掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

クローンバッハ新入荷

2008-10-30 17:27:23 | ビール
この度、当店がドイツビールを仕入れている商社の一つ「昭和貿易」さんから「Krombache(クロンバッハ)ヴァイス(下:写真)デュンケルが発売に成りました。
クロンバッハは、あの大聖堂で有名なケルンの東約200kmに位置する、小さな町に在るドイツでは大変メジャーなビールメーカーです。
この「クロンバッハ」はすでに発売されている(330ml瓶入り)ピルスナータイプ(爽やかな苦味のホップの利いたスムースな下面発酵の黄金淡色のビール)がとても有名ですが、今回発売になったのはへーフェ・ヴァイスタイプ(小麦を主原料に造られた香り豊かで爽やかな酸味のある酵母入りの霞の掛かったような淡色ビール)デュンケル(麦芽をローストして造られる、香ばしさと程よい甘味とコクのある濃色ビール)で今回当店にも入荷致しました。

クルンバッハの、へーフェヴァイスは他のものと比べ、非情にホップが利いていて、酵母入りのビールの滑らかな部分も有りますが、切れの良い鋭角的な印象です。ある意味ピルスナーっぽい特徴もあるビールでした。


デュンケルは、このタイプにしてはサッパリとしていて、軽快な印象です。とはいえローストから来るコクのある甘味とビターな感じは健在です。
どちらのビールも税込価格¥630です。

また合わせて「クロンバッハ樽詰生30L」もヴァイスに限って発売されており、広島にお住まいの方は中区新天地のビールバー「ゴールデン・ガーデン」さんで、この樽詰ヴァイスビールを近日より飲めるように聞いています。こちらでは、樽詰ビールは定期的に変わりますので、常時は飲めません。飲みたい方は前もってお店に問い合わせて行って下さい。
当店も何かのイベントの機会に是非使ってみたいと思います。



干し物の会

2008-10-29 11:57:42 | 出来事
今年の2月24日に引き続き、今回も「居酒屋いぶしぎん」で「干し物と日本酒を楽しむ会」が午後3:00からあり、前回で味を占めた嫁さんにもせがまれ夫婦で参加しました。
この会は、いぶしぎんの常連さんの首藤さん(北海道ご出身)魚の干し物を大量に取り寄せ、いぶしぎんオーナー小牧さんがお料理し行われます。今回の種類は、本ししゃも・金目鯛・ホッケ・はりこ(秋刀魚の幼魚10cm以下位)・メヒカリ(トラキスを少しスマートにした感じかな・・)それに加え今回は、生きているホッキ貝まで・・・・。
貝の身は勿論お刺身で、ひもはポン酢で海草の香りと言うか海の匂いと言うか・・・とてもいい香りで、甘味が有る味わいでした。(下の写真はホッキ貝のひも部分)少し炙ると甘味は更に増し燗酒にはめちゃ合い
干し物は相変わらずとても美味しく、初めて本ししゃも(スーパーなどで通常売っているのは、正確にはししゃもではありません。味も全く違います。)を食べる方は特に大感動のようでした。
前回の時もブログで書きましたが、身だけからすると圧倒的に子を持っていない雄の方が美味いのです。
金目鯛も身が深く甘味が強く、ホッケも脂が乗っていていい感じ、メヒカリはきめ細かい上品な味わい、はりこは、腹腸の苦味も確りして癖に成る味わい・・・・。いや~いつ食べても、どれもコリャ~美味いです・・・・・。またヤバイ位に日本酒にもよく合うのです。(ししゃも以外の干し物は前回のブログに掲載していますので個々をクリックしご覧下さい)
今回、飲み量の酒は皆さん持ち寄りで一人720ml1本。今回はブラインド新聞紙で隠し、キャップも変えるといった念の入れよう。お陰でとても楽しい経験もさせて頂けました。種明かしはこんなダメな酒ばかりでしたとさ・・・・。私が持って行ったお酒は、先日ブログで紹介致しました「中島屋・純米吟醸無濾過原酒15BY」。経験豊富な兵の皆様方にも好評を頂き一安心お酒も、干し物も皆さん大満足なご様子で御座いました。勿論小生も・・・・。



「膳」さんご来店

2008-10-28 12:25:50 | 出来事
先日の日曜日の朝、投稿ブログをチェックしておりましたら、土曜日の夜にビックリするような方からコメントが入っておりました。
その方とは、“パンチ”さんこと京都の地酒BAR「膳」のマスター木下善夫からのコメントでした。
以前、滋賀県大津市で行われた「琵琶湖モード・純米燗酒劇場」の為、京都で宿泊した際、同行した玉○さんと共に、その筋では大変有名なお店「膳」さんに初めてお伺いをしました。お店にお伺いした後日も、その「純米燗酒劇場」にマスターはお燗番として出席されており、2日に亘りお会出来き大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
それから約2ヵ月たった先日の日曜日の朝、このブログコメントを発見しました。内容は、そちらにお伺いするかもしれません。ご在宅ですかというものでした。先ほどお話した通り、まだ1度しかお店にもお伺いした事がないのに、最初はにわかに信じ難く、誰かのいたづらかと思うほどでした。

