掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

今年もやります!2012酒まつり

2012-09-29 07:00:06 | 告知
今年も、地元最大のお祭りイベント酒まつり2012開催されます今年の開催日は10月6日(土)10月7日(日)です。早いもので、あと一週間で2012酒まつり。今年もJR西条駅を中心としたエリアがお祭り会場と成り、皆様をお待ちしております。昨年は祭り開催中2日間で約23万人の皆様に当地西条にお出で頂きました。心から感謝申し上げます。
西条はご存知の通り、JR西条駅周辺に日本酒の蔵元が8件在り、すべて徒歩圏内に点在しています。その蔵元での独自のイベント・開場中心部「メイン会場(中央公園内)」のステージイベント・メイン会場道路を挟んで正面「酒ひろば」では、全国のお酒がきき酒の出来るコーナー・中央生涯学習センターでのステージイベント(オペラ白壁の街 組曲西条など)・会場最東端「KIZUNA会場」でのライブステージイベント・会場最西端「サタケ会場」のイベント・勿論JR西条駅周辺の街中は色々な模擬店などなど・・・・・今年も盛り沢山のイベントが2日間に亘って開催されます。

また、フードの方もドイツ産のホワイトブルスト(白ソーセージ)

当店でも、例年通り店舗横のスペースにて、樽生ドイツビールの販売を行います。
昨年のビール販売コーナーの風景ここをクリックして下さい)
生ビールのタップは6つで、販売予定のビールは次の通りです。
1.ヴェルテンブルガー・バロックヘル
ホップの苦味より、麦芽のテーストを利かした優しい味わいの飲み易いビール。
2.ヴェルテンブルガー・バロックデュンケル
深いコクと旨味があり飲み口がよい濃色タイプのビール。
3.ヴェルテンブルガー・アッサムボック
若干アルコール度数は高いもののローストの香ばしさと甘味が特徴のビール。
4.フランチスカーナ・ヘーフェヴァイス
爽やかでフルーティな明るい色合いの酵母入りビール。
以上のビールは10/610/7両日販売

6.パウラナー・オクトーバーフェストビア 
 (10/6のみ販売)
麦芽比率が高く香ばしさとコクのメルツェンタイプの秋季限定ビール。
7.ハッカープショール・オクトーバーフェストビア 
 (10/6のみ販売)
程よい麦芽テーストを感じる旨味と飲み口の良さが心地よい」秋季限定ビール。

8.クロンバハー・ピルス
 (10/7のみ販売)
ホップの草原の様な香りと、青っぽい苦味特徴な爽やかなビール。
9.ホーフブロイ・オクトーバーフェストビア
 (10/7のみ販売)
香ばしい麦の香りと奥深い味わいが楽しめる秋季限定ビール。

他にもフードはドイツ産ホワイトブルスト(白ソーセージ)のボイルや黒枝豆などご用意をさせて頂いております。【ホワイトブルスト】
【黒枝豆】※上写真はイメージ画像です。実際の商品とは多少違う所も在りますのでご了承ください。
また、昨年から当店のビール販売コナーの正面に、当ブログでもおなじみの北広島町(旧.豊平町)松尾キジ園さんここをクリック)が出店されます。
昨年同様、美味しい美味しいキジ串・猪串・地鶏串・キジの炊き込みご飯おにぎり・キジ鍋・・・を販売されます。これも超お勧めですので、是非ビールと一緒に食べてみて下さい。
今年も、皆様に悦んで頂けるようにご用意をしておりますので、皆様お誘い合わせのうえお出で下さる様宜しくお願い致します。



第16回小笹屋竹鶴呑み切り会4

2012-09-28 07:00:47 | 出来事
竹鶴酒造の懇親会も無事終了し、宿泊希望の方を残し、それ以外の方々は帰路に着かれました。
宿泊の方はお部屋で一休みする人、温泉に入る方様々です。その後、賀茂川荘本館離れの庵にて、毎年恒例の二次会が有り、多数の方が参加されました。
勿論、私達夫婦もお風呂を頂いた後、離れの庵の直行いたしました。
懇親会ではビールは全く出ませんが、二次会ではビールもでちゃいます。お風呂上がりだったので美味しく頂きました。

おつまみは地海老の生干し・枝豆・ブドウ・ゴーダーチーズです。

皆さん、お話に花が咲いておりました。ここでは、これまで私自身も同業者や飲食店さんとゆっくりとお話をさせて頂き、今でも親しくお付き合いさせて頂いてる方も多く、その方達に色々な刺激を頂き、まさに良き出会いだったと思っています。
そんな訳で、二次会の場はそういった意味合いもあり、中々楽しい会です。
今回は、新たな出会いは余り有りませんでしたが、竹鶴の社長始め呑み切り会場連の方々と楽しく歓談させて頂きました。
この日の呑み切り会の参加者は広島県内のなじみの酒販店・飲食店さんも多くざっくばらんに意見交換できました。
【上写真向かって左:石川杜氏 向かって右:某広島市の飲食店様】

