なるものがあるらしく、勿論参加を致しました。
反省会については、また後日報告致します。



レアなアルトビール

2009-08-20 13:37:06 | ビール
先日、いつもお世話に成っているドイツビールを仕入れている、取り引きの先の大坂市西区のインポーターさんより、とっても素敵なビールの紹介を頂きました。

そのビールは
 Zum Uerige Alt-Bier(ツム・ユーリゲ アルトビール)というドイツ・デュッセルドルフ地区の独自のアルトビールと言われる種類のビールです。
本商品は、この度初めて日本に入ってくるビールですが、インポーターさん曰く「これから先定番になるかどうか分からない」との事で、最初で最後という可能性もあります。その為、今回日本に入荷したのは極少量の入荷です。

デュッセルドルフは、私も行った事が有りますがライン河中~下流域に位置し「ケーニッヒスアレー」という高級ブティックが立ち並ぶ並木道などもあり、とても奇麗な街です。
また豚肉の炙り焼きやソーセージの香ばしい匂いの立ち込めるパブ・レストラン街のアルトシュタット(旧市街)もデュッセルドルフのもう一つの顔です。
その伝統のある街の特産ビールが「アルトビール」です。複種類のモルトを微かにローストし、低温で熟成され、ホップの苦味を効かせた濃色(濃い銅褐色)の上面発酵で造られるビールです。
街中には、「アルトビール」の自家醸の造居酒屋が大小数件あり、そこでは炭酸ガスで押し出すのではなく、樽を高い所に吊るし、重力の力で出来たてビールをタップからグラスに注ぐ伝統的な方法が今も生きています。
以前、私が行った時には「シューマッヒャー」というとても有名な直営のビア居酒屋に行きましたが、苦味と複雑なそれでいて爽快感の有る、とても美味しいビールに感動をしました。グラスはバイエルンなどでよく見られる大きなジョッキではなく、小さめな水割りグラスの容器(250ml位)に入っています。

また、このビールを輸入されているインポーターさんは、前回のブログでご紹介した「酒まつり」で当店で販売するとても美味しい「レナーニャ」という樽詰生「アルトビール」を輸入されておられる実績もあります。

今回入荷の「ツム・ユーリゲ」は、2種類。
一つは「クラシック」と呼ばれるタイプでアルコール度数:4.7%の通常のアルトビールのタイプです。
330ml瓶入り=税込価格580円

(日本に入荷数:30ケース)

もう一つは「シュティッケ」と呼ばれる、アルコール度数:6.0%のボックタイプの少し強めのビールです。
330ml瓶入り=600円
(日本に入荷数:10ケース)
冷えた状態から、徐々に温度が上がってくると伴に、旨味も溢れ厚みも出てきて変わった味わいが楽しめます。