掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

西条秘密倶楽部にて

2011-06-29 18:42:02 | 出来事
少し前のブログで、三次市の蔵元「美和櫻酒造」の金尾杜氏が、東広島市西条朝日町の某所(笑)「西条秘密倶楽部」の超立派な看板を作って下さった事をご紹介致しました。
そのお披露目会を、したいな~・・・・と思い、金尾杜氏を「西条秘密倶楽部」にお招きし、看板をめでながら美和櫻を飲む会を行いました。
といっても、かっちりした「美和櫻の会」というのではなく、杜氏を囲み楽しく飲みましょう・・・・というちょっと緩めの会とでも申しましょうか(苦笑)だから・・・という訳では有りませんが、ご無礼な事に、しょっぱなからいきなり樽生ビール(サッポロ・エーデルピルス)からのスタート・・・・苦味が利いたチェコや北ドイツ系の緑の草原を連想させる爽やかな「ピルスナータイプ」のこのビールが、蒸し暑いこの日にめちゃめちゃうけまくり大好評でした。
会のシステムは、各自一品持ち寄り&会費という形でし行いました。皆さんとっても素敵なお料理を持って来て頂いたのですが、自身びしょ鍋擬きや焼きそばなどを作っており、中々写真も撮る時間が無く、紹介できず申し訳ございません。

美和桜のお酒達も、ビールに負けず異常にに速いペースのなくなり方・・・勿論お燗で使用のお酒は次の通りです。
美和櫻 特別純米火入 雄町 22BY(速醸)
美和櫻 山廃超辛口純米火入れ 八反錦 21BY
美和櫻 山廃純米生原酒 八反錦 21BY
美和櫻 山廃純米火入原酒 八反錦 20BY・21BY
参加人数は、スタート時12名(金尾杜氏を始め・居酒屋IのK様・Mご夫妻様・Tご夫妻様・S様・A先生・訳有って現在松江に在住のT様・近所のI杜氏様・我々夫婦)。今日の為に金尾杜氏と同じスキンヘッドにされた(うそうそ・・・)方は、どこの組の方かと思えば・・・・居酒屋経営のK様でございました。隣はなんでなんで・・・が口癖のT様です。

その後、西条のとっても素敵な おすし屋さん「鮓や 大東」さんご夫妻が参加され総勢は14名に成りました。(下写真は大東さんのお寿司・HPより拝借

気が付けば、あっという間に生樽は空っぽに・・・・日本酒も1800mlが8本が空っぽに・・・・皆様もにこやかに酔い子に・・・・・
楽しい時間はあっという間に過ぎ、金尾杜氏ファミリーが酔っぱらいの主賓の旦那様を車で迎えにお出でに成りました。杜氏ファミリーの後ろに掛けてあるのが、金尾杜氏作の「西条秘密倶楽部」の看板です。



開春 夏の爆発系

2011-06-24 15:55:06 | 商品紹介
先日、島根県大田市温泉津の銘柄「開春(かいしゅん)」の若林酒造さんから、今年も和風スパークリング夏の純米溌泡生酒 が、今年も入荷致しました。
溌泡と聞くと、日本では近頃ビールに近いアルコール飲料の名前に使用されているので、何かちょっとチープな響きに聞こえますが(私だけでしょうか・・・・このお酒はそういったものではなく、米・米麹・水だけを使用し、副原料を一切使わない純粋の正真正銘の純米生酒です。ご存知の方も多いでしょうが、通常のお酒は蒸米のデンプン質をが糖化し、その糖を酵母がアルコールと炭酸に分解する並行複醗酵が仕込タンク内で起こっています。
その醗酵段階で発生した炭酸ガスは、空気中に飛んで行ってしまい、出来上がったお酒にはほとんど炭酸ガスは残りません。
このお酒は醗酵途中の醪を瓶詰めする事により、その時発生した炭酸を閉じ込めて造られた製品です。その為冒頭でもご紹介したように、まるでスパークリングワインの様な状態のシュワシュワ~とした爽快感のあるお酒に成っています。
開春 純米超辛口溌泡生酒1800ml=¥2,580原料米:神の舞 精米歩合:60% 日本酒度:+15.0 酸度:2.4 アミノ酸度:1.3 使用酵母:協会9号 アルコール度:15.5%
(いずれも瓶詰め時のデーターで、醗酵が進むに連れアルコール度が上がったり、日本酒度が高くなったりデーターに変化があります)720ml=¥1,300
瓶内醗酵のため、ガスが発生しています。不用意に開戦すると栓が飛んで酒が吹き出します。お酒に付いている開栓時の注意をよく読むのは勿論当方からも詳しく開栓時の注意を申し上げておきます。

