掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

新聞記事

2006-10-26 21:35:46 | 出来事
ご存知の方はご存知なのでしょうが・・・・「中国新聞」に9月22日・10月6日と立て続けに私が載りってしました。「やっぱり・へんたいだけに、とうととう・・・・」「コラ~ちゃうちゃう」内容は業界についてのコメント・もう一つは「酒まつり」についてのコメントでした。今に成って何でと思われる方もいらっしゃるでしょうが、実はこの度、業界とは全く関係ない事で、母が同じく「中国新聞・広島圏域版」 (←クリックしてね)に載りました。「あ~あお母さんまで・・・・」「コラまたそっちかい・・・」

今回、母が台湾旅行をすることに成りましたが、その旅行は広島市立第一女学校(現在の舟入高校)の同級生との喜寿(77歳)の、「お祝旅行」として企画された旅に取材が来たというものです。なぜ喜寿の旅行で取材が来たかというと、母の時代は女学校の時に、あの忌まわしい原子爆弾が広島に落ち、多くの同級生・家族・親戚・知人を一瞬の内に失い、生き地獄の広島を経験し苦労をして今日まで歯を食いしばって生きて来た人たちです。その彼女達が運良く一命をとりとめ、「今日まで生きさせてもらい喜寿を迎えた」という事をお互い喜びその記念に「台湾旅行」に行く事に成った為、それを知った新聞社が取材に来たという訳です。(写真向かって後列一番右が我が母で御座います。)
しかしながら、母達はたまたま元気で喜寿を迎える事が出来ましたが、もっともっとご苦労をされた被爆者の皆さん・未だに原爆症で寝たきりに成っておられる方・後遺症に悩まされ旅行どころでは無い方を思うと、本当に有り難い事だと思います。
残された時間はあまり長くはないのかもしれませんが、その日まで「平穏に楽しく過ごしてもらいたい。」素直にそう思う私で有ります。 



仕入

2006-10-24 21:00:04 | 日本酒
本日、藤井酒造竹鶴酒造に商品引取り行きました。(竹原は我が町西条から車で30分位の隣町です)藤井酒造さんに最初に伺い、 「秋の蔵出し」17BYと「極上燗上がり」17と16BYが有ったので迷わず16BYを仕入れました。(これが味わい有るまろやかな燗が付くのよね~)
その後、竹鶴酒造に行き「秘伝純米」を仕入れて参りました所、たまたま竹鶴社長ご夫妻・専務・石川杜氏(杜氏は先週まで東京出張で22日の日曜日に広島に帰られたばかり)といらっしゃり、オールキャストでした。蔵ではまだ仕込は始まっていませんが、来月の仕込開始に合わせて準備等をしていらっしゃる様でした。
以前少しお話した事が有るかと思いますが、先日当店に石川杜氏がいらっしゃった時、今年9月の呑み切り会に出ていた「八反」純米原酒12BY(原料米:八反 精米歩合:60% 酸度:2.2 アミノ酸度:1.7 日本酒度:+2.5 アルコール度:17.2 使用酵母:6号?(ゴジラ酵母といわれている特長的な酸味が出る酵母。「清酒・竹鶴雄町純米」などに使われている酵母)を詰めて頂ける事に成り、いよいよ近々店頭に並ぶ事に成りそうです。勿論放置で・・・・・。(やっぱり)雄町と比べると鋭角的な切れ味も有り、燗上がりの確りとした「竹鶴」らしい骨太タイプの印象でした。楽しみにお待ち下さい。値段はまだ未定ですが、入荷次第ブログにアップします。
お燗の季節に成ったせいか当店のアイテムの中で、龍勢「極上燗上がり」純米・八反錦60%や天寶一「お燗酒」純米・山田錦70%などの商品の前で、立ち止まる方が目立つ様に成りました。(価格も比較的お手軽)まだまだお燗にお勧めのお酒は沢山揃えていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。喜美福「燃火燗」もひかんや美和桜山廃辛口純米や瑞冠山廃亀の尾や山廃無二無三や愛山泉楽間曠・・・・・・。いっぱいあるよ~。



