中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環(おだまき)」に花の形が似ているところから名前がついた、おだまき。
中心部が花で、周囲に羽のように開いているのは萼です。
冒頭の画像は、ご近所の、いつも綺麗な花を咲かせておられるお宅のおだまき。
うちのおだまき。
花屋さんで鉢植えを売っていました。
変わった形と、シックな紫に心惹かれ、買おうかな~、どうしようかな~と迷っているうちに、値下げして200円になったので、買ってきました。
苧環というと、すぐ思い浮かぶのが、
しづやしづ 賎(しづ)のおだまき 繰り返し
昔を今になすよしもがな
有名な、静御前のエピソードですね。
頼朝に捕らわれ、鎌倉の鶴岡八幡宮の社頭で、白拍子の舞を舞ったときの歌です。
この歌には、「いにしへの しづのをだまき 繰りかへし 昔を今に なすよしもがな」という本歌があります。
本歌の意味は、「昔の倭文(しづ)の織物の麻糸をつむいで巻き取った苧環(糸玉)から糸を繰り出すように繰り返しながら、(楽しかった)昔を今にする方法があればなあ」というような意味。
静御前は、「倭文の織物の麻糸をつむいで巻き取った苧環から糸を繰り出すように繰り返しながら、(義経様が「静や静」と呼んでくれた)昔を今現在にする方法があればなあ」と歌ったのですね。
頼朝の前で、堂々と義経を想う歌を歌い、舞う、凛とした姿は、大河ドラマの篤姫や江に通じるものがあるかも。
「昔を今になすよしもがな」が、今はちょっと胸に痛いです。
何もかもなかったことにして、何事もない少し前に戻してほしい。
花言葉は、「断固として勝つ」。
これも何だか象徴的です。
立ち向かわなければならないものの大きさははかりしれないけれど、みんなで力を合わせて乗り越えられるといいな。
大山加奈さんの支援チームに参加させて頂きました。
「このチャレンジに寄付する」をクリックすると、寄付に参加できます。
ご賛同頂ける方はどうぞ!
地震にも津波にも負けてたまるか
日本人の力合わせて、震災を乗り越えよう
ちなみにこの辺りは龍馬伝に近いかな(笑)
加奈さんも立ち上げましたか・・・
私も参加してみようかな
綺麗ですね。
美しいですね。
久しぶりに、見ました。
見せていただき、siawase気分です。
眺めて、心癒しでした。
東北関東大震災の拡大してゆく被害の酷さに、胸が痛んでいます。
そんな中、災害に遭われた方々に勇気が出るニュース、・・・・・・。
92時間ぶりに救出の75歳の女性、・・・・・・。
96時間ぶりに生還された20代の男性、・・・・・・。
とても、嬉しく思いました。
いつも、コメント&応援ポチに、深謝です。
勉強になります。
正直、わたしは恐くてしんどくてヘロヘロなんですが(;^_^A 少しでも普段通りに暮らそうと思います。
とにかく、早く、「これ以上の被害はもう出ない」という状態になってほしいですね。
siawasekunさん
被災地でがんばっておられる皆様の足下にも遠く及びませんが、何とかできる限り「日常」を守りたいと思っています。
派手な花ではないのに魅力的で、強い花言葉を持つおだまき。こんな風にみんなで力を合わせていきたいです。
チョロきったんさん
看病で大変な合間に、がんばって下さっているダーリン。
きっとその思いが被災地に届くと思います。
早く鎮まってほしいです。
ヤスさん
わたしも、このエピソードを知ったのはマンガでなんですよ(笑)
このシーンの静御前は本当にカッコよかったです。「わたしも愛する人を思う気持ちはわかる」と頼朝をなだめる北条政子も印象的でした。