という事で、昨日の午後2時前 位に車でご到着になり、ご一緒に燗どうこやチロリを販売されている会社「サンシン」の方を伴ってのご来店でした。
膳さんにお話をお伺いしてみると何やら、本日28日に福岡で「日本名門酒会」の会があり、そこにお燗番として行かれる途中にお寄りいただいたようです。こういった会が有れば赤い半被を着て、本日ご一緒にいらっしゃった「サンシン」の方と、もうお一方と(燗一・燗二・燗三 さん兄弟)しばしばお手伝いにいかれるようです。(下の写真のように・・・)
膳さんが「実は掛井さんナ~・・・三枚半被がが有るんやけどな~今回二人しかおらへんね~福岡一緒に行かへん・・」と危うく拉致されそうになりました。危ない危ないといいながらちょっと気持がぐらっと来てしまいました。
地酒BAR「膳」さんでは、以前のブログでご紹介したように、滋賀県の酵母無添加山廃に力を入れておられる蔵元「不老泉」(上原酒造)のお酒のラインナップが素晴らしく、色々な年度の色々な種類の生酒を幅広い温度態で提供して下さいます。そんな事もあり、当店でも数本の生酒をお買上頂きました。
一時間ちょっとのご訪問でしたが、「不老泉」の呑み切りにお誘い頂いたり、色々な楽しい話も出来、立ち寄って頂いた事とても嬉しく思いました。また京都に行った際はお邪魔させて頂こうと思っています。



秋の旬・鯖

2008-10-25 12:40:53 | 食品
秋も深まり、店頭では色々な秋の旬の素材が並び正に食欲の秋という感じです。先日いつもお世話になっている「きのした生魚店」さんで、美味しそうな鯖を発見即座に買い求めました。鯖はこの季節脂から乗って美味しくなる魚です。早速、酒の肴を作るべく〆鯖に致しました。

三枚にし笊に載せると、思った通り普段赤みを帯びている身の部分は、脂が乗って白っぽく淡い色になっておりました。見るからに美味しそう。勿論刺身でも食べられる鮮度

その後たっぷりの塩をします。鯖の脂の乗り方によって、塩の時間は異なります。脂が薄いと短め・脂が乗っていると長めにしています。(もしくは水分の出具合によって見た目で判断する事も・・・)この度は、結構う脂が乗っていたので約1時間15分位だったかな・・・あまり長すぎると、身が絞まり過ぎてあまりよくありませんし、中骨も取りにくくなります。


その後、塩を水で洗い流し水分を奇麗に拭取りお酢のプールへドブ~ン酢の時間は個人の好みですが、あまり長いとし酢が入りすぎて美味しくありません。(これも塩の時間によって酢の入り方も違います。長いと酢が入りにくく、短いと酢が入りやすい)今回は、45分~50分だったと思います。

酢から取り出し、酢分を拭取りキッチンペーパーのようなもので包みサランラップで巻き、更にタオルで巻き冷蔵庫の野菜室で丸一日寝かせます。(普通の冷蔵庫内では冷えすぎます)

翌日取り出し、前腹(腹部分の骨)を削ぎ、中骨をピンセットで丁寧に抜きお刺身にします。

今回は、ようやく硬さもとれ始め柔らかな米本来の甘味がほんのりと旨い、それでいてキリット引き締まった島根県・益田市「扶桑鶴」(桑原酒場)の高津川(19BY)という純米酒のお燗で頂ました。
原料米:きぬむすめ(地元飯米)・五百万石 アルコール度:15.5 日本酒度:+5.0 酸度:2.2 アミノ酸度:1.8 使用酵母:協会7号 価格も懐に優しい1,800ml=税込¥2,150
〆鯖の脂の旨味とお酒の旨味が非情によく合い、キリットした味わいと酸が、その脂を適度に流してくれ、とても相性がよく、美味しく頂けました。
皆様も、秋の沢山の食材とお燗で今夜当り如何でしょうか・・・・・



中島屋・5年熟成酒入荷

2008-10-22 10:40:58 | 日本酒
昨日、山口県周南市の蔵元「中島屋」さんに注文していた「純米吟醸・無濾過原酒5年熟成酒」商品が入荷致しました

【同じ商品ですが、どちらかが表で、どちらかが裏。あなたのご見解は

詳しいお酒の情報は、先日ご紹介致しましたが本日は、入荷のお知らせです。

前回お知らせしたより、詳しいデーターも分かりましたので、重複する所も有ると思いますが、ご紹介しておきます。
原料米:山田錦(麹米・掛米共に) 精米歩合:50% 酸度:1.7 アミノ酸度1.4 アルコール度:17.5 使用酵母:自社保存菌(金沢酵母+○○系酵母混合培養) 酒母:速醸
当店税込販売価格:¥3,650です。

優しい口当たりで、熟成による柔らかい旨味がホッとする味わいながら、心地好い酸が有り芯の有る確りした腰の座っお酒です。幅広い温度態で楽しめるお酒ですので是非お楽しみ下さい。