オペラ

2006-10-20 19:30:23 | 音楽
先日、10月18日(水曜日)午後7:00から、地元西条の広島大学敷地内に有る「サタケ・メモリアルホール」でモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」(錦織 健プロデュース)の公演が有り、行って参りました。(下写真:錦織 健さん)
オペラの物語を簡単に説明すると、女たらしの騎士「ドン・ジョバンニ」が「ドン・ナアンナ」の寝込みを襲いに行ったところ、失敗しアンナの父(騎士長)に見つかり、騎士長を殺してしまう。その後も、ドンジョバンニの悪行は止まる事無く続き、ついには騎士長の亡霊に闇の世界に連れ去られてしまう。というストーリーです。シリアスな部分も有・喜劇的な部分も有、とても面白い公演でした。(ちなみに日本語訳は、舞台袖の両側に電光掲示板で表示されます)
出演者は、女たらしのドン・ジョバンニ役に「大島幾雄」  騎士長の父をドンジョバンニに殺されるドンナ・アンナ役に「佐藤しのぶ」  ドンナ・アンナの婚約者ドン・オッター・ヴィオの役に「錦織 健」  女たらしドン・ジョバンニを憎みながらも恋心を断ち切れないドンナ・エルヴィーラ役に「澤畑恵美」  ドン・ジョバンニの従者レポレッロ役に「池田直樹」  ドン・ジョバンニに殺される騎士長、ドンナ・アンナの父役に「志村文彦」  村娘ツェルリーナ役に「足立さつき」  ツェルリーナの婚約者マゼット役に「三浦克次」他と日本を代表するオペラ歌手が集まり素晴らしい公演でした。
オペラの公演時間は3時間で少し長いのですが、余りの迫力と素晴らしい歌や演技に、時の経つのを忘れ聞き入っていました。私的には、騎士長の亡霊がドンジョバンニを闇の世界に連れて行くバリトンの場面が大好きなので、生で聞けて感動ものでした。(左写真佐藤しのぶさん)
観客の年代層は結構高く、なかなか見れない素晴らしい公演なのに、若い人が少ないのは少し残念でした。公演終了後も再三のカーテンコールに大満足の1日でした。



雄町3兄弟?

2006-10-19 17:05:21 | 日本酒
あれは7月の“とある日”、安芸高田市吉田の「有木酒蔵」岡○杜氏のブログを読んでいると、“広島雄町の謎”クリックしたら読んでもらえます(Ⅰ~Ⅲまで有り関連のものが後に少々御座いますが・・・・)と題された興味深いその内容に面白く(ある意味ショックも受けながら)拝読させていただきました。内容は要するに「広島雄町は雄町の純系種を広島で育てたのではなく、島根で開発さられた改良雄町と言う品種を広島で育てたもの・・・・などなど」(詳しくは、私のブログで以前岡○杜氏のブログを読んだ感想を入れた、タイトル“ショック”(←クリックして下さい)でも取り上げているので、それを参考に以下の話を聞いて下さい)
なぜに今更そんな事を重複してブログに書くかというと、ついに“やりおったのです・・・”以前冗談めかしに言って居られ(やりそうな予感はプンプンでした)まさかここまで本格的にやるとは・・・・・・内容は備前雄町・広島雄町(改良雄町)・こい雄町のそれぞれ3種を、精米歩合60%位で同じ様に仕込み、「どの様に違ったものに成るか・個性が出るか」という、へんたい心をくすぐる様な企画なのです。どうやら生原酒・完全無濾過で12月~1月位の発売を考えて居られる様です(予定)。ラベルも有木酒蔵ホームページ上(←クリックしてね)に載せて有り、同社の純米吟醸原酒燃火燗モヒカンのラベルの“友達バージョン”のユニークなラベルに(それぞれ3種類ラベルを変える)成っています。(このラベルに成るかは、まだ検討中)








初めて見た方、浮世絵の写楽の様でしょ。
上の写真向かって、一番右側は現在も使われているラベルで、燗酒提案商品:「燃火燗」“備前雄町”使用「純米吟醸・無濾過原酒14BY」に使われています。
現商品「燃火燗」はくだけた洒落っけの有るラベルですが、中身は非情に硬派なしっかりしたお酒です。今回のシリーズも大変期待出来ると思いますので、ご興味の有る方お気軽にご連絡下さい。
各シリーズ1.8L瓶(3,500円前後)・500ml瓶(1,200円前後)の企画が予定されています。
当店では500ml×3種類「雄町のみくらべセット」(3,500円前後)も企画中です。発売時には、またはっきりした金額やラインナップを紹介致します。
(注)「燃火燗MAHICAN」は、あくまで燗酒提案商品なので、今回はのお酒は「燃火燗」という名前は付かない方向のようです。


フカ

2006-10-17 15:46:34 | 食品
先日、いつもお世話になっている地元の「きのした生魚店」に行くと珍しいものを発見しました。なんと“フカ”がいたので思わず買ってしまいました。フカとは、小型のサメのようなもので、県北辺りでは“わに”とも呼ばれ日持ちがするところから、刺身にも使われています。
こちら西条ではめったに見ることが無く、お店でフカを買っていると、出会わしたお客さんにそれ、ど~やって食べるんです~などと言われる始末・・・・・・        (上写真:中骨を取って3枚に下ろした状態)

実は以前、今は亡き父と釣りに行った時、私の竿にフカが掛かり「何じゃ~」と捨てようとすると「待て待て食うたら旨いんで~」というので半信半疑で持ち帰りましたら、父が湯ぶきにして食べさせてくれました。これが、なかなか旨くてそれ以来数回食べましたが、10年以上、口に入れていなっかったので、先日しばらくぶりに食べると懐かしい味がしました。我が家では酢味噌では無く、にら・もみじ卸しを薬味にポン酢で頂きます。(酢味噌もとりあえず用意しましたが)身そのものは非情に淡白な味わいながら、ポン酢・にらの組み合わせは想像つかないかもしれませんが、よく合って旨いのです。
これまた日本酒によく合います。