爆発物を開栓するジョーの明日はどっちだ
開けるんだミスなけ開けるんだジョ~・・・・by丹下段平

開栓するための その一(いち)
周りに人や大事なものがないかよく確認した上、よく冷やした状態で開栓するべし

開栓するための その二
瓶底に滓が沈殿した状態で、決して瓶を振らず開栓するべし

開栓するための その三
栓を抜かなくても、その上についている金具を外した時点で栓が飛んで行く恐れがあるので、必ず金具の頭を手で押さえて、金具を外すべし

開栓するための その四
栓を押さえていた手を少し緩めると「シュポ~ン」と、スパークリングワインの栓が飛ぶ時の様な音で栓が飛び出そうとするので、栓が飛ばない様に上から押さえつけてるべし
その際お酒の液面が泡と共に上昇しするが、あわてず栓を押し込めば液面は下るので心配ご無用

開栓するための その五
その後、栓を緩めたり(再び液面上昇)、栓を押し込んだり(液面が下降)を繰り返し徐々に炭酸ガスを抜いて行くべし

開栓するための その六
確りと栓を押さえて少しづつガスを抜きながら開栓し、栓を緩めても液面上昇がなくなったのを確認すれば前回じゃ~ジョ~

開栓するためのその・・その・・番外編
ちょっと失敗気味なのが気に掛かるが、この開栓実演動画を見るべし・・・・・。
開栓動画ここをクリックするべしするべしするべし

お客様の中には、「1,800mlや720mlは一日では飲みきれず、残ると翌日ピチピチ感が弱くなるので、飲みきりサイズが欲しいな~と」仰る方がいらっしゃいます。その為当店は今回300mlを仕入れました。300ml=¥525原料米が山田錦・アルコールも14度台(瓶詰め時)で、先の商品より若干甘味が有ります。こちらの商品も是非お試しください。

ご購入頂いた皆様は、丹下段平の言う事をよく聞いて、皆無事に開栓するべし



ドイツビール新入荷商品

2011-06-23 10:12:22 | 商品紹介
梅雨の真っ最中じめじめとした蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか
私は、熱い時には熱いこれで・・・・・っと やっぱりというコメントですね(笑)
しかしながら6月も残すところ一週間、季節は確実に夏に向かっております。そうなるとやはり恋しくなるのは、あの泡の出る苦み走ったあの野郎でしょう・・・。
ご存知の方も多々おいででしょうが、当店は数十種類のドイツビールを常時販売しております。この度縁あって新規の輸入代理店さんとお付き合いする事に成り、当店初登場新アイテムのドイツビールが先日入荷致しました。
そのビールとは、ドイツバイエルン州ミューヘンの実力・人気・知名度ともに屈指のビール醸造所「ホフブロイ」のビール4アイテムです。
ホフブロイは、アウグスティーナー・レーベンブロイン・ハッカープショール・パウラナー・シュパーテンと並ぶミューヘン6大ビールの一角を占めるビールです。HBのマークからへーべー(ドイツ読みです。BMWをビーエムダブリューといわずベームべーって言ったりしますよねそんな感じ・・・)と呼ばれ、親しまれています。
ドイツ旅行された方は、「あ~ここの直営ビアホールに行ったことある・・・」と仰る方も多いと思います。このビアホールは、観光名所にもなっていて、多くの外国の方も訪れる場所にもなっています。実は私も11年前にミューヘンに行った際HBこのビアホールには行ったことが有り、正味1リッターのジョッキでぐびぐび飲んだ・・・個人的にもとても懐かしい思い出の有るビールです。
「ホフブロイハウス」のブリュワリーの歴史は古く、起源は1589年バイエルン王国の為のビールとして誕生しました。1852年王国滅亡後は、バイエルン州により経営される事と成り、その後民営化されました。
Hofebraue Original 330ml
(ホフブロイ・オリジナル)¥525 アルコール:5.1vol
繊細で上質なモルトと良質のホップは、飲むほどに花の香りを長く余韻として残します。モルト由来の旨味と控えめな苦味は、軽やかで素晴らしくバランスの良いラガービールです。

