掛井酒店

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鳥取出張 山根酒造編Ⅰ

2013-04-22 20:26:49 | 出来事
先日の週末20日~21日で、日本酒関連の用事で鳥取県に出張致しました。
実は、2月21日(日曜日)に鳥取県八頭郡若桜町に在る太田酒造醸「銘柄:辨天娘」で試飲会が開催され、その会に参加する為に鳥取県に参りました。

しかしながら、せっかく鳥取県にお邪魔するならば・・・・と思い、先日広島市内の飲食店「あいさん家」の3周年でお会いした、山根酒造「銘柄:日置桜(ひおきさくら)さんにお邪魔する事に致しました。(勿論事前にアポはとっています)
山根酒造さんのお酒は、以前から気にはなっていた蔵元さんで、近い内にお邪魔してみたいと思っていたところ、私も会員になっているある団体の蔵見学ツアーで「今回は山根酒造さんです」と言われ、よろこでおりましたところ、残念ながらその日にすでに先約が有り参加する事が出来ませんでした。
そんな事もあり、蔵の作業はほとんど終わっているのでですが、このタイミングでお邪魔する事に致しました。
山根酒造さんは、鳥取駅から山陰本線(倉吉・米子方面)で約30分、青谷駅下車・そこからタクシーを利用し10分弱(料金950円)で、蔵に到着します。
山根酒造さんの蔵には午後1時ちょっと前に到着致しました。
事務所にお邪魔すると、すでに山根社長がいらっしゃり数十分色々な話をさせて頂きました。その後、事務所からちょっと離れた蔵まで歩いて参りました。
行く途中に、火入れタンク貯蔵の蔵を見せて頂きました。
ちなみに火入れタンク貯蔵の蔵は、空調設備は有りますが温度管理はしていないとの事。理由は低温だと熟成が掛かってくれないからといういたってシンプルな理由。勿論私も同感

こちらが仕込蔵になります。茶色の土塀蔵は、瓦は吹き替えているものの明治20年に建てられたものだそうです。

仕込蔵に入って最初に見せて頂いたのは、洗い場です。ここでは洗米や浸漬・などが行われます。
洗米は、多くの蔵でみられる給食などの米を洗う機械と同じようなタイプだそうです。

見せて頂いた順番は少し前後しますが、こちらがメインで使われる甑です。当然来季の仕込まで使わないので、ジャケットが巻かれビニールが掛けてありました。

これは先ほどより一回りり小さな甑です。この甑は、量が少ない仕込みの時や麹用の蒸米の時などに使われたりするそうです。

甑にお米を張り、このボイラーで蒸気を造り45分蒸上げます。
その後、仕上げにこの装置で130度の乾燥蒸気を造り15分蒸上げるそうです。
和釜も有りましたが・・・・・・
釜場は、9BY位まで使用されていたようですが、今は洗い物をする時の熱湯沸かしたり、火入れの時などにも使われているようです。
社長が仰るには、昔の米ならばこれでよかったのだけど、今のお米は高温障害にもなっていて、和釜では理想の温度まで上がらないとの事・・・。

放冷機です今はもう仕事を終え、奇麗に清掃され収めこまれています。

来季25BYの造りには、必ずお伺いしようと思います。 つづく・・・・・・



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