とても楽しい呑み切り会もこれにて終了です。後はこのお酒をどのように皆様方にご提案して行くかです。

来年も、是非「竹鶴酒蔵の呑み切り会」に呼んで頂けるよう頑張って行こうと思います。蔵元様始め石川杜氏・スタッフの皆様お疲れ様でございました。



第16回小笹屋竹鶴呑み切り会3

2012-09-27 07:00:48 | 出来事
きき酒が終わり、いよいよ懇親会です。
懇親会と聞くと多くの方は、会が終わった後の歓談の時間と考える方が多いと思います。
勿論、きき酒の時より肩の力も抜け、いろんな地域からお見えになった同業者の方や飲食店さんと、親しくお話などをする事も当然御座います。
しかしながらこの懇親会では、先ほどきき酒したお酒を色々な温度態で試しながら、竹鶴酒造さんと・会場の賀茂川荘の料理長さんの相談で決められた素晴らしいお料理を食べ、味わいがどう変わるか・・・どういった印象を持つか・・・など考えながら味わう・・・・といった一面も有ります。

予てから石川杜氏は、自分の理想のお酒はご飯の様な酒・・・・と公言されており、お酒は料理と共に頂いて初めて完結をするという理念を持っておられます。私も、そのように考えています。
今の時代お酒だけで飲んでも、香りもよく、柔らかく優しい口当たりの軽やかな、一見美味しく思えるお酒は幾らでも存在します。しかしある意味そういうお酒は、それだけで完結しています。飲んでいても余り料理などがイメージできませんし、料理と一緒に頂いても融合を感じ難い印象です。
しかしながら、竹鶴の様に確りと米を溶かしそれをきっちりアルコール醗酵させて造られたお酒は、それだけを飲んだ時は、ややもすると、とっつきにくいイメージも有りますが、食事と合わせた時に何ともいえぬ旨味を感じ、互いの個性を引出し融合も感じられます。
もしも何も食べずにお酒だけを頂くと、何故か腹が減ってきたりします。正に、料理と共に完結するといった具合です。

そんな訳で懇親会では、確りと飲んで食べさせて頂きました。お料理は次の通りです。【酒肴】ざる豆腐(エゴマ油・藻塩) 生シラス酒盗和え 松茸菊菜和え天いくら

【香吸】秋香り土瓶蒸し(名残鱧・松茸)
【造里】紅葉鯛重ね造り 車海老 とろ角造り あしらい一献
【八寸】かます木の芽焼き 絹皮小芋・新銀杏・木の葉生姜
【凌ぎ】穴子にぎり寿司
【鉢肴】寄り海老・蛸養老揚げ菊花みぞれあん
【替り鉢】竹原峠下牛牛鍋・養老とろろ
【強肴】戻り鰹炙り(モッツァレラチーズ・ベビーリーフ・みぞれポン酢)
【汁・御食事】しじみ汁味噌仕立て・松茸むかごご飯
【香の物】胡瓜浅漬け・奈良漬・しば漬け・梅干し・茄子の漬物
【甘味】竹鶴入りアイス無花果甲州産こうやって様々なお料理とお酒を合わしていると、相変わらず人間の味の感じ方はいい加減だと実感致します。
食べるものにより、お酒は甘く感じたり、辛く感じたり、苦く感じたり、渋く感じたりします。
ですから酒の単体の味わいだけに過敏に一喜一憂し、甘い・辛い・渋い・苦いといっても、お料理にと共に食べる事により、それは見事に打ち砕かれてしまいます。
逆に、料理と一緒に味わった時に、酒単体だけでは感じなかった味わいが急に開きだすといった場合もあります。
たとえとしては的確とは言えないかも知れませんが、分かり易く言うと、酸や渋味の際立つ赤ワインをチーズと共に頂いた時に、あんなに酸や渋を感じた赤ワインが、ほのかな甘味と心地よい酸や渋味と深みに変わってくるといった経験をされた方も多々いらっしゃる事と思います。
ですから、もっとお酒自体の骨格や奥底にある深い味わい複雑さや力強さこそが、とても重要だと言う事を実感致します。