Hofebraue Hefe Weisse 330ml
(ホフブロイ・ヘーフェ・ヴァイス)¥525 アルコール:5.1vol
豊かできめの細かい泡と酵母特有の白濁した色合いが特徴的です。上質な小麦麦芽と良質ホップで醸された、シャープでスパイシーな味わいはさすがです。

Hofebraue Maibock 330ml
(ホフブロイ・マイボック)¥525【季節限定】 アルコール:7.2%
芳醇でアルコール度の高いボック(ドイツ語でストロングの意)ビールです。ローストした大麦麦芽を贅沢に使用し、ホップの苦味とパワフルな印象ですが、重い印象はなく喉越しもよく柑橘系のキレのある味わいも楽しめます。
5月に出荷が開始され無くなり次第終売となる季節限定ビールです。

Hofebraue Schwarze Weisse 500ml
(ホフブロイ・シュヴァルツ・ヴァイツェン)¥680 アルコール:5.1%口当たりは爽やかでフルーティー感がありつつも苦味が利いたテーストです。ローストのアロマとフレーバーがコーヒーやビターチョコレートのニュワンスも持っています。
どのビールも共通して感じるのは、確りと旨味を感じるのに軽快で滑らかで、何か樽生ビールを飲んでいるような感覚も有ります。
近日中店頭に並びます。是非一度、超お勧めミューヘン6大ビールHB(ホーフブロイ)ビールをお試し下さい。



こんなものも有ったりします

2011-06-16 17:47:13 | 食品
当店の主力商品は勿論アルコール飲料ですが、中には変わったものが有ったりします。
以前もご紹介致しましたが、「モデナソレラ」という50年物のバルサミコってのも有ります。(ご興味にある方はここをクリックして下さい以前のブログで詳しくご紹介してあります)
他にもお勧めなのは、先日入荷した
フラスコーレエクストラバージンオリーブオイル です。小売価格500ml=¥2,500色目は、奇麗な艶のある黄緑色・・・。黄か緑かといわれると緑色に近い色目です。味わいはいい意味で奇麗な美味いで、油特有のべとつくような感を余り感じない嫌みな味わいです。パンに掛けてもギトギト感が無くほのかにオリーブの香りが爽やかさを演出してくれます。
パスタの仕上げに一回し掛けると、食欲をそそる香りと丸みの有る味わいを醸し出してくれますし、サラダなどのドレッシングにもとても相性が良く、野菜の旨味甘味を引き出してくれます。
勿論我が家でも、使っています

イタリアンな食材の後、打って変わって純和風食材に成ってしまいますが、隠れた人気商品がだしつゆのご紹介です。これは、私の母の友達が数十年前に紹介して下さり、以来わたくしの家では大活躍をしておりました。煮物や、うどん出汁や、お吸い物に薄口醤油や白醤油の代わりにちょいと入れるだけで、とても美味しく出来上がります。最初は自家用だけで使っておりましたが、皆さんにご紹介し店でも売ってみようと言う事に成り販売を始めました。するとお買い上げ頂いたお客様から「気に入って手放せなくなった・・・」というお声をいただきました。勿論今でも定期的にお買い上げ頂くお客様は多々有ります。だし醤油の中には、一様昆布・むろ節エキスなどは入ってはいますが、やはり出汁を取ってから入れて下さい。だし醤油だけをお湯に解いただけではNGです。)
価格1,800ml=¥1,680
他にも、ピンクロックソルト(岩塩)も人気の商品です。
この商品は在る卸業者の酒類&食品展示会で見つけてきたものです。ピンクソルトは写真をご覧頂ければ一目瞭然ですが、名前の通り岩塩の色がピンクをしています。これは、後から着色した訳ではなく岩塩自体がこのような色調なのです。展示会には、ピンク岩塩の大きな結晶の現物も置かれておりました。
これも、当店では人気の商品です。色調からでしょうか、女性の方の目によく止まるようで「奇麗ですね・・・・」と仰います。
当然色だけではなく味わいもなかなで、カチンと辛ではなく味わい深い円やかな味わいです。天ぷらの掛塩や各種お肉を焼く時など、せいろ蕎麦など時に出汁の代わりに塩を掛けて・・・・などなど幅広いお料理に役立ちます。当店お取引の飲食店の方もお使い頂いております。小売価格170g=¥315

