掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

酒の会告知

2006-05-30 18:36:48 | 告知
「酒の会」告知
来月の6月25日(日曜日)「本庄」ほんじょう(東広島市西条朝日町)というお店で、地元西条の酒蔵さんの中より6社(賀茂鶴・賀茂泉・白牡丹・福美人・亀齢・西条鶴予定)の銘柄を使い「酒と料理を楽しむ」会が行われます。昨年の秋より始まったお店のイベントなのですが年に4回(春・夏・秋・冬)を目安に旬の食材と時期のお酒合わせ行われます。その会の、お酒の方の担当をまかされ、現在は今回のお酒の絞込み作業をして居ります。料理は懐石形式で時間も十分に取ってあり、ゆっくりと堪能出来る様に成っています。(前回は、超大皿に鰆さわらを中心とした刺身盛りなども有りました)蔵元の方も参加しておられ、色々な情報や問い合わせも直接お話も出来ますし、とても「ざっくばらんな」会なのです。参加費は(料理代と酒代込みで)¥7,000と少し高めですが、十分満足して頂ける会に成っています。(参加者はいつも30名前後いらっしゃいます。)もし参加希望の方がいらっしゃれば、ご連絡下さい。



本日の飲み会

2006-05-28 09:40:33 | 出来事
本日は、懇意にさせて頂いている広島市内の居酒屋「いぶしぎん」さんで飲み会です。というのも来月店舗を引越しされるのに伴い、(現在は本通り・引越し先は三川町)「封を切っているお酒を飲んでしまおう」とオーナーの小牧さん(右の写真の方)からお誘いが有り、喜んで参加する様に予定をしております。参加メンバーの中に、前回ブログで紹介致しました竹鶴酒造のGozira・石川杜氏さんも来られるとの事、また色んな話が聞けそうで楽しみです。他のメンバーはまだ聞いていないのですが、いずれにせよ強力メンバーでしょう。楽しみでも有り、ある意味恐ろしさも有りどんな飲み会に成りますやら。


清酒・竹鶴

2006-05-27 22:11:37 | 日本酒
本日は清酒「竹鶴」のご紹介です。この酒蔵さんは我が街「東広島市」のお隣竹原市(呉市と尾道市との中間辺りの海岸沿いの街)に位置し、あのニッカウヰスキーの創立者「竹鶴政孝」氏が生まれ育った場所です。また竹鶴酒造の名物杜氏「石川達也」氏(ニューヨークヤンキースの松井に似ているので口の悪い人の中では、ゴジラと呼ばれています。)は我が街・東広島市西条の出身で実家は何と当店から徒歩3分の同じ町内なのです。年齢も私が一つ年上では有りますが、ほぼ同年です。という訳でしばしばお話も良く致します。蔵元さんにも、蔵見学は勿論・呑み切り会などなど、よくお邪魔させて頂いています。前置きはこれ位にして、竹鶴さんの数有るアイテムの中より本日紹介しますのは「清酒・竹鶴雄町純米」です。このお酒は非常に酸度が高く3.0も有ります。(通常のお酒はばらつきは有りますが1.1~2.0位が多い)人間というものは先入観というものが有り、どこかで「お酒はこういう味だ」というフレームを知らず知らず自分の中で作ってしまいがちで、そのフレームからこぼれ出すと、あまり好い印象は持たないものです。ですからこの様に極端に酸度の高い酒は、多くの場合好みが極端に分かれる処です。しかしながら「こうでなければ」という変な拘りを捨てると非常に、楽しい酒と料理の相性が広がります。お酒というものは冷やすと酸味は強調されます。そこを逆手にとって、思いっきり酸を楽しんでみる飲み方も面白いものです。幸いな事に、この酒の酸は爽やかで切れが良いのでパスタなどにも面白い相性を見せててくれますし、懐石の先付などにも良く合います。逆にお燗(もしくは常温)で確りした肉料理に合わすと肉の脂分をサラリと切ってくれ尚且つ、何も口にしていない時にはあれほど感じた酸もいつの間にかそれほど感じなくなり寧ろ、旨味だけが残り絶妙なハーモニーを生み出します。ですからこのお酒は食中酒として初めてしっくり来るお酒で、何も口にしていない時に酒単体で楽しむという物でもないのです。それゆえ取っ付きは良くないかもしれませんが、はまると「これほで便利な食中酒は無い」と思うほどです。酒の色も「透明が日本酒だ」などと思っている方には、「うひゃ~」と思う位濃い色調です。
これも同じく好みが分かれる処でしょう。しかし蔵見学に行った事のある方はお分かりでしょうが、搾ったばかりのお酒を利き酒する時に、利き猪口にい入れてもらった酒は少し黄色みの有る色調です。それが市販酒になったら無色透明になる方が不自然です。色抜き・脱色(「活性炭ろ過」冷蔵庫のにおい消しや靴底脱臭剤に使われるもの)の作業が加わっているからです。この作業は色は確かに綺麗に成りますが、旨味や複雑な味わいも取ってしまい個性が無くなってしまいます。この酒は一切そういう作業はしません。さらに1年熟成を掛けて出荷され、そこで熟成による色も加わりその為写真にも有る様にかなり濃い目の色調になっています。 (色についての詳細はこちらをクリックして下さい)要するに人の手で小細工をするのではなく、自然の恵みの酒なのです。こうしたコンセプトで造られた酒は、今までのイメージの日本酒をいい意味で壊してくれ、寧ろこれこそが本来の「日本酒」なのかもしれません。この酒を是非一度飲んで、色んな温度態で様々飲み方をして楽しんでもらい、日本酒ワールドを感じ体験してもらいたいと思います。1,800ml=¥2,625 720ml=¥1,350です。
当店は未成年は絶対に販売いたしませんお酒は二十歳を過ぎてから。