そんな、事も感じながら懇親会もあっという間に時間が過ぎてしまいました。その後は・・・・・



第16回小笹屋竹鶴呑み切り会2

2012-09-25 15:29:51 | 出来事
第16回の小笹屋竹鶴の呑み切り会も、いよいよきき酒タイムです。
出品数は、23年度に仕込まれたお酒の他貯蔵酒も含め64点。相変わらず沢山です・・・・きき酒開始時に頂く評価表に、評点・熟度・感想を書く欄があり、きき酒しながらこれに記入して行きます。もう十数年この作業をして来ました・・・・・
記入した評価表は名前を記入して提出し、その後蔵もさんが評価表をコピーし原本は返して下さいます。自分自身も拙い表現ですが訓練の為、出来るだけ感想欄は埋めて行くように心がけています。
評価表の順番通りにきき酒して行くと、いきなり最初から清酒竹鶴・加水生モト木桶仕込(黒ラベル)に成るお酒の原酒23BY(23年度醸造)でした。今年3月に蔵にお伺いした際も、きき酒しましたが23BYにも拘らず味わいはすでに旨味も乗っていて、膨らみ力強さを感じました。
【お酒の説明をする蔵人の藤原さん】今回の23BYはどのお酒も多少後口に渋を残すものの、かなり味乗りが早く、すでに味わいが整っているものも数多く有りました。その要因としては、仕込みの時に確り糖化させ尚且つ汲み水を詰めて(少なくして)造られている為です。しかしながら、そんな状況下にも拘らずアルコールは19度以上と確りと醗酵しております。これらの23BYの出荷は熟成期間を経て、一部商品を除きまだ先の出荷に成りますが、どういうふうなお酒に成るのかが楽しみです。
他の21BY・22BY・20BY・・・・などの熟成具合も良好で、これもまた楽しみです。
また、この10月から出荷される22BYの木桶仕込の生モトは、どのお酒も総じて骨格の有る男前のお酒に仕上がっている印象でした。中でも大吟も若干渋を残すものの力強さや酸キレもよく、容易にお燗は旨いだろうな・・・と想像が付くお酒です。【お酒の説明をする石川杜氏】竹鶴酒造さんのきき酒は、いつも驚かされる事が多くとても刺激になったきき酒タイムでした。
その後、お楽しみの懇親会へと・・・・・・・・。



第16回小笹屋竹鶴呑み切り会

2012-09-25 12:00:25 | 出来事
先日は京丹後で行われた「玉川呑切会」のご紹介に引き続き、今回は地元広島の竹原で行われた「小笹屋竹鶴呑切会」のリポートです。
実は、玉川の呑み切りが9/16(日曜日)・そして今回ご紹介する竹鶴の呑み切り会が9/17(祝/月曜日)。そうですいわゆる連荘・・・・・
16日は朝7時頃に自宅を出発⇒昼前に京丹後へ到着・呑み切り会が終わり(懇親会・二次会を含む)同会場の久美浜温泉「湯元館」で一泊・翌日朝6時半頃宿を出発⇒昼前に自宅に到着・昼食を済ませ嫁を積んで二人で竹鶴の呑み切り会場の湯坂温泉郷「賀茂川荘」に⇒午後1時15分に到着・1時半より小笹屋竹鶴呑み切りに出席という強行スケジュールでした
竹鶴の呑切会は今年で何と16回を数える事と成りました。
実は竹鶴酒蔵の呑み切り会は、16日日曜日~18日火曜日の三日間開催され、初日は竹コースと呼ばれる、蔵でのきき酒のみの会。続く17日(第一部)~18日(第二部)は鶴コースと呼ばれる、会場を賀茂川荘に移しきき酒と懇親会を含めた会に成ります。
参加人数は竹コースが55名。我々が参加した鶴コース一部は67名・鶴コース二部は52名でした。石川氏が竹鶴杜氏に就任してから、本人が熱望され始まった呑み切り会です。ですから早いもので石川さんも杜氏生活16年と言う事になります。
会は恒例の竹鶴寿夫社長のご挨拶から始まりました。続いて、竹鶴敏夫専務から、海外出張の報告当をお聞き致しました。その後、これまた毎年恒例の石川杜氏からのお酒にか係るお話が有り、今年のお題目は「酒造りとは・・・」というものでした。いつもは「生モト造りについて」とか「木桶仕込について」などと具体的なものが多かったのですが、今回は「酒つくりとは・・・」と、一見何か掴み処がない抽象的なお題目で最初は面食らいました。しかしながら始まってみると、完全発酵の話を中心にとても具体的な内容でした。詳細についてはについては、皆様諸々考え方がお有りなので差し控えさせて頂きますが、個人的には今までにないくらいの迫力と、酒つくりに対する揺るぎ無い方針を垣間見る事が出来ました。つづいて、スタッフ紹介が有り、いよいよきき酒の時間になりました。   つづく・・・・・・