まだ、ご紹介致したいものも御座いますが、また次の機会に・・・・。当店にお越しになった際は是非お手に取ってご覧下さい。



西条秘密倶楽部のマスコット

2011-06-10 22:58:38 | 告知
私の住んでいる東広島市西条朝日町には、全然秘密になっていないのに「西条秘密倶楽部」と呼ばれる煮酒やビール好きな人が集まるダメな場所が在ります(笑)
10月に行われる酒まつりの際は、一部のダメな素敵な方々でごったがえす場所でもありますが・・・。
先日も、その倶楽部の看板を「美和桜の金尾恵光杜氏が作って下さった」というブログをUPさせて頂きましたが、今回は「西条秘密倶楽部」のマスコットが出来ましたのでご紹介致します。
秘密倶楽部常連の方は「マスコットといえば、この子でしょ~・・・」という声も聞こえてきます。たぶんこいつだとお思いの方が多いのではないでしょうかまっ・・半分当たっているようなもんですが、今回体系は似ているんですがこういうものが出来ました。

実は、これは形や小物も含めオーダーして造って頂いたものなのです。

事の始まりは、あるデパートで江田島からいらっしゃった沖山工房さんが行われていた陶器展にたまたま訪れたのがきっかけでした。牡蠣の殻を釉薬に使い、色は薄い青緑を基調とした奇麗な酒器で、値段も手の出しやすい金額でしたので普段使いにと酒器を買い求めました。
それからしばらく経って、そのデパートに行くと偶然また同じフロアーで、その沖山工房さんが陶器展をされているのに出くわし、びっくりして話しかけてみると、沖山さんに覚えて頂いておりました。
酒器以外もとても興味深い作品が有り見せて頂きました。その後、ちっちゃな花器と徳利を一つ求めましたが、その際「最近は冷酒の方が多く片口は有るんですが、今回そんなに沢山徳利は持って来てないんですよね・・」といわれました。
「残念ですね~じゃ今度是非、工房にお伺いさせて下さい」と言うと「是非お出で下さい・・」と仰いました。
それから、数ヶ月経った先月の初め頃、とてもお天気のいい日でドライブがてら江田島まで夫婦で行って参りました。
お伺いすると、おなじみの牡蠣殻を釉薬にした江田島焼きと言われるものの他にも、焼き締めの陶器(備前焼タイプ)や、唐津焼きのような渋いものも有りました。
しかし独創的なのはやはり江田島焼きだったので、どうしてもそちらの方に目が行きました。結局、ちょうど朝食時皆で使っていたマグカップが欠けたりしていたので、そちらと、母のリクエストで抹茶茶碗を一つ求めて帰りました。【平たい夏茶碗】お店を失礼する前に、一つの愛くるしい猫の置物に私達夫婦は目を奪われました。
そうです・・・それが今回マスコットとして購入した猫のシリーズでした。よくその猫を見ていると微妙にデザインや色目が違っていました。ある猫ははさみや櫛を持っていて、話を聞くと散髪屋さんの店の置物として作られたもののようで、店名まで書かれていました。
それを聞いた、私の奥方はすかさず「じゃ~オーダーメードして頂けるんですか」と一言。「ええ大丈夫ですよ・・・」と工房の沖山さん。
オーダーで作って頂くにも拘らず、値段が思ったより安かった為奥方はもう完璧にノリノリ・・・そうなるとこちらもつられてしまい、沖山さんが「どんなんでも作らせて頂きますよ・・・・」という言葉に悪乗り
「手に一升瓶持たして下さい

「旗には煮酒と書いて下さい
「名前は西条秘密倶楽部」と入れて下さい仕舞には「酔ってるような雰囲気が欲しいので猫の地色は赤っぽいのでお願いします
いったい何をやっているのやら・・・・・・
そういった悪乗りのマスコットが、本日我が家に届きました。金尾杜氏に造って頂いた看板と、このマスコットは秘密倶楽部にしっかりと飾っておきます。
ちなみに身長20cm弱 横幅約15cm 堂々たる体系
機会があったら是非見てやって下さい。
番外編ライバル