ビールグラスもワールドカップ

2006-05-23 14:29:41 | ビール
 いよいよ来月からドイツワールドカップが始まります。予想はしておりましたがワールドカップ関連グッツと申しますか当店で扱っているビールの「ERDINGER」エルディンガー醸造所からワールドカップトロフィーを模ったビールグラス(500ml入り)が出ました。上部にサッカーボールを模ったお馴染みのデザインです。とてもユニークで雰囲気も有ります。
この醸造所はサッカーのクラブチーム「バイエルンミューヘン」(前回のワールドカップでドイツチームのゴールキーパーで大活躍したオリバーカーン選手も所属している強豪チーム)のサポート企業でも有り、その為、エルディンガーのポスターなどにもバイエルンミューヘンの選手が登場しています。そういった事情からもこの様な関連グッズが発売されたのだと思います。またこの醸造所は、ヴァイスビールを専門に造っているブルワリーです。ミューヘンの北東40キロほど行くとエルディング村がというところが有り、ビールの名はその村の名に由来します。当店では、昨年から新アイテムとして右の写真の「エルディンガー・クリスタル」 が入荷致しました。これは昨年リクエストしたアイテムで、9月頃に試験的に少量日本に入ってきたものです。(今では多少出回る様に成ったようですが)このグラスで頂くと又一味違う気がします。ほんまかいな~

(上の写真はワールドカップグラスではなく、通常のオフィシャルグラス・左の写真はワールドカップグラスと通常オフィシャルを並べています。人形はドイツで購入した木の人形です。)
グラスは箱入りで税込1,050円です。数に限りが有りますのでご興味のある方はお早めにご連絡下さい。



山口・鳴滝高原ブルワリー

2006-05-22 20:31:18 | ビール
山陽自動車道・防府東IC下車/山口市街方面に15キロ位行くと道路右の山側に鳴滝という滝が有ります。(中国自動車道・山口IC利用なら下車/防府方面10分以内・道路左手看板有り)そのすぐ隣にドイツ風の建物が有りそこが「山口ビール」(地ビール鳴滝ブルワリー)です。ここはビールを造っているのは勿論、直営ビール販売場・売店(手つくりソーセージ他)・レストランなどが併設されています。以前車で「萩」に行った際、帰り道にたまたま、道路からこの建物が見え寄ってみたのが最初でした。先日久しぶりに立ち寄って見ましたが、テラスが増設されていて、それでなくても大きなフロアーなのにドアを開けると巨大スペースになります。またチャペルも屋外に完備されていて、最近では、結婚式&披露宴にも良く使用されている様で、立ち寄った時も夕方よりレストランは披露宴の為貸切に成っていました。しかしながら親切な店長さんらしき方が増築したテラスや設備を案内して下さり、とても気持ちの良い接客でした。ここでは出来たてビールが直営レストランで頂けますし。ゆっくりと飲んだくれたい気持ちだったのですが、いつも車で立ち寄るので、いつかは運転手でない時にゆっくりと味わう事が出来ればと思います。ビール造りも見学出来そうだし今度同業者の会で、レクリエーションと視察を兼ねて、計画してみようかな~なんて思っています。(maruさんどうですか失礼!maruさんとはお世話に成っている安芸区船越の同業者の方です。)ということで3種類のビールと手造りソーセージを買って帰り家で楽しむ事にしました。向かって左のビールから「ピルスビール」ホップをきかした爽やかな苦味が特徴のすっきり系ビールです。色は日本の普通のビールと比べ違和感がありません。抵抗無く無条件にすっきり飲めます。真ん中は「ヴァイツェン」小麦を主原料に酵母の入った薄濁ったタイプのビールです。香りが良く爽快感と軽い酸味を感じルビールです。「スタウト」アルコール度が6%と弱冠アルコールは高め。ローストモルトを使う為、香ばしい香りと苦味が特徴で煮込み料理などに合いそうです。ビールは各525円です。
お近くをお通りの際は是非寄ってみて下さい。くれぐれも飲酒運転はしない様に
左はフロアーの写真です。向かって右奥に仕込タンクが見える様に成っています。左がテラスというかオープンデッキの様な場所が有ります。正面に各種類のビールのサーバーが立っています。


後ろ髪引かれながら帰ったとさ・・・・・・・。